はじめに
データの移行や統合のニーズが高まる中、既存RDBからAzure Synapse Analyticsへのデータ連携は、多くの企業にとって課題となっています。本記事では、Simple Data Integratorを使用して、OracleデータベースからAzure Synapse Analyticsにデータを連携するための手順について説明します。
構成図
処理フロー
Source (Oracle)
スキーマ名:SDITEST
テーブル名:SAMPLETABLE1
Target (Synapse)
スキーマ名:dbo
テーブル名:SampleTable1
| テーブル構造 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| DDL | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
設定
コネクション設定
Source DB、Target DB への接続を設定。
設定方法は下記の記事を参照:
https://qiita.com/RiCCT/items/787a41bb54277a3b26c2
| ソースコネクション名 | ターゲットコネクション名 |
|---|---|
ORACLE-SDITEST
|
Synapse SDITEST ※1![]() |
※1 Synapse へのコネクションを設定する際、データタイプは「SqlServer」を選択してください。
公式資料:
https://ja.sdi.ricct.com/userguide/connectionsqlserver/
マッピング設定
1 .「新規マッピング」ボタンをクリックしてマッピング設定画面を開きます。
2 . ソースコネクション、テーブル、ターゲットコネクション、テーブルを選択
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | マッピング名 | マッピング名を入力、任意の名前設定できます。システムは名前の重複チェックしていないですが、管理上、ユニークの名前の設定をお勧めします。 |
| 2 | ソースコネクション | ORACLE-SDITESTを選択 |
| 3 | ソーステーブル | SDITEST.SAMPLETABLE1を選択 |
| 4 | コネクションコネクション | Synapse SDITESTを選択 |
| 5 | コネクションテーブル | dbo.SampleTable1 |
| 6 | カラム一覧取得 |
カラム一覧取得ボタンをクリックしてテーブル定義明細取得 |
3 . カラムのマッピングルールを設定
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 7 | ソースカラム | ターゲットのカラムに対してソースデータの対応のカラムを選択します。同じカラムが存在する場合デフォルト自動マッピングします。今回はフォルト設定のままにします。 |
| 8 | マッピング対象 | データ連携するかどうかを選択。今回全カラムのデータ連携します。 |
| 9 | 更新方式 |
Mergeを選択。 更新方式についての詳細説明は下記の資料を参照: https://ja.sdi.ricct.com/userguide/mappingtarget/ |
4 . テスト実行
お勧め
マッピング実行前に、ソースとターゲットのテータ参照ボタンをクリックして、データを確認した上実行します。マッピング成功の場合、もう一度ターゲットのデータを確認して、結果は期待通りかどうかを判断します。
| No | 項目 | 説明 |
|---|---|---|
| 10 | ステータス | 実行成功の場合、マッピングを保存して、設定完了。 エラーが発生した場合、詳細画面でエラー内容を確認した上対応します。 |
| 11 | 詳細アイコン | 詳細アイコンをクリックしてLOGの詳細参照できます。 |
5 . 保存
保存 ボタンをクリックして、マッピング設定を保存します。
定期的にデータ連携したい場合、スケジューラーを作成してマッピングを登録します。
スケジューラー設定につきまして、下記のページを参照してください。
https://ja.sdi.ricct.com/userguide/schedule/
以上です。
Simple Data Integrator (SDI) 実践入門









