LinuxのウィンドウマネージャであるGNOMEで日本語変換する際に、変換候補の最後の文字が消えずにカーソル位置に表示され続ける問題の回避方法です。
いくら検索しても出てこないので特殊な環境下でしか発生しないのかもしれませんが、同じ症状に遭遇している人と将来の自分のために記事にしました。
環境
ローカルインストールのUbuntuにGnomeを入れ、標準で入っていたibus-mozc(「Google日本語入力」)を使用して日本語入力した際に発生しました。
Ubuntu 18.04.4 LTS
GNOME 3.28.2
ibus 1.5.17-3ubuntu5.2
ibus-mozc 2.20.2673.102+dfsg-2ubuntu0.18.04.1
症状
ターミナル上などで日本語変換しようとして、例えば「にほんご」と入力し、思い直してバックスペースで全ての文字を削除すると、なぜか最後の「ご」だけ消えずにカーソル位置に表示されたままになってしまいます。
対処方法
IMEをmozc登場前に主流だったAnthyに変更します。
(私は長いことCannaを使っていましたが)
Anthyのインストール
sudo apt install ibus-anthy
IMEを変更
次の順にメニューを選択して変更します
設定 ー> 地域と言語 ー> 入力ソース 「+」 ー> 日本語 ー> 日本語(Anthy)
私の環境では、上記で解消しました