これまでの十四章
継続的な統合(Continuous Integration)
技術的には一般的にいうCI。DDDでも同様だが、モデル概念の統合という意味も含まれています。
コンテキスト内で行われるすべての作業について、頻繁にマージして一貫性を保つことにより、分派(前回の記事参照)が見られた時に直ぐに発見して修正できるようにすることを意味する。
概念の統合
概念の統合とは以下のことを言います。
モデルとアプリケーションに関する議論における、ユビキタス言語の絶え間ない鍛錬
前回読んだように、概念は別々の人の頭のなかで進化していく。分派もそのなかで起こる。なので、大前提として、モデルに対する共有された見方を練り上げることが大事。
その上で技術的なCIを実施し、モデルの分裂に対して素早く警告する自動化されたテストを実施する。
継続的統合を実施する基準
まず、継続的統合は境界づけられたコンテキスト内だけでOK。逆にそれ以上広げると結合が難しくなる。他のコンテキストとのペースを合わせなくてはならなくなるからですね。
また、境界づけられたコンテキストが2人以上で作業するのであれば、継続的な統合は有効とのことです。これには自分も同意です。