これまでの十四章

ここからは、統合を拡大、つまり、多くのサブシステムと統合する必要がある場合のパターンです。

公開ホストサービス

公開ホストサービスは、プロトコル(RestAPIなど）を公開し、統合する必要がある人が全員使用できるようにするパターンです。
あるチームにだけに特有の要求などは、プロトコルを拡張し対応します。共有のプロトコルは一貫性のある状態を保つのがよいでしょう。

公表された言語は、２つの境界づけられたコンテキスト間のモデルの変換で共通する言語を利用します。
業界やコミュニティで既に広く公表されていたり、標準化されている言語を使うというものです。

XML形式で公表されているものや、APIが公開されているものもあるでしょう。

書籍の例では、化学のための化学マークアップ言語を利用する例が挙げられています。

なかなか、こういう言語ってないような気もしますし、こちらのドメインモデルに合わないこともあります。
もし見つけることができたなら、参考になりますし、ドメインの深い理解に役に立つことが多々あるかと思います。

APIやXMLだけでなく、業界の資格試験の参考書や用語集なども役に立つと思います。
自分の今のドメインであるEC業界でもネットショップ検定なるものがあり、この参考書が結構役に立ったりします。