こんにちは。
Salesforce認定アドミニストレーターの問題が公式的に英語で確認できることはご存じでしょうか?
https://developer.salesforce.com/files/ti/thi/THI-000393/administratorpracticetest.html
今回はこの中から10問をピックアップしてご紹介します。
なお、下記文章はすべて私(本橋)個人で行った翻訳や解説でございますので、至らない点がございましたらご指摘いただけましたら幸いです
また、今回ピックアップした問題10問の英語原文は下記に記載しております
問題91から100はこちら
https://qiita.com/Takaa/items/569b039eabb7c5fb2aa9
No101
Universal Containersには、保証の更新のみを販売する内部販売チームと、製品のみを販売する外部販売チームがあります。 販売の種類ごとに異なる情報を取得し、販売サイクルも異なります。
システム管理者は、これらの要件を満たすためにSalesforceをどのように構成する必要がありますか?
1販売の種類ごとに、ページレイアウト、販売プロセス、およびレコードタイプを作成します。
2適切な販売プロセスを使用して、保証更新用のカスタムオブジェクトを作成します。
3役割に基づいて正しいページレイアウトと販売プロセスを表示する検証ルールを作成します。
4オポチュニティにカスタム選択リストフィールドを作成して、それが製品または保証の販売であるかどうかを指定します。
答え
1販売の種類ごとに、ページレイアウト、販売プロセス、およびレコードタイプを作成します。
解説
レコードタイプは、さまざまなビジネスプロセス、選択リスト値、およびページレイアウトをさまざまなユーザーに提供します。
No102
Universal Containersは、他社の製品に匹敵するさまざまな製品を提供しています。 営業担当者は、他のベンダーが提供するものと比較して、製品の長所と短所を追跡する方法を要求します。
システム管理者は何を実装する必要がありますか?
1 商談ラインアイテムの製品と価格表
2 商談ページレイアウトの競合
3 価値の高い機会に関するビッグディールアラート(大規模商談アラート)
4 会社情報の強みと弱みのフィールド
答え
2商談ページレイアウトの競合
解説
競合の項目は、販売が取引を成立させるために機能するため、競争を追跡するのに役立ちます。
下記画像参照
No103
Universal Containersは、営業チームが、保留中のすべての大規模取引について、共通の競合他社とのクローズドウォン商談に関する情報にアクセスすることを望んでいます。
システム管理者はどの機能を実装する必要がありますか?
1競合他社および類似商談
2共通点と獲得情報
3セールスチームとクローズドウォン商談
4大規模商談アラートとセールスチーム
答え
1競合他社および類似商談
解説
類似商談を有効にして、ユーザーが成約を見つけられるようにします-現在取り組んでいる商談の属性に一致する商談を獲得したため、取引を成立させるのに役立つ情報にすばやくアクセスできます。
類似商談については下記ヘルプ参照
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.customize_oppsimilaropp.htm&type=5
なお、今回の正解としてあった類似商談機能はClassicにしかないようです。Lightningでの競合のデータについて。詳細は下記Trailhead参照
>Competitor (競合他社) カスタム項目を作成する
まず、商談オブジェクトに、Competitor (競合他社) と Lost Reason (不成立の理由) という 2 つの新規カスタム項目を作成しましょう。商談オブジェクトに [Main Competitor(s) (主要な競合他社)] というよく似た標準項目がありますが、これとは別に新しい選択リスト項目を作成します。 プレーンテキスト項目はユーザが同じ競合他社について微妙に異なる値を入力する可能性があるため、分析がかなり困難になります。 競合他社として、あるユーザが「Acme」と入力し、別のユーザが「Acme Inc.」と入力し、さらに 3 人目のユーザが「Acme Industries」と入力するようなことがあれば、競合他社に関するデータの収拾が付かなくなるでしょう。 そのため、新しい選択リスト項目を作成し、値を事前定義しておくことをお勧めします。
No104
システム管理者は、オポチュニティオーナーの最後のログイン、期限が過ぎたオポチュニティ、および過去30日間に更新されていないすべてのオポチュニティに基づいて注意が必要なオポチュニティを含む、営業担当者に隔週の通知をどのように実装する必要がありますか?
1スケジュールされたレポートを作成します。
2商談アップデートリマインダーを作成します。
3スケジュールされたダッシュボードを作成します。
4Chatterグループを作成します。
答え
2商談アップデートリマインダーを作成します。
商談アップデートリマインダーを使用すると、マネージャーは、レポートを送信するチームのオープンな商談のレポートを含む電子メールを自動的に送信およびスケジュールできます。 最終ログイン日や過去30日間更新されていないなどのリマインダーに含める項目を選択できます。
商談アップデートリマインダー機能の詳細はこちら
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.user_reminder.htm&type=5
なお、
1スケジュールされたレポートを作成します。
では
・毎日
・毎週
・毎月
の設定はできますが、今回の問題のように「隔週」の設定はできません
No105
Universal Containersは、さまざまな再販業者ネットワークを通じて販売しています。 各リセラーの取引は、別々の商談で追跡されます。 セールスマネージャーは、同じエンドカスタマーに複数の商談があるため、パイプラインレポートが正確でないことを懸念しています。
パイプラインで商談が二重にカウントされないようにするには、販売プロセスをどのように変更する必要がありますか?
1重複管理を有効にして、重複する商談が作成されないようにします。
2 1つの商談を作成し、競合他社の関連リストを使用して、さまざまな再販業者を追跡します。
3重複する商談の金額をゼロに変更します。
4重複する商談で売上予測分類を省略に変更します。
答え
4重複する商談で売上予測分類を省略に変更します。
1については重複ルールの話かと思います。
重複ルールは、標準オブジェクトはリード、取引先、取引先責任者のみ作成可能。
(カスタムオブジェクトも可能)のため、標準オブジェクトの商談オブジェクトでは作成できないのです。
よって1は誤りです。
2は、「追跡する」と書いてるので、重複をカウントしないようにする ということとは話が違うような気がします。
3についても、重複の金額を0にする というのは明らかにおかしい話のような気がします。
予測カテゴリは、販売サイクル内で、商談ステージに基づいて商談が割り当てられるカテゴリです。 標準の予測カテゴリは、パイプライン、ベストケース、コミット、省略、およびクローズです。
余談ですが、ちょっと前まではSalesforceの売上予測といえばコラボレーション売上予測とカスタマイザブル売上予測の2種類があり、どの予測機能がどのような機能か?をよく聞かれていたものです。
しかし、カスタマイザブル売上予測は Summer '20 リリースで廃止されたことにより、最近だとあまり聞かれませんね。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000321125&type=1
No106
セールスオペレーションチームは、商品なしの商談の増加に気づきました。
営業担当がすべての商談に商品を追加することを忘れないようにするために、システム管理者はどの構成変更を行う必要がありますか?
1関連リストを作成して、ユーザーが関連商品を表示できるようにします。
2 [商談]設定を有効にして、商談に商品を追加するようユーザーに促します。
3 商談オブジェクトにワークフロールールを作成して、デフォルトの商品を商品のない商談商品に追加します。
4使用する価格表と読み取り専用の製品の組織全体のデフォルトを設定します。
答え
2 [商談]設定を有効にして、商談に商品を追加するようユーザーに促します。
解説
商談に製品を追加するようにユーザーに促すことで、販売者は商品を簡単に追加できます。
設定場所は下記画像参照
No107
リードオブジェクトのカスタムフィールドは、どの2種類のフィールドにマップできますか?
2つのオプションを選択してください。
1商談オブジェクトのカスタム項目
2取引先オブジェクトのカスタム項目
3取引先責任者オブジェクトの標準項目
4活動オブジェクトのカスタム項目
答え
1商談オブジェクトのカスタム項目
2取引先オブジェクトのカスタム項目
カスタムリード項目を使用すると、カスタム情報を取引先、取引先責任者、および商談のカスタム項目に変換できます。
リードについての詳細はこちらの動画をご確認ください
No108
キャンペーンがパイプライン全体にどのように貢献しているかを追跡するために、商談ページレイアウトに追加する必要がある2つの関連リストはどれですか?
2つのオプションを選択してください。
1キャンペーンインフルエンス
2取引先責任者の役割
3オープンアクティビティ
4キャンペーンメンバー
答え
1キャンペーンインフルエンス
2取引先責任者の役割
解説
キャンペーンインフルエンスは、成功の割合を影響力のあるキャンペーンに帰するのに役立ちます
キャンペーンインフルエンスはこちらです。
取引先責任者の役割とは、その商談どのような人なのか を記載する項目です。
例えば山田商事に田中太郎という部長がいます。
山田商事の商談は5つあり、田中太郎部長はすべての商談にかかわっています。
しかしながら商談によって田中太郎はどれだけ影響力があるか。は異なります
(キーマンの場合もあるし、単に顔見せという場合もあるし、様子を見に来た場合もある)
その場合、取引先責任者の役割で記録して商談ごとに誰がどの役割か。ということを記録が可能
役職(部長、社長など)とは別に、追加可能な機能です
商談ページレイアウトの関連リストには、このようにキャンペーンインフルエンスと取引先責任者の役割が表示可能です
なお、4キャンペーンメンバーは商談オブジェクトの関連リストから選択はできません。
キャンペーンオブジェクトの関連リストであればキャンペーンメンバーの選択が可能です
キャンペーンの詳細はこちらをご確認ください
No109
キャンペーンメンバーに関連付けることができる2つのオブジェクトはどれですか?
2つのオプションを選択してください。
1パートナー
2リード
3取引先責任者
43取引先責任者の役割
答え
2リード
3取引先責任者
キャンペーンメンバーは、キャンペーンに関連す取引先責任者またはリードです。
No110
複数のキャンペーンレコードを単一の商談に関連付けるにはどうすればよいですか?
1キャンペーンインフルエンス
2キャンペーン階層
3主なキャンペーンソース
4キャンペーンメンバー
答え
1キャンペーンインフルエンス
キャンペーンインフルエンスを使用して、複数のキャンペーンを商談に関連付けます。
問題111から120はこちら
https://qiita.com/Takaa/items/4ef315d6afa9674092e0