Advent of code 2015 Day 6 Part 2 を Livebook で楽しむ

はじめに

Advent of code 2024 の準備として、過去回の Advent of code 2015 を Livebook で楽しみます

本記事では Day 6 の Part 2 を解きます

問題文はこちら

実装したノートブックはこちら

Part 1 はこちら

セットアップ

Kino AOC をインストールします

Mix.install([
  {:kino_aoc, "~> 0.1"}
])

Kino AOC の使い方はこちらを参照

入力の取得

"Advent of Code Helper" スマートセルを追加し、 Day 6 の入力を取得します

私の答え

私の答えです。
折りたたんでおきます。
▶を押して開いてください。

回答

正規表現で操作内容を取得する部分は Part 1 と同じです

Regex.named_captures(~r/(?<op>.+) (?<sx>\d+),(?<sy>\d+) through (?<ex>\d+),(?<ey>\d+)/, "turn on 0,0 through 999,999")

• op: ライトに対する操作（"torn on" | "torn off" | "toggle"）
• sx, sy: 操作開始位置の座標
• ex, ey: 操作終了位置の座標

Part 2 では操作内容が古代エルフ語での解釈に変わっています

• "torn on": 明度を 1 段階上げる
• "torn off": 明度を 1 段階下げる（ただし、下限は 0）
• "toggle": 明度を 2 段階上げる

Part 1 の点灯マップを明度マップとして、論理値ではなく明度の整数を保持します

Enum.reduce で各行の操作を順に実行して行きます

"torn off" 時には 0 未満にならないよう、 brightness - 1 ではなく max(0, brightness - 1) という操作にします

最後に全ての明度を合計します

puzzle_input
|> String.split("\n")
|> Enum.reduce(%{},fn instruction, map ->
  %{"op" => op, "sx" => sx, "sy" => sy, "ex" => ex, "ey" => ey} =
    Regex.named_captures(
      ~r/(?<op>.+) (?<sx>\d+),(?<sy>\d+) through (?<ex>\d+),(?<ey>\d+)/,
      instruction
    )

  [sx, sy, ex, ey] = Enum.map([sx, sy, ex, ey], &String.to_integer(&1))

  Enum.reduce(sx..ex, map, fn x, x_map ->
    Enum.reduce(sy..ey, x_map, fn y, y_map ->
      brightness = Map.get(y_map, {x, y}, 0)

      brightness =
        case op do
          "turn on" -> brightness + 1
          "turn off" -> max(0, brightness - 1)
          _ -> brightness + 2
        end

      Map.put(y_map, {x, y}, brightness)
    end)
  end)
end)
|> Enum.map(fn {_, brightness} -> brightness end)
|> Enum.sum()

まとめ

問題文から ChatGPT に画像を生成してもらいました

古代エルフ語は興味深いですね