概要
MacBookProを購入したためJavaFXの環境構築をしました。
環境
- java 13.0.2
- zsh 5.7.1 (x86_64-apple-darwin19.0.0)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
手順
- Javaのインストール
- JavaFXのインストール
- 使いやすくする
4. PATHを通す
5. ラップする
##Javaのインストール
公式サイトからファイルをダウンロードし、その後インストールします。詳細な指示がサイトに乗っています。
JavaFX
公式サイトのダウンロードページからSDKの方をダウンロードします。そのファイルを、今回は/Library/Java/JavaVirtualMachines/
の下で展開しました。
##使いやすくする
この状態でも、例えばコンパイルなら
$ javac --module-path /Library/Java/JavaVirtualMachines/javafx-sdk-13.0.2/lib --add-modules=javafx.controls,javafx.fxml *.java
で、実行できます。
でも長すぎるので、もっと使いやすくしましょう。
###PATHを通す
まずは途中の/Library/Java/JavaVirtualMachines/javafx-sdk-13.0.2/lib
にPATHを通します。
PATHを通すには設定ファイルを編集する必要があります。今回はzshなので.zshrc
を編集します。
export PATH_TO_FX=/Library/Java/JavaVirtualMachines/javafx-sdk-13.0.2/lib
上の一行を一番下に加えました。その後ターミナルを再起動もしくは
$ source ~/.zshrc
をターミナル上で実行することで反映させることができます。PATHが通っているかどうかは
$ echo $PATH_TO_FX
の実行結果が、指定した場所になっているかどうかで確認できます。
ここまでやると、
$ javac --module-path $PATH_TO_FX --add-modules=javafx.controls,javafx.fxml,javafx.media *.java
で実行できるようになります。
###ラップする
まだ長いのでラップします。そのためにまずは$HOME/bin
というディレクトリを用意し、ここにPATHを通すため~/.zshrc
に
export PATH="$PATH:$HOME/bin"
上の一行を加えます。
その後該当ディレクトリに、jfxc
とjfx
の二つのファイルを作製します。
#!/bin/sh
javac --module-path $PATH_TO_FX --add-modules=javafx.controls,javafx.fxml,javafx.media $@
#!/bin/sh
java --module-path $PATH_TO_FX --add-modules=javafx.controls,javafx.fxml,javafx.media $@
それぞれ上記のように書き、権限をふっておきます。
$sudo chmod 755 jfxc
$sudo chmod 755 jfx
最後に反映させると実行できるようになります。
$ source ~/.zshrc
##実行方法
コンパイル
$ jfxc *.java
実行
$ jfx (ファイル名)
#追記
1月26日 Audioclipが使えなかったため一部編集しました
#参考
以下の記事を参考にさせていただきました。
Java11でJavaFXを動かす
macでPATHを通す方法
コピペ1分でMacの自作コマンドを作る