はじめに
皆さんこんにちは。
突然ですが皆さんはローコード開発を行ったことがありますか?
ローコード開発ではスクラッチ開発とは少し異なるエラーが起こりえます。
今回はSPIRALを用いたローコード開発でのエラー処理方法についての紹介とその解決方法についてまとめた記事になります。
SPIRALとは
今回はSPIRAL®を参考にしています。
SPIRALについて▷https://qiita.com/SPIRAL_internship/items/2b78efb2c25a027c84d6
ローコード開発でのエラーとは
SPIRALなどによるローコード開発では主に2種類のエラーに分けられると考えています。
目に見えるエラー
1つ目は、目に見えるエラーとは画面上でエラーコードなどと共にエラーが表示される場合です。エラーの理由がわかるため比較的解決しやすいです。
目に見えないエラー
2つ目に、目に見えないエラーとは期待していた動作ができない、設定できない場合です。ローコード開発では、あらかじめ作成されたブロックを組み立てるようにしてプログラムを行うため、ブロック同士が組み立てられないなどの根本的なエラー(動作しないなどといったエラー)は起こりません。しかし、ブロックの組み立て方を知らないことで、組み立てたい形を組み立てられず意図した動作をさせられない場合があります。この際には原因がすぐにわかるものではなく時間がかかる場合があります。
これらのエラーが起こった場合、それぞれのエラーについてどのように解決すればよいのか、エラーの例を踏まえて解説していきたいと思います。
目に見えるエラー
目に見えるエラーではエラーの原因がわかるため、エラーに関するサポートサイトやエラー内容を確認して解決します。
システムエラー
SPIRALではサポートサイトにて、様々なシステムエラーについて記載されています。
エラーコード/エラー発生時の対処法(フォーム)▷ https://support.smp.ne.jp/manuals/errorcode_form/
下記図は実際のエラー画面になります。
画面中央下部の4桁の番号がエラーコードになります。エラーコードから具体的なエラー詳細を知ることができます。
こちらの例は「1190:ログイン認証制限」によるエラーです
該当するURLをクリックした場合に起こりえます。
原因は、認証した後に開けるページに対して認証せずに開こうとしているためです。
この場合は、該当ページにかけている認証エリア内に遷移先としてページを設置する、またはURLを設定する場合も同様に、認証エリア後のページにURLを設置してください。
このようにエラーコードが書かれている場合は、サポートサイトを参考に、原因がわかりやすいので自身の設定した項目を確認してみてください。
トリガ設定
こちらはトリガ設定の際に起こる、「演算式エラー」です。
トリガ設定の際に、誤った演算式を入力した際に起こります。
初めてトリガ演算を作成する際によく起こりえるエラーです。
今回はトリガ演算式のエラーが出た際の解決ポイントを2点紹介します。
1、演算式自体の確認
慣れていないうちは余分な空白と記号または必要となる空白や記号が抜けているなどといった根本的なエラーの場合があります。また演算式の書式によるエラーの場合は「「○○」のキーワードは演算式に使用できません」といったエラーがでることもあります。そのためもう一度演算式の書式について確認をおこなうことをお勧めします。
2、表記される演算式の中身の把握
1で解決できなかった場合は演算式が正しくない場合です。
例えば、以下の例を入力する場合
例)A(整数)が、B+Cの値と同値
BとCには整数の値が格納されているフィールドでなければなりません。
BまたはCに文字列や少数が格納されている場合は、演算式エラーまたは、正しくトリガを実行できなくなります。
そのため、演算関数と使用するフィールドの中身を理解しておく必要があります。
演算トリガ参考サイト▷https://support.smp.ne.jp/manuals/trigger4/
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目に見えないエラー
目に見えないエラーがおこったときには、基本的に該当する個所の設定項目について、サポートサイトを参考に機能理解を深めることが重要となります。また機能に関連する項目を整理することで、エラー原因を探っていきます。
設定したいフィールドを選択できない/機能しない
例えば、
1、DB登録時の登録必須フィールドとして機能していない
2、該当フィールドを検索結果のソートとして選択できない
3、該当フィールドを更新キーとして選択できない
などと、期待する動作をしないまたは設定ができないといった問題が起こりえます。
このような場合にはこれらの機能としてフィールドを選択する際に、フィールドが必要設定を満たしていないことが考えられます。
例として、上記あげた問題に関して、1ではDBのフィールド設定時に該当フィールドに「入力必須」の設定を行わなければなりません。また2と3では同様に該当フィールドに「インデックス」の設定を行わなければなりません。
引継ぎフォームエラー
変更または削除フォームなどを設置する際に、設置したこれらのフォームURLの遷移先に遷移できずエラーになっています。
このように詳細なエラーが書かれていない場合などが存在します。
今回の場合では変更または削除フォームのURLの設置場所を改める必要があります。
これらのフォームでは事前に登録されたレコードを参照する必要があるため、参照するレコードの詳細ページに設置する必要があります。
このように目に見えないエラーの場合はサポートサイトやとりあえず様々さわって試すことで、そのシステムを十分に理解する必要があります。
まとめ
今回はSPIRALを用いたローコード開発時のエラー時の対処法について解説しました。
目に見えないエラーではスクラッチ開発のようにエラー箇所が特定して表示されるわけではないので、異なるむずかしさがありますがシステムを理解することで簡単に解決することができます。マニュアルや、サポートサイトを参考に作成物のシステム構成図を用いて整理することも大事だと思います。
たくさんエラーを経験して理解を深めていきましょう!
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