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@aldabil/react-schedulerで予定の追加・編集・削除をできなくする

Last updated at Posted at 2022-09-19

Reach-Schedulerの
@2.4.1editabledeletableオプションが追加されたため、
オプション付与のみで対処できるようになり、不要なボタンも表示されなくなりました。
記録のため、記事の内容は残しておきますが、コード例は変更してあります。

react-schedulerとは

Material-UIとdate-fns をベースにしたReact用スケジュールコンポーネントです。

NPMのページ下の方にあるDemosを見てくれればなんとなくわかると思いますが、フロントでカレンダーを表示するためのコンポーネントです。

使おうと思った動機

カレンダーを表示させたいなーと思って笑

Reactにはカレンダーを表示するパッケージがいくつかあります。
しかし、無料複数日にまたがった予定を表示できる パッケージはこれしかなかったので、使うことにしました。
(偶然Material-UIを使ったサイトでよかった...)

親切だけど...

このreact-scheduler、親切なことに、デフォルトで予定の新規登録・変更・削除機能が既についています。
便利なんですけど、僕が欲しいのは予定入りのカレンダーを表示させるだけのものでした。

ぱっとドキュメント見ても、新規登録をできないようにするOptionsはありませんでした。
GitHubのissueを探してみると一応こんなものが...

見てみると、「cellRenderercustomEditoronDeleteをいい感じに書けば実現できるよ」とは書いてありますが、その方法は書いてありません(´;ω;`)

ということで、予定の追加・編集・削除をできないようします。

コード

下記のコードはアップデートにて対応したeditabledeletableを使用したものになります。
元のコードは折り畳みからご覧ください。

最終的なコードは以下のようになります。
EVENTS変数はあらかじめ宣言されているとします。

<Scheduler
    events={EVENTS}
    selectedDate={new Date(2021, 4, 5)}
    resourceFields={{
      idField: "name",
      textField: "name",
      colorField: "color"
    }}
    month={{
      weekDays: [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6],
      weekStartOn: 1,
      startHour: 0,
      endHour: 23,
      cellRenderer: () => <></>
    }}
    week={{
      weekDays: [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6],
      weekStartOn: 1,
      startHour: 0,
      endHour: 23,
      step: 120,
      cellRenderer: () => <></>
    }}
    day={{
      startHour: 0,
      endHour: 23,
      step: 120,
      cellRenderer: () => <></>
    }}
    editable={false}
    deletable={false}
/>
editiable等の対応前のコードはこちら

https://codesandbox.io/s/inactive-react-scheduler-yhm5pd?file=/src/App.js

<Scheduler
    events={EVENTS}
    selectedDate={new Date(2021, 4, 5)}
    customEditor={({ close }) => {
      close();
      return <></>;
    }}
    resourceFields={{
      idField: "name",
      textField: "name",
      colorField: "color"
    }}
    month={{
      weekDays: [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6],
      weekStartOn: 1,
      startHour: 0,
      endHour: 23,
      cellRenderer: () => <></>
    }}
    week={{
      weekDays: [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6],
      weekStartOn: 1,
      startHour: 0,
      endHour: 23,
      step: 120,
      cellRenderer: () => <></>
    }}
    day={{
      startHour: 0,
      endHour: 23,
      step: 120,
      cellRenderer: () => <></>
    }}
    onDelete={() => {
      return new Promise((resolve) => resolve());
    }}
/>

説明

新規追加をできなくする

新規追加をできなくするには、以下のようにcellRendererに何もしない関数を指定すればいいです。
3つのビュー(月、週、日)ごとに設定が必要です。
以下が月ビューの設定例です。(weekDaysなどは適当に設定してください。)

month={{
    weekDays: [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6],
    weekStartOn: 1,
    startHour: 0,
    endHour: 23,
    cellRenderer: () => <></>
}}

編集をできなくする

v2.4.0からはeditableオプションをfalseに設定するだけ

編集画面をカスタマイズするにはcustomEditorを使います。編集をできなくするんだからcellRendererと同じように何もしない関数を返せばいいやと思っていたら...

customEditor={() => <></>}

予定をクリックしたとき、右上に表示される編集ボタンを押したときに、全体がグレーになって何もできなくなってしまいました...

image.png

image.png

これには罠があって「ダイアログが閉じたよ」ということをコンポーネント側に教えてあげないといけないのです。

具体的には、以下のようにします。関数の引数にくるclose関数を呼び出します。

customEditor={({ close }) => {
    close();
    return <></>;
}}

削除をできなくする

v2.4.0からはdeletableオプションをfalseに設定するだけ

最後に予定の削除ができなくします。

onDelete関数を定義すればいいんですけれど、なぜかこの関数の返り値はPromiseじゃないといけないっぽい...
なので、何もしないPromiseを返してあげます。

onDelete={() => {
    return new Promise((resolve) => resolve());
}}

さいごに

react-schedulerで予定の追加・編集・削除をできなくするだけですが、結構苦労しました...
個人開発のパッケージ?っぽくメンテ性とかは少し心配ですが、とりあえず僕の要求を満たしてくれるパッケージだったので使ってみました。
(暇あったらPR送ってみようかな)

ちなみに、このパッケージを使って開発したページは、以下になります。
一部高専の予定表をiCalendar形式で配布しているのですが、その簡易ビューアを作りました。

よかったらこの記事で高専カレンダーについて書いているので見てください!そして協力お願いします!?

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