こちらの続き
機能を特定せよ
さて、戦略を作ったら、戦略を実行するために必要な機能を特定します。
機能が特定できなければ、その機能を実行する為に必要な能力が定められません。
戦略を実行するために「何をしなければならないか」を具体的な作業レベルまで落とし込むことが機能特定の本質です。
機能特定をする方法などは、ここでは語りませんが、もし知りたい方は、ぜひこちらのアンケートにご協力ください。ちなみに、普段はオープンに教えてない事なのでこの2024年のアドベントカレンダーの期間のみ限定で教えます。というのもまだこちらのアンケート足りてないのでここで伝えるにもまだまだ寂しい限りでしてw
さて、少し横道にそれましたが、機能を詳細まで特定したら、機能を評価しどこで実行すべきものかを検討します。
機能の落とし込みでよくある失敗は、
機能を抽象的にしか定義しない
悪い例:「マーケティング機能」
良い例:「SNSでの商品紹介」「メルマガ配信」「影響力のある文具ブロガーとの関係構築」
既存の組織構造に引きずられる
悪い例:「営業部の機能」「管理部の機能」
良い例:必要な機能から考え、後から最適な組織構造を検討する
リソース制約を先に考えすぎる
まずは理想の機能を定義し、その後でリソースに合わせて優先順位をつける
などが考えられます。
上手な機能の特定は次の観点を考えて作成してみてはいかがでしょうか。
顧客視点での機能確認
- 顧客接点ごとに必要な機能を確認する
- 顧客の期待に応える機能が抜けていないか
時間軸での機能確認
- 立ち上げ期に必要な機能
- 成長期に必要な機能
- 安定期に必要な機能
競合との差別化機能の識別
- 自社の強みを活かせる機能
- 競合と差別化できる機能
このように段階的に機能を特定することで、必要な能力の定義や組織設計につながっていきます。特に起業初期は、全ての機能を完璧に揃える必要はなく、というかリソース的に無理なので、重要度の高い機能から順に整備していけば良いくらいの考え方で取り組んでみてください。