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とあるエンジニアの問題意識 2019-02-26

Last updated at Posted at 2019-02-26

さっきまで何をやっていたか忘れてしまう。

細かいレベル無限のタスクスイッチングの余波で。これは人間の脳の自然な仕組みだとはいえ、どうにかうまく思い出せないものかと毎回思う。ここ1分間ほどのMac OSでの操作をダイジェストに高速再生してくれるソフトウェアでもあれば助けになるかもしれない。

昔、業務委託を1ヶ月だけやった時。

ガチガチに緊張して疲労困憊していたころ。エネルギー管理が今より100倍苦手だった。あの時代に比べたら今は天国かと思う。どちらかというとエネルギーの質が変わった。波の描かれ方が。

莫大なエネルギーを消費するもの。

たとえばWi-fiが繋がらない時の無限のコスト感。他にやりたいことがあるのに突発的なロードに何度も行き当たる。たぶん脳の中でも飛行機が何度も壁に当たって追突している気がする。たった十数秒でも。そんな数秒で疲れるはずがないという認知否認がある。少しずつ是正していく。

コンディションが良い時は意識のメモリの階層を意識できる。

3個ほどのタスクがあり、それをノートに書き付ける。1個のタスクに3個の下位チャンクが連なる。それがまた派生する。その全体像を把握して自分が旅から戻ってこられそうかを意識する。耳栓とニット帽での刺激低減が大きな味方だ。脳のワーキングメモリの働きに敏感になれる。

戦争で母親が我が子を守る。

火垂るの墓の世界。自分のエネルギー問題も同じだと思う。我が子を戦争に差し出す親はいない。いや、歴史的にはいただろうけれど。母親のように自分のエネルギー状態を守る。戦争の火の粉から隠してあげる。子供を守るなら全力になれる。

朝にたくさんのタスクが発生する時。

ノートに書き付けてみると大小あわせて10個を超えている時もある。脳のワーキングメモリを余裕でオーバーフローする。ノートに頼るのは本当は嫌だ。だけど完全な脳から逆算すると人間のそれはまだまだ未完成系なのだろう。脳の足りないピースを外部装置で埋め合わせているのだろうな。

脳や手足のステップ数1個ずつを認知したい気持ちがある。

キーボードを打つ操作の1個ずつに対して。たとえば格闘ゲームではコンマ秒のフレームレートまで認識される。あれを1日の仕事やプライベートの全時間でやる感覚。マインドフルネスが上達すれば十分可能だとは思う。今日はわりと調子が良いので感覚はつかめている。

自分のエネルギー状態が我が子だと気付いた。

かなり繊細なひな鳥みたいだ。この子を大事に大事に守りたい。とても愛おしい気持ちがする。人生35歳にしてセルフコンパッションに気付く。もっと早くから愛してあげたかったと思う。今からでは遅くはない。

朝の大勢のスタンドアップミーティングは短時間でもエネルギー消費度が高い。

呼吸法や視界聴覚刺激の低減も試すが、応急処置だ。周りに人がいる。自分が何を話すか、他の人が何を話しているか。そういった構え効果が莫大なエネルギーを使う。これが意識できないタイプのエネルギー消費。

インターフェイスの悪いソフトウェアが辛い。

これがなかなか人には伝わらない。自助努力を求められる。インターフェイスと人間は歩み寄りだ。だがさすがにpivotal trackerは辛すぎて未だに付き合いづらい。前にUIの悪い部分を書き出したら短時間で30個ほど見つかった。苦いやつだ。

エネルギー管理。

人の話し声が意識のエネルギーを消費する。自分は意識していなくても人の声が耳に入るだけで脳は言語処理をしている。そうでなければカクテルパーティー効果は起きないだろう。だがいちど事実を理解するとこのタイプの消費さえリアルタイムで認知できるような気もする。

仕事をしていると戦争を感じる。

職場の雰囲気や人間関係ではない。エネルギー管理の話だ。人の話し声はロケット砲みたいな感じがする。実際は轟音ではないのだけれど小さな小さな兵器のような。人命は注意力だ。うかうかしているとどんどん死ぬ。だから最新の注意を払って平和を実現する。

#エネルギー 管理に対してもっと優れたメンタルモデルを持ちたい。

戦争に例えるのが一番しっくりと来ている。人の声やSlackの通知の中で戦うのは空気中でゼロ戦を飛ばし合うみたいだ。そして母親は我が子であるエネルギーを大事に守る。気持ちだけではだめだ。頭脳と戦略と機敏さも要求される。

瞑想二年半の選手。

だけどまだまだ経験が浅い。体は35歳だけど心は2歳半。ちなみに注意力のコントロールベイベーは生まれたて。まだ0歳の赤子のように感じる。おもちゃ戦争の中を生き延びるため、この子供を守りながら戦う。

うまくなりたいモチベーションは幸福感に対する期待だ。

たとえばマインドフルネスの技術を進めることは期待感が大きい。だからモチベーションがある。闇雲なプログラミングの勉強はコスパが高いとは言えない。無限の技術を事前に身に着けても使わなければ投資が無駄になるだけだ。モチベーションは期待値依存。努力や精神論の話じゃない。

マルチタスキングには独特の誘惑がある。

脳のワーキングメモリ数が良好な時にはそれでも良いかもしれない。だがたやすく破綻する。ノイズにまみれて自己観察力が圧倒的に低下してしまう。自分自身がどの場所にいるかも分からなくなる。そいつがボトルネック。

昔話。

いつ出来るのかと急き立てられるのには独特の焦りを感じる。対策はこまめにステートを共有すること。だがこれにも落とし穴が。ステートの共有自体が実は高度なスキル。どのような表現をしようか迷っている間に時間が経つ。ネトゲでチャットに慣れていない初心者と言えばわかりやすいだろうか。

ゆっくりと落ち着いて仕事がしたい時もある。

特に自分の身体感覚がスローペースな時には。その方がずっと仕事ができることは実証されている。あとは心理的抵抗をどう乗り越えるか。焦りという最大のボトルネックは昔克服したが、まだ0%になったわけではない。何度だって呼吸を整えて解消する。

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