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第 9 回 Power Automate と Teams の素敵な関係

Last updated at Posted at 2021-07-11

ご挨拶

こんにちは!日本マイクロソフト カスタマサクセスマネージャ熊田です。
連載も9回目になりましたね。
今回は Power Platform の中でもとっつきやすい (?) Microsoft Power Automate と Microsoft Teams の素敵な関係について記載します。 2021 年 3 月には発表された Power Automate Desktop (PAD) が無償で利用できるニュースもありましたが、今回はこちらではなく、クラウド側でのお話になりますのでそこを期待していた方はあしからず。でも楽しんで読んでいただければと思います。


これはなに?

…という方もおられると思いますので簡単に。というか雑に…。ずばり、クラウド版ピタ○ラスイッチ装置です。
PIct1.png
インターネット上に存在する多くのサービスは特定の「これやって!」という命令を出すと「できました!」と結果を返してくれる仕組みを持っています。
この結果を用いてさらに別のサービスに「これやって!」と言えると、様々なサービスの処理を連携させることができるようになります。これを自力でやろうと思うと呪文のようなプログラムを書いていく必要があるのですが(これはこれでお好きな方は是非に)、形式がきまっているモノが多く、それならば…、とサービス毎に連携方法を部品化した「コネクター」を提供しました。そこに最低限のパラメーターだけ設定すれば「これやって!」の命令と「できました!」の結果を取得することができてしまうのです。

このコネクタの数、つまりはピ○ゴラスイッチ装置に組み込めるサービスの数は500個ほどもあります ( 2021 年 6 月時点) 。最新の情報はこちらをご参照ください。
Connector reference overview | Microsoft Docs

コネクターには 2つの種類があり、○タゴラスイッチ装置を動かすスイッチを「トリガー」、以降の連続して動いていく部品を「アクション」と呼び、これらがコネクター毎に複数用意されています。
Pict2.png
( 図:簡単な例:Microsoft Teamsコネクターの「新しいメッセージが追加されたとき」をトリガーとして、通知コネクターの「通知を送る」アクションを実行する)

上図の例では 1つのトリガー、1つのアクションという簡単なものでしたが、これを無数に組み合わせることができる装置が Microsoft Power Automateです。そう、様々なインターネット上のサービスを組み合わせることにより、自分達に便利な新しいサービスを組み立てることができるのです。これは胸が熱いですよね。

Teamsとの関係は?

… Microsoft Teams は Microsoft 365 で提供されるクラウドサービスでありインターネットを介して提供されています。そう、上述した「コネクター」は Microsoft Teams も対象です。つまり、ピタゴラスイッ○装置もとい、 Microsoft Power Automate のフローに Microsoft Teams を組み込むことができるのです。

どのようなことができるのでしょうか?

こちらが 2021 年 6 月時点で Microsoft Teams コネクター で提供されている 「トリガー」 と 「アクション」 の一部です。詳細は Microsoft Teams - Connectors | Microsoft Docs にてご確認ください。

Pict3.png
Pict4.png
(図:Teamsに対応したトリガーとアクションのコネクター例)

例えば、、、
-Teams での「仕事依頼」チャネルに投稿があったら → Microsoft Planner コネクターのアクションに連携して、タスクとして登録する
Create a task in Planner when a message is added to Microsoft Teams channel | Microsoft Power Automate
Pict5.png
( 図:TeamsとPlannerの連携 )

-SharePoint の リスト に変更が発生したら → Teams のチームに通知する
SharePoint で一覧の項目が変更された際に、チームに通知します | Microsoft Power Automate

Pict6.png
( 図:Sharepoint Online と Teams の連携 )

なんていうこともチョチョイのちょい ( 昭和 )
なにせ何百というインターネット上のサービスを自分の都合の良いように組み合わせて使うことができるのです。是非、皆様が日々お持ちの Microsoft Teams で「これができたら便利になるのに…!」をピタゴラスイ○チ装置作者脳を持って、解決していってください。

早速実際に作成してみたい?

簡単なサンプルを YouTube でも公開しています。是非トライしてみてください。

*2021年7月27日追記
すぐにできる、かんたんに作れるものをこちらでも紹介していきますので、ご参照ください!
TeamsとPower Automateを組み合わせて便利に使う!


本ブログシリーズを参照頂いている皆様は日々このような「これができたら便利になるのに…!」を様々な方法で「なんとか」してきた方々か、「我慢(待つ)」してきたと想定しています…!その「方法」の一つに是非、Power Automate 活用して「自分で解決してみんなで使う」という思考を取り入れていってくだされば執筆者としては喜ばしいことこの上ありません。

俄然やってみたくなりましたよね!?はい、無理強いです \(^o^)/。
次回連載もお楽しみに!

( 本記事は 2021 年 6 月時点の情報に基づきます )

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