◆はじめに
【本記事でやること】
- HULFT-HUB Server_Lグレードのインストール（開発環境で実施/Windows）
HULFT-HUBとは？
データ転送業務を一元管理. 「HULFT」を統合管理し、
システム上に散在するHULFTの構成、稼働状況、設定、転送を可視化できます。
⇒「HULFT-HUB」は、HULFT運用管理のさらなる最適化・自動化を実現するシステムです。
◆目的と概要
【目的】
- HULFT-HUB Server_Lグレード 製品導入の前提理解
- HULFT-HUB Server_Lグレード インストール手順の共有
・HULFT-HUBのグレードについて
HULFT-HUB Serverの製品として、2種類のグレード(ENTとL)があります。
グレード毎の機能比較は、以下の公式マニュアルからご確認ください。
⇒「HULFT-HUB Server_Lグレード」は、別製品「HULFT-HUB Manager」と組み合わせて利用することで、複数HULFTの集約/一元管理を行うことができます。
HULFT-HUB Manager 環境構築の記事はこちらから
【概要】
HULFT-HUB Server_Lグレードについて、
１．動作環境の確認（対応OS、必須ソフトウェア）
２．必須ソフトウェアのダウンロード
３．インストール実施
４．起動確認（※疎通テストは別の記事にて掲載予定）
について、本記事では記載していきます。
(注)サーバー準備と製品インストーラーの入手方法は割愛しています
※以降は、LグレードのHULFT-HUB Server 評価版インストール手順（Windows）をまとめた内容となります。
【公式】HULFT-HUB Server Ver.3 導入 マニュアル
https://www.hulft.com/help/ja-jp/HUB-V3/SRV-INS/Content/HUB_SRV_INS/preface.htm
◆前提条件と必要なもの
【導入するサービス】
- 対象製品 HULFT-HUB Server for Windows-L
- 製品バージョン Ver.3.9.2
【導入環境】
- 用意したサーバー Windows Server 2019 Datacenter [x64] ※AWS EC2上で構築
- 必須ソフトウェア Visual Studio 2017 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ
⇒入手先：製品インストール時のZipファイルに同梱
必須ソフトウェアの注意事項
※HULFT-HUB Serverには、x86用のVisual C++再頒布可能パッケージの導入が必要
※Visual C++再頒布可能パッケージをインストールした場合、コンピュータの再起動が必要になることがあります
◆事前準備
１．動作環境の確認（対応OS、必須ソフトウェア）
HULFT製品情報紹介サイト：「hulft.com( https://www.hulft.com/ )」から、
製品 >> HULFT-HUB >> 動作環境 に進み、HULFT-HUB Server Ver.3 動作環境検索へ
→導入するOS（Windows,UNIX,Linux）と製品バージョンを選択
→「対応OS情報」・「本製品の必須ソフトウェア」を確認する
※HULFT-HUBの製品ダウンロード/ライセンスキー発行(評価版)については、
割愛しています。別製品ですが手順等は以下ブログなどご参考ください。
https://base.terrasky.co.jp/articles/MWULp
２．必須ソフトウェアのダウンロード
myhulftからダウンロードしたZipファイルを解凍
→「ISSetupPrerequisites」フォルダ内の「vc_redist.x86.exe」を実行します。
→Microsoft Visual C++ 2017 Redistributable のインストールを行います。
以上で必須ソフトウェアの導入ができましたので、
HULFT-HUB Serverのインストールに進んでいきます！
◆インストール手順
３．インストール実施
解凍したフォルダ内の「setup.exe」を実行します。
以降はインストーラ画面に従い、必要な設定情報を入力していきます。
◆設定言語の選択
→使用する言語を選択
◆インストール開始画面
◆ライセンス情報の入力
→myhulftから取得したシリアル番号/プロダクトキーを入力
※全桁をコピーしておいて、最前列の入力欄にペーストする入力が簡単です。
◆インストールディレクトリ入力
→初期値のままで問題ありませんが、
用途や注意点を確認したい場合は導入マニュアルを参考にしてください。
◆各種ディレクトリ入力
→こちらも初期値で問題ありません。
◆識別情報入力
→自ホスト名（HULFT-HUB Serverを導入したOSのホスト名）を入力
※初期値はWindowsのコンピュータ名が設定されます。
HULFT-HUB Serverでは、HULFT-HUBネットワーク内のマシンを「ホスト名」で認識します。HULFT-HUB Serverで使用する「ホスト名」は、英字で始まる44バイト以内の英数字で指定します。
◆管理者情報入力
→ユーザIDとパスワードの入力（※ユーザIDは“administrator”固定です）
◆インストール内容確認
→製品をインストールする以下の条件を確認してください。
- インストール方法
- 導入製品情報
- ディレクトリ情報
- 自ホスト名
- 管理者ユーザIDとパスワード
- シリアル番号、プロダクトキー
◆インストール終了
→「完了」を押下してインストール作業は終了です。
◆動作確認の方法
４．起動確認（※疎通テストは別の記事で掲載予定）
OSの起動に伴い自動的にサーバも起動します。
手動で起動する場合は、次に示すどちらかの手順を実施します。
-サービスから起動-
「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」を選択し、サービス一覧のウィンドウを開いたあと、HUBサーバのサービスを「開始」にする。
-コマンド実行による起動-
コマンドプロンプト/Windows PowerShell でNET STARTコマンドを実行する。
NET START HubServer
(実行例)
PS C:\Users\Administrator> NET START HubServer
HULFT-HUB Server サービスを開始します..
HULFT-HUB Server サービスは正常に開始されました。
HULFT-HUB Serverの起動確認方法
Windowsの「タスク マネージャー」を起動し、「プロセス」タブで下記の常駐プログラムの動作状態を確認してください。
- hubmaind.exe： HUBデーモン
- hubpxyd.exe： PROXYデーモン
- hubmgrd.exe： Managerデーモン
HULFT-HUB Serverの実行が確認できました!!
◆おわりに
Windows環境のためGUI操作で比較的簡単に導入ができました。
運用管理に必要な「HULFT-HUB Manager」のインストール手順や、クライアントとなるHULFTとの疎通テストは別の記事で取り上げる予定です。
本記事をご覧いただき、ありがとうございました。