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創立記念パーティを体験設計と要件定義の観点からコンセプトメイクした話

Last updated at Posted at 2025-12-07

はじめに

こんにちは、株式会社TRAILBLAZER(以下トレブレ)のソリューション事業部で、いろいろやってる源です。
JR西日本の提供サービスであるWESTERやtabiwaなどで、色々と携わっています。

トレブレは創立から2年ちょっと

弊社トレブレは今年10月で創立2年となりました。
10月には創立2周年のイベントを開催しましたが、その準備メンバーとして参加した内容を皆さんに紹介したいと思います。

私は去年の11月入社なので1周年記念イベントは不参加でしたが、前回の様子はなんとなく参加者より聞いていました。
また今年の年始に新年会が催され、その参加を通して感じたことがあります。

・・・固いよ!

みなさん真面目な方が多いためか、すごく丁寧に厳かに行われる傾向がありました。
それも一つの開催の様式ではあるものの、IT企業所属経験の多いトレブレでは、もう少しメンバーの空気感に合うイベントがあるのでは?と感じていました。

私は前職までで社内イベントの企画から運用までの経験があったので、不満を言うよりは、より良いものにしようと準備メンバーとして参加することにしました。

イベントの主催者側は決めることが多い

いざイベント主催者側に入ると、決めるべきこと・やるべきことが実はすごく多い。
会場の手配、開催コンテンツ、コンテンツの順序、配席からBGMまで、大小さまざま。
なので過去の事例をそのまま適用したり、担当者が個別に決めたりするが、そうすると全体としてのまとまりが取れず、イベントの質を高めることが難しくなります。

そのため重要なのはゴールの明確化と分解。
このゴールを叶えるような形で各決め事を検討したり評価していくことが望ましいです。

せっかくやるなら会社も参加者も満足度を高めたい

サービスでもアプリでも、なにか物事を作る際には「事業要件(提供者都合)と顧客要件(利用者都合)」を交差させることが重要です。いわゆるプロダクトアウトとマーケットインです。
ここで大切なのは「どちらか」ではなく「どちらも」なのです。
今回のイベント企画のような場合も、提供者側・利用者側双方の都合を突合させると、狙ったイベント効果がもたらされます。

つまり「会社はなんで周年記念イベントをしたいんだっけ?何を得たいの?」ということと、「参加者はどんなイベントなら評価してくれるの?」という点を明らかにして整理していきます。ここまでが要求定義です。

この要求を取捨選択・優先度付けを行ったうえで、イベントのゴール・目的を設定しました。今回私たちは拡大し続ける組織、かつフルリモートであるという弊社の状況から以下としました。

コミュニケーションの活性化

同時に、この要求の実現に対してどんな達成条件(具体的な小ゴール)を設定するかが要件定義になってきますが、今回はその部分を参加者の体験ベースでつくりました。イベントの要件は「参加者がXXXになる」のように設定します。
今回私たちはイベントゴールから以下2つの要件に分解しました。

参加者が、初対面の社員と会話が発生している
人となりを知り、相手に関心を持ち、心理的に安心して話せるようなフラットな雰囲気ができている

この時期から制約事項(費用、時間、場所など)も明らかにして実現性を高めます。

サービスもプロダクトもイベントも同じ

このように、整理された大ゴールと小ゴールの達成に向けて、イベントコンテンツを考えるチームや、配席を考えるメンバー、BGMを考えるメンバーなど、さまざまなチームやメンバーが漏れなく効果的に対応することができました。
準備メンバーみなさんの頑張りもあり、結果として参加満足度がとても高いイベントを開催することができました。

イベントの準備や満足度の詳細については以下の記事にて紹介しています。
https://qiita.com/TRAILBLAZER/items/6bc04bf9674334c84705

今回用いた考え方は、元はサービスやプロダクトの開発に使われるものですが、応用次第ではさまざまなことに活用することができます。それにしても、こういった考えを持ち込んですぐに実行可能なメンバーが集まるトレブレは、やはり良い人材が揃っている良い会社だなとも改めて感じました。

この記事を読んでまた、弊社に興味を持っていただけたら嬉しいです。

最後に、私たち株式会社TRAILBLAZERは共に挑戦し、サービスを共創していく仲間を募集しています。詳細はこちらからご覧ください。

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