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【実録】復活したAffinity(無料!)とPhotopeaで脱Adobe!既存.ai資産を救い出す「移行前」のチェックポイント

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※これは「株式会社ネクスウェイ Advent Calendar 2025」18日目の記事です🎄

あらゆるコミュニケーションを支援する株式会社ネクスウェイの開発メンバーが、好きな技術・取り組み・学びをゆるく書いていきます :snowman2:


脱Adobeを決意したあの日から

きっかけは約一年前。Adobe CCの年間更新を済ませたわずか数日後、値上がりの通知が。長年、業界標準として使い続けてきましたが、ついに「この1年を最後に、買い切りソフトへ移行しよう」と決意したのです。

しかし、脱Adobeへの道は想像以上に険しいものでした。

当初、移行先の最有力候補はAffinity Designerと決めていました。ところが、いざ契約満了のタイミングで導入しようとしたら 「メーカー終売」

デザインツールの代表格である FigmaCanva は、新規作成には良いものの、手元にある大量の .psd.ai 資産をそのまま扱うには不向きです。オープンソースの Inkscape も試しましたが、.ai ファイルを開くことすらできませんでした。

「過去の資産を捨てなければ、Adobeからは逃れられないのか?」

そんな絶望の中で見つけた一筋の光が、ブラウザ上で動作する PhotopeaVectorpea でした。

Photoshop代替の解決:Photopeaという救世主

まず、Photoshop(.psd)の代替については、驚くほどスムーズに解決しました。

Photopeaで十分だった理由

  • UIがPhotoshop激似: 操作に迷うことがほぼない
  • PSDの再現性が高い: レイヤー構造や効果も維持したまま編集が可能
  • デスクトップアプリ版: ブラウザのタブに埋もれず、単体アプリのように運用可能
UI ツール・レイヤースタイル
photopea-01.png photopea-02.png

Photopeaを使っていて唯一ストレスだったのが、拡大表示のショートカットでした。

ガイドには + + とありますがなぜか反応せず(縮小の + - は動くのに!)。

スクリーンショット 2025-12-17 15.16.56.png

数週間「表示ツール」を連打して耐えていましたが、ある日 + ^ を試してみたところ、これがビンゴ!

スイスイ拡大できるようになり、作業効率が爆発的に向上しました。

Illustrator代替の壁:Vectorpeaでの苦闘

一方、ベクターデータの移行は一筋縄ではいきませんでした。期待の Vectorpea ですが、実戦投入で見えてきた壁は高かったです。

  1. 文字のレイアウトズレ:高確率で文字位置がズレたり、一部が表示されない。枚数の多い資料では修正だけで日が暮れます…

  2. グラデーションとエフェクトの消失: Illustrator独自の設定が再現されず、結局イチから塗り直すハメに

  3. 大容量ファイルで沈黙: 1.2GBを超えるようなデータは loadingのままフリーズ。結局、Adobeがあるうちにファイルを細かく分割して保存し直す必要がある

「開けるはずのファイルが開けない」という不確実性は、致命的でした。

結局、完全な脱Adobeは一旦諦め、Illustrator単体の年間契約をすることに…。

逆転劇:復活のAffinity

そんな矢先、Affinityから一通のメールが届きました。 公式サイトを確認すると、なんと、以前は終売とされていたアプリが無料で使えるようになっているではありませんか!

早速ダウンロードして検証した結果、驚くべきパフォーマンス!!

Affinityの圧倒的なメリット

  • 大容量ファイルも開ける: Vectorpea でフリーズしていた重いデータも、一瞬で開く
  • オフライン対応 & 広告なし
  • PSDも編集可能: Photopeaにはない png-8 書き出しにも対応

しかし、そんなAffinityにも 「9割以上の文字化け」 という最大の難問が立ちはだかりました。

Affinity-文字化け.png

文字化け問題、ついに解決の糸口が!

執筆の最終段階で、劇的な解決策が見つかりました。Affinityで .ai を開く際に発生していた深刻な文字化けですが、実は以下の手順を踏むことで劇的に改善しました。

解決策:Illustrator側で「フォントの置換」を済ませておく

Affinityで開く前に、Illustrator側で「環境にないフォント」をすべてインストール済みのフォントへ置換してから保存。これだけで、あんなに苦しめられた文字化けが嘘のように解消されました!

これで「脱Adobe」が現実味を帯びてきた

  1. 既存資産のクレンジング: Adobe契約期間内にフォント置換を行い、.af 形式で保存しておく
  2. サヨナラAdobe税: このクレンジング作業さえ終われば、単体プランも解約できる

最後に

「文字化け」に遭遇できたことは、むしろ幸運でした。知らずに .ai のまま保管し続けていたら、数年後に過去データを開けず大変な目に遭っていたはずです。

脱Adobeは「過去の資産を整理する」絶好の機会。未来の自分のために、今から「下準備」を始めてみませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

株式会社ネクスウェイ Advent Calendar 2025では明日以降も、開発メンバーがそれぞれの「好き」と「学び」を自分の言葉で綴っていく予定です。

明日 19日目の記事は、同じくネクスウェイ開発メンバー@jinta_02 さん です。

引き続き、お楽しみください🎄


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