先日Laravelの研修会に参加し、環境構築から会員認証までの機能を教わってきた。忘れないうちに色々メモしておこうと思う。Laravelは、自分が通っていたスクールで学んだRuby on Railsに似ているらしい。これも何かのご縁だろうか?
ちなみにこの前までCakePHPの環境構築をしていたのだが、一旦それは置いておく;
ブロジェクトの作成
CakePHPの環境構築の時に、Laravelに必要な環境構築も一通りできていたようだ。悪戦苦闘の様は以下の記事をご覧いただきたい。
HomebrewでCakePHP環境構築〜準備編
HomebrewでCakePHP環境構築〜インストール編
HomebrewでCakePHP環境構築〜Apache編
HomebrewでCakePHP環境構築〜MySQL編
プロジェクトの作成方法は、自分の知る限り2種類ある。
- Laravelをインストールして
laravel new
で作成 - composerコマンドを使って作成
研修会で学んだのは後者だが、自分でも色々試したかったので両方紹介する。
laravel newで作成
laravel new
を実行するためには、事前にLaravelをインストールする必要がある。
以下コマンドを実行する。
$ composer global require "laravel/installer=~1.1"
次に環境変数を登録する。.bash_profile
に環境変数を追記しよう。その後、sourceコマンドで内容を反映させるのもお忘れなく。
$ echo "export PATH=~/.composer/vendor/bin:$PATH" >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile
これでlaravel new
が使えるようになった。プロジェクトを作成したいディレクトリに移動し、早速実行しよう。
$ cd ディレクトリ名
$ laravel new プロジェクト名
これでOK。ちなみにLaravelのバージョンは最新のものになる。確認してみよう。今回はバージョン5.6.18になった。
$ cd プロジェクト名
$ php artisan -v
Laravel Framework 5.6.18
# 以下略
実は環境変数を登録する時、少し寄り道をした。内容を記事にしたので、何かの参考になれば幸いである。
.bash_profile追記時のホームディレクトリの表示について
composerコマンドで作成
次はcomposerコマンドで実行する。このコマンドには以下の特徴がある。
- Laravelのバージョンを指定できる。
- インストールや環境変数の設定が上手く出来なかった場合に使える。
laravel new
ではバージョン指定が出来ないらしい。こっちのコマンドの方が需要あるんじゃ・・・と思いつつ作業を進める。
$ composer create-project laravel/laravel プロジェクト名 --prefer-dist
Installing laravel/laravel (v5.6.12)
# 以下略
最初、コマンド実行後のInstalling laravel/laravel (v5.6.12)
を作成されるプロジェクトのバージョンと勘違いしていたが、違っていた。
あえてバージョンを指定しない場合、5.6.18が入った。laravel new
で作成した時と同じ、最新のバージョンだ。
$ cd プロジェクト名
$ php artisan -v
Laravel Framework 5.6.18
# 以下略
バージョンを指定する
今回はバージョンを指定することにした。研修会では5.5系を使用したので、それで進めてみる。"5.5.*"
と指定すると、5.5系の最新バージョンがインストールされるのだ。
composer create-project laravel/laravel プロジェクト名 --prefer-dist "5.5.*"
# 以下略
$ cd プロジェクト名
$ php artisan -v
Laravel Framework 5.6.18
# 以下略
もちろん以下のコマンドを試せば5.6.18が入る。5.6系の最新バージョンは5.6.18だからだ。
$ composer create-project laravel/laravel プロジェクト名 --prefer-dist "5.6.*"
起動
無事プロジェクトを作成できたら、早速起動してみよう。
$ cd プロジェクト名
$ php artisan serve
Laravel development server started: <http://127.0.0.1:8000>
localhost:8000
にアクセスするとLaravelの起動が確認できる。この瞬間はやはり嬉しい。
なお、終了したい時はctrl+C
で。
これまで動作確認のためにプロジェクトを量産してしまったので、必要のないプロジェクトはディレクトリごと削除した。
$ rm -rf プロジェクト名
今日はここまで。