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「プロを目指す人のためのTypeScript入門」読書感想文

Last updated at Posted at 2022-05-01

ある日の我が家にて

娘(6歳)「ねぇ、パパ?」

ワイ「なんや?娘ちゃん」

娘「この絵本の、表紙の文字が読めないの」

ワイ「おお、ほなワイが読んであげるで」
ワイ「どの絵本や?見せてみ」

娘「はい、これ」

ワイ「おお、この絵本か」
ワイ「ファッ!?

スクリーンショット

ワイ「娘ちゃん、これ絵本とちゃうで」
ワイ「技術書やで」

娘「そうなんだ」
娘「それで、その英語の部分は何て読むの?」

ワイ「これはな、タイプスクリプトって読むんや」

娘「TypeScriptってなぁに?」

ワイ「TypeScriptはな、JavaScriptに静的型システムを加えたプログラミング言語や」

娘「へぇ〜、そうなんだ」
娘「でも、どうしてTypeScriptが必要なの?」
娘「JavaScriptじゃダメなの?」

ワイ「それはな」
ワイ「TypeScriptの方が、ミスに早く気づけて便利なんや」
ワイ「例えば、普通のJavaScriptを使っている場合・・・」

先輩「おい、やめ太郎」
先輩「ここのJavaScriptのコード、修正頼むわ!」

ワイ「承知しましたやで!」
ワイ「ここの関数を修正・・・っと」
ワイ「先輩!できましたやで!」

先輩「おう、ありがとうやで!」
先輩「ってやめ太郎」
先輩「さっき頼んだ部分は確かに修正されとるけど」
先輩「今回の修正によって、他の部分がバグっとるやんけ」
先輩「ちゃんと矛盾のないように修正頼むで・・・!」

ワイ「↑こんなことが起こりがちなんや」

娘「わかる」

ワイ「いや分かるんかい6歳児」

娘「それで、TypeScriptはどう良いの?」

ワイ「TypeScriptを使うとな?」

コンパイラ「その関数の引数を変えるなら」
コンパイラ「こっちのコードも修正せなあかんで!」
コンパイラ「今のままだと、矛盾が生じてるで!

ワイ「って、コンパイラ君が教えてくれるんや」
ワイ「テキストエディタ上に赤い波線を表示して、分かりやすく教えてくれるで」

娘「なるほどね」
娘「ミスによるバグが減りそうだね!」

というわけで

プロを目指す人のためのTypeScript入門 安全なコードの書き方から高度な型の使い方まで」という技術書を買いました。

著者は鈴木 僚太さん。
Qiitaでも有名な@uhyoさんですね。

ここから感想文

タイトルにも「入門」とあるように「これからTypeScriptに挑戦したい!」という人でも問題なく読めそうな、分かりやすい本でした。

この記事の冒頭のコント部分で書いた「なぜTypeScriptを使った方がいいのか」といった基本的なところから、分かりやすく解説してくれています。

文章が分かりやすかった

全体を通して、文章が分かりやすかったです。
一文一文が短く、脳にスッと入ってくる文章でした。

本を読んで勉強するにあたって、脳に入って来やすいのは非常にありがたいです。

具体例を用いた説明

型の話って割と抽象的なので、説明を読んでもなかなか分かりづらかったりします。
「代数的データ型」とか。「型引数」とか。

ですが、この本では

  • 例えばこんな機能を実装したい
    • この書き方だと微妙になっちゃう
      • そこで、このテクニックを使うといい感じになる

という風に、具体例を用いて説明してくれています。
そのため、比較的スッと頭に入って来ます。

コラムが良かった

随所にコラムが挟まれているのですが、これがすごく良かったです。
「型引数の推論は、どのようにされるのか」など、興味深いテーマの物が多いです。

中級者以上にも、普通におすすめ

ワイはTypeScript歴2〜3年くらいですが、この本を読んで初めて知ることも結構ありました。
あとは、誤解していたことなんかも、いくつも気づかされました。

仕事でTypeScriptを使う人や、これから使ってみたい人は買って読んでみるといいと思います。

今回読んだ本

プロを目指す人のためのTypeScript入門 安全なコードの書き方から高度な型の使い方まで

〜おしまい〜

新しい記事も読んでみてくださいやで

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