GASとは
GoogleドキュメントやGoogleスライド、Googleスプレッドシート等のオフィスソフトや
Google翻訳、GoogleMap、Youtube等のGoogle社製のソフトウェアをJavaScriptを用いて改造したり、それらから情報をスクレイピングしたりすることができるツール。
関数ごとに実行、トリガーを作成することによる定期実行等、機能が多く、少量のコードで実装ができるため、初心者でも安心して使用することができる。
GASを使用し、簡単なアプリを作成する
GASを使用し、1分間に1回、指定したメールアドレスに「Hello World!」というタイトルで本文「Test」のメールを送信するアプリを作成してみましょう。
1. GASファイルを作成する
Google Driveを開き、好きなフォルダ内で右クリックをし、「その他」→「Google Apps Script」をクリックします。
画像のようにプロジェクトが作成されます。
2.コードを書き、実行する
以下の内容を「コード.gs」にコピペしてください。
(ファイル名はコード.gsから編集しても大丈夫です。)
function sendGmail() {
//Gmailを送信する。
const to = "*********************@gmail.com";
const subject = "Hello World!";
const body = "Test";
GmailApp.sendEmail(to, subject, body);
}
Ctrl(Cmd)+Sで保存し、Ctrl+Rで実行が可能です。
初めて実行する時は以下のように承認を求められます。
- 「権限を確認」
- アカウントをクリック
- 左下にある「詳細」
- 「プロジェクト名(安全でないページ)に移動」
- 「許可」
これでコードを実行できるようになる
実際に実行し、指定したメールアドレスにメールが送信されていることを確認する。
3.トリガーを設定する
トリガーを設定することにより、定期実行が可能になる。
画像のトリガーをクリックし、「トリガーを追加」でトリガーの設定ができる。トリガーは複数つけることができる。
ここでは「時間主導型」のトリガーを選択し、
「分ベースのタイマー」→「1分おき」を選択し保存することで毎分Gmailを指定したメールアドレスに送信することできる。