参考書籍
前提条件
- 上記の書籍でインプットをしていることを前提としているため、解説等は基本的にありません。
- 特に図で理解をした方がいい場合も多いので、ぜひ読んでみていただきたいです。
- インプット後の知識定着として活用していただければ幸いです!
この記事の対象読者
- 初めてサーバーやクラウドを学ぶ。
- インフラ系資格を取得する準備として、基礎を押さえたい。
- 現場で基礎用語を正確に説明できるようになりたい。
この記事で取り上げている主な内容(1〜3章対応)
- 「オンプレミス型」「クラウド型」「ハイブリッドクラウド型」の特徴
- 「IaaS」「PaaS」「SaaS」の違い
- サーバー仮想化のメリット
- 仮想化ソフトウェアの種類別の特徴(ホストOS型、ハイパーバイザー型など)
- 「Linux系サーバーOS」と「Windows系サーバーOS」の特徴
- アプライアンスサーバーとは?
関連記事
- クラウド・オンプレ・仮想化の基礎を完全攻略!実務でも差がつくクイズ集【サーバー編 1〜3章】
- 4章、5章 (執筆中)
- 6章、7章 (執筆中)
- 8章 (執筆中)
1. サーバーとは
Q1. サーバーの説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- コンピュータにソフトウェアを用意し、起動することでサーバーが構築できる。
- 普段クライアントとして、利用しているPCもサーバーとして利用できる。
- 1台のPCに対して、起動できるサーバーは1種類である。
- 「Apache」や「nginx」といったソフトウェアを「Webサーバーソフトウェア」や「サーバーソフトウェア」という。
【解答】
(3) 1台のPCに対して、起動できるサーバーは1種類である。
Q2. サーバーの運用管理の説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- 運用管理のフェーズでは、「設定変更」「障害対応」のほか、新機能の追加作業などが該当する。
- ユーザーの要求に対応する上では、あらかじめ項目を絞っておくと管理がしやすい。
- 障害を予防する対応のことを「事前対応」という。
- 障害が発生した場合は、障害の切り分けを行うなど、迅速な対応が必要である。
【解答】
(1) 運用管理のフェーズでは、「設定変更」「障害対応」のほか、新機能の追加作業などが該当する。
2. ネットワークの基礎知識
ネットワークについては別記事で問題を作成済みなので、そちらでの学習をおすすめします!
- 本当に理解してる?ネットワークの土台を固める超基礎クイズ集【1〜3章】
- ネットワーク機器と仮想化を完全攻略!実務でも差がつくクイズ集【4〜5章】
- セキュリティ&運用の総仕上げ!落とすと危険なネットワーク実践クイズ【6〜7章】
3. サーバーを用意する
Q1. 「オンプレミス型」のサーバーの特徴として、不適切なものを1つ選んでください。
- 思いどおりに構成を組むことができる。
- 臨機応変にサーバーのスペックを変更できる。
- 既存のシステムと柔軟に連携ができる。
- トラブルが起きた際にすぐに対応できる。
【解答】
(2) 臨機応変にサーバーのスペックを変更できる。
Q2. 「クラウド型」のサーバーの特徴として、不適切なものを1つ選んでください。
- 設備の調達や構築に時間がかからない。
- 構成はクラウドサービス事業者が提供するサービスの範囲に限定される。
- トラブルが起きた際は、全てを事業者に対応してもらえる。
- いろいろなスペック要件に対応しやすい。
【解答】
(3) トラブルが起きた際は、全てを事業者に対応してもらえる。
Q3. 「ハイブリッドクラウド型」と関わりが深いサービスとして、適切なものを1つ選んでください。
- IP
- ARP
- NAT
- VPN
【解答】
(4) VPN
オンプレ ↔ クラウド を安全につなぐための VPN(Virtual Private Network)が必要!!
Q4. 「IaaS (Infrastructure as a Service)」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- PaasやSaasに比べて、管理すべきものは少ない。
- CPUやメモリ、ストレージドライブなどを提供する。
- 提供されたインスタンスに対して、必要なソフトウェアをインストールして利用する。
- 具体的なサービスとしては、「AWSのEC2」や「AzureのVirtual Machines」などがある。
【解答】
(1) PaasやSaasに比べて、管理すべきものは少ない。
下記の順に管理するものが少なくなっていく。
IaaS ⇨ PaaS ⇨ SaaS
Q5. 「PaaS (Platform as a Service)」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- 具体的なサービスとしては、「AWSのElastic Beanstalk」や「AzureのApp Service」などがある。
- CPUやメモリなど、一部のインフラ的な要素も選択する必要がある。
- 利用者はプログラミング言語やデータベースの種類などを選択する。
- アプリケーションを実行するための環境を提供する。
【解答】
(2) CPUやメモリなど、一部のインフラ的な要素も選択する必要がある。
PaaSでは、「仮想マシンの CPU / メモリ」といったハードウェア構成を利用者が選ぶことはほとんどない。
Q6. 「SaaS (Software as a Service)」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- インフラやアプリケーションの実行環境をクラウド事業者に任せることができる。
- 具体的なサービスとしては、「Gmail」や「Googleマップ」などがある。
- 利用者は用意されたURLにアクセスすることでサービスを利用できる。
- サービス全体として、サーバー管理は完全に不要である。
【解答】
(4) サービス全体として、サーバー管理は完全に不要である。
利用者はサーバーの管理は不要だが、サービス提供側はサーバーを利用しているため不適切
Q7. 下記の中からサーバー仮想化が推奨されていないケースとして、適切なものを1つ選んでください。
- 複数のサーバーを仮想的な1つのサーバーとし、設置スペースを削減した。
- CPUやメモリがほとんど使われないサーバーを有効活用できるように複数のサーバーに分けた。
- 何らかの障害が発生した場合のために、コピーを別の物理サーバーに配置しておいた。
- システムで必要になったNTPサーバーを仮想サーバーで用意した。
【解答】
(4) システムで必要になったNTPサーバーを仮想サーバーで用意した。
仮想サーバーのデメリットとして「パフォーマンスの劣化」が挙げられるため、正確な時刻同期が求められる「NTPサーバー」では、物理サーバーを使うことがベストプラクティスとされている。
Q8. 「ホストOS型」の仮想化ソフトウェアの説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- ホストOSと仮想化ソフトウェアの両方を動作させる必要がある。
- 使用する「ゲストOS」は、ホストOSと同一のものを使う必要がある。
- 代表的な製品として、「VMware」や「VirtualBox」などがある。
- パソコンに簡単にインストールして手軽に利用できる。
【解答】
(2) 使用する「ゲストOS」は、ホストOSと同一のものを使う必要がある。
仮想サーバーのデメリットとして「パフォーマンスの劣化」が挙げられるため、正確な時刻同期が求められる「NTPサーバー」では、物理サーバーを使うことがベストプラクティスとされている。
Q9. 「ハイパーバイザー型」の仮想化ソフトウェアの説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- 複数の仮想マシンを動作させる場合でも、設定できるOSは1つのみである。
- 仮想化ソフトウェアをサーバー上に直接インストールして動作させる。
- 「ゲストOS」と「ハイパーバイザー」の2つで制御している。
- ホストOS型よりも処理遅延が小さいことが特徴として挙げられる。
【解答】
(1) 複数の仮想マシンを動作させる場合でも、設定できるOSは1つのみである。
複数の VM(ゲストOS)は、それぞれ独立した OS を動かすことができる。
Q10. 「コンテナ型仮想化」の特徴として、適切なものを1つ選んでください。
- 仮想化ソフトウェア上で仮想マシンが動作する。
- 1つのサーバー上に複数のOSを動作させることができる。
- アプリケーションごとに独立した実行環境を作りつつ、ホストOSのカーネルを共有する。
- ホストOSとゲストOSが存在する。
【解答】
(3) アプリケーションごとに独立した実行環境を作りつつ、ホストOSのカーネルを共有する。
コンテナ型仮想化では、コンテナ管理ソフトウェア上でコンテナが別々に動作します。
Q11. 「Docker」の説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- オープンソースのソフトウェアである。
- Docker Hubからイメージをダウンロードして利用する。
- 基本的にLinux OS上で動作する。
- 1つのコンテナを使い回して作業負担を軽減している。
【解答】
(4) 1つのコンテナを使い回して作業負担を軽減している。
Q12. 下記は「Linux系サーバーOS」と「Windows系サーバーOS」の特徴です。それぞれの説明がどちらに当てはまるかを選んでください。
- キーボードによるコマンドラインの入力操作がメインになる。
- イニシャルコストが高くなる傾向にある。
- マイクロソフトによる有償・無償サポートがある。
- UNIX並みの堅牢性、安定性を確保できる。
- UbuntuなどOSが該当する。
【解答】
(1) Linux系
(2) Windows系
(3) Windows系
(4) Linux系
(5) Linux系
Q13. アプライアンスサーバーの説明として、不適切なものを1つ選んでください。
- 1台でさまざまなソフトウェアを動かすことができる。
- 必要なソフトウェアやOSがインストールされている。
- ファイルサーバーやプロキシサーバーなどが該当する。
- 設定ウィザードや運用管理ツールが用意されている。
【解答】
(1) 1台でさまざまなソフトウェアを動かすことができる。
Q14. 物理アプライアンスサーバーと仮想アプライアンスサーバーの特徴として、適切なものを1つ選んでください。
- 仮想アプライアンスサーバーは、物理アプライアンスサーバーと比較するとコストがかかる。
- 仮想アプライアンスサーバーは、物理アプライアンスサーバーよりも処理性能は高い傾向にある。
- テスト環境は物理アプライアンスサーバー、本番環境は仮想アプライアンスサーバーを使うといった使い分けが推奨されている。
- 仮想アプライアンスサーバーは、仮想化ソフトウェアのハイパーバイザー上で構築する。
【解答】
(4) 仮想アプライアンスサーバーは、仮想化ソフトウェアのハイパーバイザー上で構築する。
まとめ
今回の記事で理解が深まった方は、以下の記事もあわせて読むことで、
「ネットワーク・サーバーの基礎」を体系的に整理できます。
ネットワークの基礎
- 本当に理解してる?ネットワークの土台を固める超基礎クイズ集【1〜3章】
- ネットワーク機器と仮想化を完全攻略!実務でも差がつくクイズ集【4〜5章】
- セキュリティ&運用の総仕上げ!落とすと危険なネットワーク実践クイズ【6〜7章】
サーバーの基礎
- クラウド・オンプレ・仮想化の基礎を完全攻略!実務でも差がつくクイズ集【サーバー編 1〜3章】
- 4章、5章 (執筆中)
- 6章、7章 (執筆中)
- 8章 (執筆中)
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その経験を通し、実務未経験者の方にぜひ身につけて欲しい技術力(文法)をここでは紹介していきます。