PostgreSQLにOrafceをインストールしよう
OrafceはオラクルDBの関数をPostgreSQLでも使えるようにするextensionです。
いまどきかよ。。。
という気もしますが、古くからみなさまにご愛用いただいているWebシステムではまだ重宝されています。
ちょっと古い環境を用意する必要があり、Orafceを導入した際の手順をまとめておきます。
環境
CentOS7.3
PostgreSQL 9.3
RPMでインストール
makeを使ってインストールする方法もありますが、
自分の環境ではうまく入らず。。。
嬉しいことにRPMが公開されていたので、こちらを利用させていただきます。
https://centos.pkgs.org/7/epel-testing-x86_64/orafce-3.1.2-3.el7.x86_64.rpm.html
こちらからRPMをダウンロードしておきましょう。
ダウンロードが済んだらインストールするだけです。
rpm -ivh orafce-3.1.2-3.el7.x86_64.rpm
自分の環境ではココにインストールされました。
root@orafcedb orafce]# find / -name "*.sql"
/usr/share/pgsql/conversion_create.sql
/usr/share/pgsql/extension/plpgsql--1.0.sql
/usr/share/pgsql/extension/plpgsql--unpackaged--1.0.sql
/usr/share/pgsql/extension/orafce--3.1.sql
/usr/share/pgsql/extension/orafce--unpackaged--3.1.sql
/usr/share/pgsql/extension/orafce.sql
/usr/share/pgsql/extension/uninstall_orafce.sql
PostgreSQLにOrafceを導入
PostgreSQLにログインし、Orafceを導入したいデータベースに接続します。
その後、以下のクエリを実行します。
create extension orafce;
Orafceが入っているか確認します。
\dx
-[ RECORD 1 ]----------------------------------------------------------------------------------------------
Name | orafce
Version | 3.1
Schema | public
Description | Functions and operators that emulate a subset of functions and packages from the Oracle RDBMS
・・・
後は、Oracleの関数を実行できるか確認します。
以下のようにnext_day関数が実行できればOrafce導入成功です。
postgres=# select next_day(current_date, 'saturday');
-[ RECORD 1 ]--------
next_day | 2017-12-16
以下のようにエラーになってしまったら失敗です。
どこか間違っているかもしれません。
postgres=# select next_day(current_date, 'saturday');
ERROR: function next_day(date, unknown) does not exist
LINE 1: select next_day(current_date, 'saturday');
^
HINT: No function matches the given name and argument types. You might need to add explicit type casts.
古い環境とはいえ、
動いた時は感動ものですね。