報告書や論文を執筆する時、英数字や記号は〇〇フォント、それ以外は△△フォント。みたいに指定される場合が多いと思います。
Microsoft Wordならそれらの設定を行えるのですが、Googleドキュメントではできません。
そこでGoogleドキュメントにGAS(Google Apps Script)を使用することで、同様の機能を実装しようと思います。GASの使い方がわからない場合は以下の記事で解説しています。
GASを使用してみる
コードは以下のようになります。
function changeFontForHalfCharacters() {
const doc = DocumentApp.openByUrl('*****************************************');
let body = doc.getBody();
let paragraphs = body.getParagraphs();
let halfWidthRegex = /[ -~]/; // 半角文字の正規表現
paragraphs.forEach(function(paragraph) {
let text = paragraph.getText();
let textElement = paragraph.editAsText();
let len = text.length;
for (let i = 0; i < len; i++) {
let char = text.charAt(i);
if (halfWidthRegex.test(char)) {
textElement.setFontFamily(i, i, "Times New Roman");
}
}
});
}
まずはGoogleドキュメントを読み込み、そのテキストの内容を変数に格納し、
英数字、記号は半角で入力するので、「半角の文字はこのフォントにする」という形で実装します。
この引数に編集したいGoogleドキュメントのURLを指定することにより使用ができます。
const doc = DocumentApp.openByUrl('*****************************************');
ここで半角時のフォントを指定できます。今回は「Times New Roman」を指定しています。
if (halfWidthRegex.test(char)) {
textElement.setFontFamily(i, i, "Times New Roman");
}
以下のように使用します。
- GoogleドキュメントのURL、フォントをプログラムで指定
- このプログラムを実行する
これで半角(英数字、記号)のみを指定したフォントにすることができます。