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UnrealEngineのSoundSourceBusについて

Last updated at Posted at 2018-12-24

はじめに

2017年5月、UnrealEngineが4.16にアップデートされた。
4.16の主要機能として、EarlyAccessではあるものの、UnrealAudioEngineが使用できるようになった。

NewAudioEngineが発表された当時は、Synthsisについての記事も発表された。
ヒストリア=サンがインタラクティブオーディオをやったりもしていた。
UE4.20にて録音機能が発表されたときは、記事の内容が被るといったこともあった。

そこから1年8ヶ月経った2018年12月、UnrealEngineは4.21にアップデートされている。
海外では、たくさんのインディーズゲームで使われていて、AAAタイトルでも使われている。EpicGamesも、RoboRecallで使用しているらしいし、全プラットフォームのFortniteで最適化出来たら、デフォルトで有効にする予定らしい。
しかし、日本では未だに採用タイトルの話を聞かないぐらいには、UnrealAudioEngineはマイナーな存在である。

そこで、アドベントカレンダーのネタとして、さらにマイナーなSoundSourceBusについて探求することにした。

おやくそく

バージョン:4.21
.iniファイルを書き換えておくか、"-audiomixer"をコマンドライン引数に付けて起動すること。SoundUtilitiesPluginも有効にしておくこと。

SoundSourceBusとは

サウンドを仕事にしている人や、バンドを組んでいる人には、理解できるはずだ。
ミキサーでのミックスバスそのものであり、ミドルウェアでのADX2・Wwiseのバスと変わらない
分からない人のために説明すると、そこに出力された音声を纏めてくれる機能である。

パラメータについて

すぐに意味が分かるパラメーターや、Concurrency(並列処理)・Attenuation(減衰)については省略する。

名前 説明
Source Bus Duration Busから出力される時間(秒数)。
Auto Deactive when Silent 出力が無いときに非アクティブ化。
Sanple Rate Quality 周波数、Minだと高音域が別物に。
Output to Bus Only Busだけに送信されるようにする。

Post/Pre-Effect Bus Sendについて

  • Post-Effect Bus Send
    • SoundSubmix・SoundEffectが適応されてから出力される
  • Pre-Effect Bus Send
    • SoundSubmix・SoundEffectが適応されずに出力される

注意点として、Post/Pre-Effect Bus Sendで出力されるSoundSourceBusが、同じレベル内に配置されて(読み込まれて)いなければ、SoundSourceBusに出力されない。
対策としては、GameModeBaseにAudioコンポーネントを配置して、SoundSourceBusを読み込ませればよい。

出力について

SoundWaveとほとんど同等に扱える
Audioコンポーネントでも出力可能だし、SoundCueに入れても出力可能である。
しかし、SynthSamplePlayerは、秒数が0秒のもの(∞)には対応していないらしく、出力することができない。

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