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Elixirで利用するHere API チュートリアル

はじめに
この記事は、Here Advent Calendar 2022 の25日目の記事です。

Hereは位置情報テクノロジープラットフォーム企業で、地理情報に関する様々なサービスを展開しています。ハンズオンやexampleを眺めていると、JavaScript, Python、Golangなど様々な言語でのチュートリアルが見受けられたものの、Elixirを利用した方法が無かったので今回は Elixir でHereのAPIを利用する簡単なチュートリアルを作成したいと思います。

STEP1 Here アカウントの準び

まずは、HereのAPIを利用できるようにアカウントを作成しましょう。
詳しくは、こちらの記事 地図 位置情報サービス HERE 無料アカウント有効化手順が参考になったので、参照してください。

アカウントを作成してログインすると次のようなページが表示されます。
スクリーンショット 2022-12-07 7.44.08.png

右下にある チュートリアルを見るをクリックします。

スクリーンショット 2022-12-07 7.46.59.png

STEP2 Elixirの準び

早速、次のチュートリアルをElixirで開発していきたいと思います。
Add a HERE base map to Leaflet

まずは、Phoenixフレームワークを利用して、地図アプリの基盤を整えていきます。
Elixirの環境構築はこちらの記事を参考にしてください。

上記、環境構築ができましたら、Phoenixのインストールガイドに従ってインストールします。

今回の環境は、Elixir v1.13.4、 Phoenix v1.6、 Postgrex 14 で開発しています。
Phoenixフレームワーク以外は多少、バージョンが異なっていても問題無く動きます。

無事にインストール完了すると、以下のコマンドでプロジェクトファイルを生成します。

 mix phx.new here_map

無事に完了すると以下のようなメッセージが出力されます。

We are almost there! The following steps are missing:

    $ cd here_map

Then configure your database in config/dev.exs and run:

    $ mix ecto.create

Start your Phoenix app with:

    $ mix phx.server

You can also run your app inside IEx (Interactive Elixir) as:

    $ iex -S mix phx.server

早速、 cd here_map で移動して、 mix ecto.create を実行しましょう。
以下のメッセージが出力されたら無事にDBが作成された証拠です。

Generated here_map app
The database for HereMap.Repo has been created

STEP3 地図APPの準び

とりあえず、root.html.heexhead部分にJSを追記します。

lib/here_map_web/templates/layout/root.html.heex
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
  <head>
# 省略 #
    <meta name="csrf-token" content={csrf_token_value()}>
    <!-- LEAFLET MAP START-->
    <link rel="stylesheet" href="https://unpkg.com/leaflet@1.4.0/dist/leaflet.css" />
    <script src="https://unpkg.com/leaflet@1.4.0/dist/leaflet.js"></script>
    <!-- LEAFLET MAP END -->
    <%= live_title_tag assigns[:page_title] || "HereMap", suffix: " · Phoenix Framework" %>
 # 省略 #
  </head>

次に、地図表示部分をindex.html.heexに追記します。中身はただのJavaScriptなので、以下のコードをそのままコピペで大丈夫です。

lib/here_map_web/templates/page/index.html.heex
   <style>
      body, html { border: 0; padding: 0; margin: 0; }
      #map { width: 100vw; height: 85vh; }
   </style>

   <div id="map"></div>

   <script>
   const here = {
  apiKey:'{YOUR API KEY}'
}
const style = 'reduced.night';

const hereTileUrl = `https://2.base.maps.ls.hereapi.com/maptile/2.1/maptile/newest/${style}/{z}/{x}/{y}/512/png8?apiKey=${here.apiKey}&ppi=320`;

const map = L.map('map', {
   center: [35.68026, 139.76744],
   zoom: 11,
   layers: [L.tileLayer(hereTileUrl)]
});
map.attributionControl.addAttribution('&copy; HERE 2019');
   </script>

CSSも若干、いじっておきます。

assets/css/phoenix.css
.container{
  margin: 0 !important;
  padding: 0 !important;
  position: relative;
  width: 100% !important;
}

STEP4 API KEYの準び

API KEYを取得するまでの流れは、以下の通りです。

  1. プロジェクトの作成
  2. アプリの作成
  3. API KEYの作成

まずは、プロジェクトを生成します。今回は、2022 Here Advent Calendar というプロジェクトを作成しました。

スクリーンショット 2022-12-07 10.02.15.png

プロジェクトマネージャーから、プロジェクトにアクセスし、2022 Here Advent Calnedar を選び、アクセス権の付与ボタンを押します。
新規アプリから 作成 をクリックして作成を選びます。

スクリーンショット 2022-12-07 9.51.03.png

今回は、Elixir-APP という名前で作成し、API キーを作成を選びます。

スクリーンショット 2022-12-07 9.53.04.png

取得したAPI KEYを先ほどのコードの{YOUR API KEY} にハード実装して、一旦動くか確認しましょう。

mix phx.serverを実行して、localhost:4000を開いてみます。
以下のような画面が表示されていれば成功です。

スクリーンショット 2022-12-07 14.18.20.png

いかがだったでしょうか?
ちなみに、REST APIも様々準備されているので、この地図アプリに追加情報を表示して利用など夢が広がりますね。

今回は、Elixirを利用してHereの地図アプリを表示するところまでを実施しました。
これを機会にElixirで地図アプリケーション開発を始めてみてください。

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