【Mac】Laravelを導入(インストール)する手順
今回はPHPのフレームワークLaravelの導入手順について書きます。
Laravel導入で使用したコマンド一覧
先に今回使用したコマンドを一覧にしました。内容が要らない人は、ターミナルで以下のコマンドを実行すれば完了です。
brew install php@7.4
brew install composer
composer global require "laravel/installer”
Laravel導入の手順
Laravel導入に際しては、以下のものを順にインストールする
- Homebrew
- PHP
- Composer
- Laravel
1.Homebrewのインストール
※インストール済みならここは飛ばしてください。
まずHomebrewがインストールされているかどうか確認しておきます。ターミナルを開いてbrew -v
コマンドを実行しましょう。以下のように表示されていれば、インストール済みです。
brew -v
Homebrew 2.2.11
表示されない場合
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
2.PHPのインストール
下記質問の回答によると、 PHP はMacにデフォルトでインストール(=プリインストール)されているそうですが、そのままではlaravelをインストールできないとのことです。(バージョンが古いのかもしれない)
Laravel環境構築php-zip(ext-zip)のインストールについて teratail
その為、ここで改めてPHP自体をインストールする必要があります。そのコマンドがbrew install php@7.4
(バージョン7.4のPHPをインストールするコマンド)。
brew install php@7.4
実行後、完了までに少し時間がかかります。
完了チェック
php -v
PHP 7.4.4 (cli) (built: Mar 19 2020 20:12:27) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v3.4.0, Copyright (c) Zend Technologies
with Zend OPcache v7.4.4, Copyright (c), by Zend Technologies
PHPのバージョン7. 4. 4がインストールされました。
3.Composerのインストール
次に、フレームワーク(=ライブラリ)であるLaravelを導入するために必要な Composer をインストールします。
Composerとは?
composer とはプロジェクトが必要とするライブラリやパッケージを管理し、それをもとにインストールする機能です。
brew install composer
完了チェック
composer -v
______
/ ____/___ ____ ___ ____ ____ ________ _____
/ / / __ \/ __ `__ \/ __ \/ __ \/ ___/ _ \/ ___/
/ /___/ /_/ / / / / / / /_/ / /_/ (__ ) __/ /
\____/\____/_/ /_/ /_/ .___/\____/____/\___/_/
/_/
Composer version 1.10.4 2020-04-09 17:05:50
==== 以下省略 ====
composerのバージョン1. 10. 4がインストールされました。
4.Laravelのインストール
Laravelのインストールを行います。
composer global require "laravel/installer"
これでlaravelのインストールは完了しましたが、まだlaravelコマンドを使うことができません。そのためには専用のパスを通しておく必要があります。
4-α. laravelコマンドをターミナルで使えるようにする
まずは、.zshrc
ファイルを開きましょう。
(OSがMojaveの方は.bash
もしくは.bash_profile
に変換してください。Catalinaにアップデート済の場合はいずれかをお選びください。)
※ここでは vi(vim)コマンド を使用します。
使用するvi(vim)コマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
i | 挿入モードに切り替え |
esc | 挿入モード終了 |
:wq | 保存して終了 |
vim ~/.zshrc
以下を入力後、 :wq で保存 ※<ユーザー名>は変更してください
export PATH="$PATH:/Users/<ユーザー名>/.composer/vendor/bin"
source ~/.zshrc
<ユーザー名>が分からない場合
pwd
/Users/<ユーザー名>
これでlaravelコマンドが使えるようになりました。
最後にlaravel -v
コマンドを実行して、インストールされたlaravelを確認しましょう。
laravel -v
Laravel Installer 3.0.1
==== 以下省略 ====
Laravelのバージョン3. 0. 1がインストールされていますね。
以上で作業は終了です。
Laravelを使った新規アプリの作成については以下参照記事をご覧ください。
2018年04月29日更新【Laravel入門】プロジェクト作成から起動まで Qiita
最後までお読みいただきありがとうございました。
お疲れ様でした。
補足
補足)4-α でパスを通しておかないと、たとえlaravelをインストールしていたとしても、laravel -v
をはじめとするlaravelコマンドを使うことはできませんのでご注意ください。
その他参照記事
2019年09月10日更新 Mac用 Laravelをインストールする Qiita
2019年07月23日更新 ターミナル上で「laravel」コマンドを使えるようにパスを通す Qiita