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クラウド・オンプレ・仮想化の基礎を完全攻略!実務でも差がつくクイズ集【サーバー編 1〜3章】

Last updated at Posted at 2025-12-11

参考書籍

前提条件

  • 上記の書籍でインプットをしていることを前提としているため、解説等は基本的にありません。
  • 特に図で理解をした方がいい場合も多いので、ぜひ読んでみていただきたいです。
  • インプット後の知識定着として活用していただければ幸いです!

この記事の対象読者

  • 初めてサーバーやクラウドを学ぶ。
  • インフラ系資格を取得する準備として、基礎を押さえたい。
  • 現場で基礎用語を正確に説明できるようになりたい。

この記事で取り上げている主な内容(1〜3章対応)

  • 「オンプレミス型」「クラウド型」「ハイブリッドクラウド型」の特徴
  • 「IaaS」「PaaS」「SaaS」の違い
  • サーバー仮想化のメリット
  • 仮想化ソフトウェアの種類別の特徴(ホストOS型、ハイパーバイザー型など)
  • 「Linux系サーバーOS」と「Windows系サーバーOS」の特徴
  • アプライアンスサーバーとは?

関連記事

1. サーバーとは

Q1. サーバーの説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • コンピュータにソフトウェアを用意し、起動することでサーバーが構築できる。
  • 普段クライアントとして、利用しているPCもサーバーとして利用できる。
  • 1台のPCに対して、起動できるサーバーは1種類である。
  • 「Apache」や「nginx」といったソフトウェアを「Webサーバーソフトウェア」や「サーバーソフトウェア」という。
【解答】

(3) 1台のPCに対して、起動できるサーバーは1種類である。


Q2. サーバーの運用管理の説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • 運用管理のフェーズでは、「設定変更」「障害対応」のほか、新機能の追加作業などが該当する。
  • ユーザーの要求に対応する上では、あらかじめ項目を絞っておくと管理がしやすい。
  • 障害を予防する対応のことを「事前対応」という。
  • 障害が発生した場合は、障害の切り分けを行うなど、迅速な対応が必要である。
【解答】

(1) 運用管理のフェーズでは、「設定変更」「障害対応」のほか、新機能の追加作業などが該当する。

2. ネットワークの基礎知識

ネットワークについては別記事で問題を作成済みなので、そちらでの学習をおすすめします!

3. サーバーを用意する

Q1. 「オンプレミス型」のサーバーの特徴として、不適切なものを1つ選んでください。

  • 思いどおりに構成を組むことができる。
  • 臨機応変にサーバーのスペックを変更できる。
  • 既存のシステムと柔軟に連携ができる。
  • トラブルが起きた際にすぐに対応できる。
【解答】

(2) 臨機応変にサーバーのスペックを変更できる。


Q2. 「クラウド型」のサーバーの特徴として、不適切なものを1つ選んでください。

  • 設備の調達や構築に時間がかからない。
  • 構成はクラウドサービス事業者が提供するサービスの範囲に限定される。
  • トラブルが起きた際は、全てを事業者に対応してもらえる。
  • いろいろなスペック要件に対応しやすい。
【解答】

(3) トラブルが起きた際は、全てを事業者に対応してもらえる。


Q3. 「ハイブリッドクラウド型」と関わりが深いサービスとして、適切なものを1つ選んでください。

  • IP
  • ARP
  • NAT
  • VPN
【解答】

(4) VPN

オンプレ ↔ クラウド を安全につなぐための VPN(Virtual Private Network)が必要!!


Q4. 「IaaS (Infrastructure as a Service)」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • PaasやSaasに比べて、管理すべきものは少ない。
  • CPUやメモリ、ストレージドライブなどを提供する。
  • 提供されたインスタンスに対して、必要なソフトウェアをインストールして利用する。
  • 具体的なサービスとしては、「AWSのEC2」や「AzureのVirtual Machines」などがある。
【解答】

(1) PaasやSaasに比べて、管理すべきものは少ない。

下記の順に管理するものが少なくなっていく。

IaaS ⇨ PaaS ⇨ SaaS


Q5. 「PaaS (Platform as a Service)」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • 具体的なサービスとしては、「AWSのElastic Beanstalk」や「AzureのApp Service」などがある。
  • CPUやメモリなど、一部のインフラ的な要素も選択する必要がある。
  • 利用者はプログラミング言語やデータベースの種類などを選択する。
  • アプリケーションを実行するための環境を提供する。
【解答】

(2) CPUやメモリなど、一部のインフラ的な要素も選択する必要がある。

PaaSでは、「仮想マシンの CPU / メモリ」といったハードウェア構成を利用者が選ぶことはほとんどない。


Q6. 「SaaS (Software as a Service)」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • インフラやアプリケーションの実行環境をクラウド事業者に任せることができる。
  • 具体的なサービスとしては、「Gmail」や「Googleマップ」などがある。
  • 利用者は用意されたURLにアクセスすることでサービスを利用できる。
  • サービス全体として、サーバー管理は完全に不要である。
【解答】

(4) サービス全体として、サーバー管理は完全に不要である。

利用者はサーバーの管理は不要だが、サービス提供側はサーバーを利用しているため不適切


Q7. 下記の中からサーバー仮想化が推奨されていないケースとして、適切なものを1つ選んでください。

  • 複数のサーバーを仮想的な1つのサーバーとし、設置スペースを削減した。
  • CPUやメモリがほとんど使われないサーバーを有効活用できるように複数のサーバーに分けた。
  • 何らかの障害が発生した場合のために、コピーを別の物理サーバーに配置しておいた。
  • システムで必要になったNTPサーバーを仮想サーバーで用意した。
【解答】

(4) システムで必要になったNTPサーバーを仮想サーバーで用意した。

仮想サーバーのデメリットとして「パフォーマンスの劣化」が挙げられるため、正確な時刻同期が求められる「NTPサーバー」では、物理サーバーを使うことがベストプラクティスとされている。


Q8. 「ホストOS型」の仮想化ソフトウェアの説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • ホストOSと仮想化ソフトウェアの両方を動作させる必要がある。
  • 使用する「ゲストOS」は、ホストOSと同一のものを使う必要がある。
  • 代表的な製品として、「VMware」や「VirtualBox」などがある。
  • パソコンに簡単にインストールして手軽に利用できる。
【解答】

(2) 使用する「ゲストOS」は、ホストOSと同一のものを使う必要がある。

仮想サーバーのデメリットとして「パフォーマンスの劣化」が挙げられるため、正確な時刻同期が求められる「NTPサーバー」では、物理サーバーを使うことがベストプラクティスとされている。


Q9. 「ハイパーバイザー型」の仮想化ソフトウェアの説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • 複数の仮想マシンを動作させる場合でも、設定できるOSは1つのみである。
  • 仮想化ソフトウェアをサーバー上に直接インストールして動作させる。
  • 「ゲストOS」と「ハイパーバイザー」の2つで制御している。
  • ホストOS型よりも処理遅延が小さいことが特徴として挙げられる。
【解答】

(1) 複数の仮想マシンを動作させる場合でも、設定できるOSは1つのみである。

複数の VM(ゲストOS)は、それぞれ独立した OS を動かすことができる。


Q10. 「コンテナ型仮想化」の特徴として、適切なものを1つ選んでください。

  • 仮想化ソフトウェア上で仮想マシンが動作する。
  • 1つのサーバー上に複数のOSを動作させることができる。
  • アプリケーションごとに独立した実行環境を作りつつ、ホストOSのカーネルを共有する。
  • ホストOSとゲストOSが存在する。
【解答】

(3) アプリケーションごとに独立した実行環境を作りつつ、ホストOSのカーネルを共有する。

コンテナ型仮想化では、コンテナ管理ソフトウェア上でコンテナが別々に動作します。


Q11. 「Docker」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • オープンソースのソフトウェアである。
  • Docker Hubからイメージをダウンロードして利用する。
  • 基本的にLinux OS上で動作する。
  • 1つのコンテナを使い回して作業負担を軽減している。
【解答】

(4) 1つのコンテナを使い回して作業負担を軽減している。


Q12. 下記は「Linux系サーバーOS」と「Windows系サーバーOS」の特徴です。それぞれの説明がどちらに当てはまるかを選んでください。

  • キーボードによるコマンドラインの入力操作がメインになる。
  • イニシャルコストが高くなる傾向にある。
  • マイクロソフトによる有償・無償サポートがある。
  • UNIX並みの堅牢性、安定性を確保できる。
  • UbuntuなどOSが該当する。
【解答】

(1) Linux系

(2) Windows系

(3) Windows系

(4) Linux系

(5) Linux系


Q13. アプライアンスサーバーの説明として、不適切なものを1つ選んでください。

  • 1台でさまざまなソフトウェアを動かすことができる。
  • 必要なソフトウェアやOSがインストールされている。
  • ファイルサーバーやプロキシサーバーなどが該当する。
  • 設定ウィザードや運用管理ツールが用意されている。
【解答】

(1) 1台でさまざまなソフトウェアを動かすことができる。


Q14. 物理アプライアンスサーバーと仮想アプライアンスサーバーの特徴として、適切なものを1つ選んでください。

  • 仮想アプライアンスサーバーは、物理アプライアンスサーバーと比較するとコストがかかる。
  • 仮想アプライアンスサーバーは、物理アプライアンスサーバーよりも処理性能は高い傾向にある。
  • テスト環境は物理アプライアンスサーバー、本番環境は仮想アプライアンスサーバーを使うといった使い分けが推奨されている。
  • 仮想アプライアンスサーバーは、仮想化ソフトウェアのハイパーバイザー上で構築する。
【解答】

(4) 仮想アプライアンスサーバーは、仮想化ソフトウェアのハイパーバイザー上で構築する。

まとめ

今回の記事で理解が深まった方は、以下の記事もあわせて読むことで、
「ネットワーク・サーバーの基礎」を体系的に整理できます。

ネットワークの基礎

サーバーの基礎

株式会社シンシア

株式会社xincereでは、実務未経験のエンジニアの方や学生エンジニアインターンを採用し一緒に働いています。
※ シンシアにおける働き方の様子はこちら

シンシアでは、年間100人程度の実務未経験の方が応募し技術面接を受けます。
その経験を通し、実務未経験者の方にぜひ身につけて欲しい技術力(文法)をここでは紹介していきます。

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