これまでの十四章
別々の道
統合にはオーバーヘッドが存在する
これまで読んできた、共有カーネル、顧客/供給者の開発チーム、順応者、腐敗防止層の各パターンのどれを採用しても、オーバーヘッドが必ず存在し、コストはとても高いものになります。テストも重点的に必要な箇所になりますし。
なので、そもそも本当に統合が必要かどうかは見極めなければいけません。
統合による利益はとても小さいかもしれませんし、もっと簡単な方法があるかもしれません。
統合しない!をまずは検討する
相手のシステムの情報は本当に必要なのか?こちらにあるデータだけでOkではないのか?相手のシステム側だけでなんとかならないか?
まずは統合しないということを検討しましょう。
別々の道に進んだあとに、やっぱり必要という場面が出て来るかもしれません。
そのときには、あらためて統合のパターンを検討すればいいと思います。