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CognitoユーザープールにGoogle認証を追加する手順

Last updated at Posted at 2023-05-02

目次

はじめに

業務でAWS Cognitoユーザープールの技術検証として、CognitoへのGoogle認証追加を行なったため、備忘録として残します。

この記事で扱うこと

  • Google認証をCognitoに追加する手順

この記事で扱わないこと

  • AWSユーザープールの作成手順及び概要説明等
  • Google管理者アカウントの作成方法

前提条件

既にユーザプールを作成済みであること、ユーザプールにてEmailの登録を必須としていることが条件となります。
作り方の参考記事

Google認証をCognitoに追加する手順

AWSの公式ドキュメントに沿って、手順を記載していきます。
Google認証を追加するにあたり、GoogleとAWSそれぞれへの設定追加が必要となります。

Googleへの設定

1.Google管理者ページへの遷移及びログイン

以下のURLに遷移しログインを行う
https://console.cloud.google.com/home/dashboard

2.新規プロジェクトの作成

上部のナビゲーションバーより「新しいプロジェクト」を選択し、プロジェクトを作成する
スクリーンショット 2023-05-02 17.09.35.png

作成後
google_home.png

3.左側のナビゲーションより「Oauth同意画面」を選択

スクリーンショット 2023-05-02 17.14.36.png

4.User Type

  • 「外部」を選択
    Oauth_create_1.png

5.「アプリ登録の編集」

  • 「アプリ名」にはGoogle認証時に表示されるアプリ名を入力(基本的には作成したアプリケーション名を入力すれば良い)
  • 「ユーザーサポートメール」に自分のメールアドレスを入力
  • 「承認済みドメイン」に「amazoncognito.com」を入力
  • デベロッパーの連絡先には自分のメールアドレスを入力
    oauth_create3.png
    oauth_create2.png

6.スコープ

  • 「スコープを追加または削除」を選択後、右に表示される項目より以下を選択(CognitoがGoogleより取得する情報を選択する)
    • email
    • profile
    • openid
      oauth_create4.png

更新を押した後、間違いがなければ保存して次へを選択

oauth_create5.png

7.アプリ登録の編集

デフォルトのまま保存して次へを選択
oauth_create6.png

8.設定内容の確認

間違いがないことを確認
oauth_create7.png
oauth_create8.png

9.左側のナビゲーションから「認証情報」を選択

oauth_create9.png

10.「認証情報を作成」→「OauthクライアントID」を選択

oauth_crate10.png

11.OauthクライアントIDの作成にて設定値を入力

  • 「アプリケーションの種類」は「ウェブアプリケーション」を選択
  • 「名前」は好きな名前を入力
  • 「承認済みのJavaScript生成元」にはCognitoのドメインを入力(詳細は2枚目の画像のCognitoドメインを参照)
  • 「承認済みのリダイレクトURI」にはドメイン + oauth2/idpresponseを入力
    • Googleから発行される認可コードのエンドポイントになります
      スクリーンショット 2023-05-02 17.49.44.png

user_pool_id.png

12.JSONダウンロード

これにてGoogleでの設定は完了です
クライアントIDとクライアントシークレットはCognitoで使用します。忘れずにJSONをダウンロードしておきましょう
スクリーンショット 2023-05-02 17.50.32.png

Cognitoへの設定

1. 対象のユーザープール設定画面にて「アイデンティティプロパイダーを追加」を選択

oauth_cognito1.png

2.アイデンティティプロパイダ−の追加設定

  • 「アイデンティティプロパイダー」でGoogleを選択
    oauth_cognito2.png

  • クライアントIDとクライアントのシークレットに、Googleで発行したクライアントIDとクライアントシークレットを入力

  • 「許可されたスコープ」にはGoogleにて設定した「email profile openid」を記載

  • 「Googleとユーザプール間で属性をマッピング」にはユーザープールの属性と、Googleから取得する情報でマッピングする項目を選択

    • Googleから取得したemailが、Cognitoユーザープールにて作成されるユーザ情報のemailとして保存されるようなイメージです
  • 入力が完了したら「アイデンティティプロパイダーを追加」を押下
    oauth_cognito3.png

3.アプリケーションクライアントのHosted UI編集画面にてIDプロパイダ(Google)の追加

手順2までではまだGoogleがログイン画面に表示されません。
最後に以下の設定をする必要があります。

アプリケーションの統合を選択後、最下部の「アプリケーションクライアント名」から対象のクライアントを選択
スクリーンショット 2023-05-02 18.26.02.png
スクリーンショット 2023-05-02 18.26.07.png

遷移後「ホストされたUI」の「編集」を選択
スクリーンショット 2023-05-02 18.29.47.png

IDプロパイダーのプルダウンを選択
スクリーンショット 2023-05-02 18.31.19.png

Googleを選択し、ページ最下部の「変更を保存」ボタンを押下
スクリーンショット 2023-05-02 18.31.24.png

以上で完了です。

動作確認

試しにHosted UIを開いてみます。

Google追加前

スクリーンショット 2023-05-02 18.35.30.png

Google追加後

無事追加されていることが確認できました。
スクリーンショット 2023-05-02 18.34.41.png

ログインしてみる

お馴染みのGoogle認証画面が表示されました。
スクリーンショット 2023-05-02 18.36.44.png
アプリケーションへのログインも完了しました。
スクリーンショット 2023-05-02 18.36.59.png

ユーザープールへの登録も確認できました。
スクリーンショット 2023-05-02 18.39.22.png

まとめ

以上がGoogle認証の追加方法です。
私と同じように、細かいことはいいからとにかく追加して技術検証したい!みたいな人の助けになればと思います。
こちらの記事でEmail認証ユーザとGoogle認証ユーザを統合する方法を記載しているので、ご興味あればご覧ください。
https://qiita.com/Naoki1126/items/e6294f0ed189344a5bd7

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