【HomeLab計画】
第1回:Proxmoxインストール方法(HomeLab計画第1弾)
第2回:Proxmoxの初期設定とネットワーク設定(HomeLab計画第2弾)※今回
第3回:HomeLABネットワーク+オリジナルダイソーラック作成方法編(予定)
第4回:クラスタ設定編(予定)
第5回:ブロックストレージ構成構築(予定)
1. 前回までのお話
前回はProxmoxのハイパーバイザーをインストールから起動するところまで完了しました。
今回は仮想マシンの起動とネットワーク設定を記載します
2. Proxmoxの初期設定
Proxmoxのインストール後の初期設定を行っていきます。
レポジトリの変更
以下の画面の赤枠「アップデート」ー「レポジトリ」をクリックします。
赤枠の「レポジトリ:」から「No-Subscription」を選んで、「追加」をクリック。
下二つのコンポーネント列が「enterprise」「pre-enterprise」のレポジトリを個別にクリックし、
左タブから「アップデート」をクリックし、「再表示」でレポジトリの最新バージョンを取得します。
その後「アップグレード」をクリックします。
別ウインドウが出てくるので、ウインドウをクリックして、キーボードの「y」を入力し「Enter」を入力します。
しばらく待って以下のように「Your System is up-to-date」が表示されたらOK。ウインドウを「×」で消します。
今回初回のアップデートのため、
「Seems you installed a kernel update...」という文章も表示されています。
カーネルのバージョンアップなどがあった場合表示されます。
この文章が表示されたらホストマシンの再起動後にアップデートが適用されるため注意ください。
まだ仮想マシンを立ち上げていないので、ホストマシンの再起動は容易ですが、仮想マシン稼働後のバージョンアップについては何れ手順を記載します。
3. 仮想マシン起動
仮想マシン作成

こんな画面が出てきたらOK。右上の「×」でウインドウを消してください。


ソケット数やコア数を設定します。デフォルトは1ソケット1コアとなっていますが、以下のドキュメントにもあるように、どれくらい働くかわからないときは合計コア数を2以上にするのが推奨とのこと。
公式ドキュメントにも以下のように記載されています。
it is usually a safe bet to set the number of Total cores to 2.
後述のネットワーク設定をしていなければ、ネットワーク部分はデフォルトで大丈夫です。
最後にサマリーページが表示されて、「完了」をクリックします。
仮想マシン起動
左側に新規作成した「CentOS10」をクリックするとサマリーページが表示されます。
右上の「開始」をクリックし、その後「コンソール」をクリックします。
違う別ウインドウが出てきましたね。
ウインドウ内をクリックし、方向キー↑で「Install CentOS Stream 10」に合わし、「Enter」でインストールを開始します。以降のインストール方法は標準のOS導入手順と一緒なのでここでは言及しません。
私が構築の参考にしている以下のサイトがありますので、そちらをご参照ください。
4. Proxmoxのネットワーク設定(オプション要素)
HomeLabで動かすだけということであれば、初期設定のIPアドレス設定のみで動作可能です。
しかし、これでは実際にお客様へ導入する場合の構成の参考にならないので、さらに深堀していきます。
以下の設定を行います。手順については以下記載のURLを確認ください。
- インターフェイス名固定(https://qiita.com/Ryusi/items/f73520811e8890ef118a)
- チーミング+VLAN設定(https://qiita.com/Ryusi/items/4a9629bd9505126c3cf3)
5. 終わり
インストールだけなら簡単でした・・・ね?(疑問形
HPE VM Essentials Softwareなどハイパーバイザーがいろいろ出てきてます。HPEの営業さんからも是非お試しくださいとも言われているので、がんばろ。
【HomeLab計画】
第1回:Proxmoxインストール方法(HomeLab計画第1弾)
第2回:Proxmoxの初期設定とネットワーク設定(HomeLab計画第2弾)※今回
第3回:HomeLABネットワーク+オリジナルダイソーラック作成方法編(予定)
第4回:クラスタ設定編(予定)
第5回:ブロックストレージ構成構築(予定)