0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

問い合わせも質問も「まずフォーム」〜Asanaフォームで依頼の入口を一本化する〜

0
Last updated at Posted at 2026-07-21

こんにちは!株式会社ミリタンイの上野です。

「あの依頼、メールで来たんだっけ、チャットだっけ、それとも口頭だったかな」
依頼を受ける側になると、こういう探し物が地味に多いのではないでしょうか。

依頼や問い合わせの入口がバラバラだと、受ける側は複数のツールを巡回することになり、抜け漏れや二重対応が起きやすくなります。

今回は、Asanaのフォーム機能を使って依頼の入口を一本化する、という運用についてお話しします。
弊社自身がどう使っているかも紹介します。

依頼の入口がバラバラだと何が起きるか

依頼というのは、放っておくとあらゆる経路から入ってきます。

メール、チャット、電話、会議の場での「ちょっとこれお願い」。
それぞれは自然な流れなのですが、受ける側から見ると入口が散らばっている状態です。

よくある状態

入口が分散していると、まず「今、依頼が何件溜まっているのか」が誰にも見えません。

メールを見て、チャットを見て、頭の中で足し合わせて、ようやく全体像がつかめる。
しかもこの作業は、たいてい特定の担当者の頭の中だけで完結しています。

さらに、依頼のたびに必要な情報が揃っていないという問題もあります。
「これって誰向けの案件ですか」「期限はいつですか」と、受けてから聞き返す往復が発生する。
依頼する側も受ける側も、地味に消耗します。

なぜ困るのか

この状態の本質的な問題は、依頼が「流れて消えるもの」になっていることです。

チャットやメールは時間とともに流れていくので、対応漏れが起きても気づきにくい。
そして入口が人に紐づいているため、その人が不在だと止まってしまう、属人化の温床です。

Asanaフォームで入口を一本化する

ここで役に立つのがAsanaのフォーム機能です。
フォームはプロジェクトに接続されていて、回答が送信されるたびに自動でタスクが作られます。

つまり、フォームから来た依頼は、最初からタスクとしてプロジェクトに溜まっていきます。

入口がひとつになり、すべての依頼が同じ場所に、同じ形で並ぶ。
受ける側はそのプロジェクトを見るだけで、未対応の依頼を漏れなく把握できます。

しかもフォームは、Asanaアカウントを持っていない人でも回答できる公開フォームにできます。
だから社外からの問い合わせも、そのまま受け付けられます。

弊社での使い方

弊社ミリタンイでも、依頼の入口を用途ごとにフォーム化しています。

ひとつは、外部から会社へのお問い合わせです。
ウェブから届いた問い合わせが、その瞬間にAsana上のタスクとして起票されます。

もうひとつは、契約中のお客様からご質問を受け付ける入口です。
これも専用のフォームにしていて、いただいた質問がタスク化され、どう回答したかの履歴がそのままタスクに残ります。

この2つを分けているのがポイントで、「一般のお問い合わせはこのフォーム」「契約先からのご質問はこのフォーム」と入口が明確になっています。
受ける側はプロジェクトを見れば全体がわかり、メールボックスを掘り返す必要がありません。

さらに弊社では、フォームから問い合わせが入った時点で、その内容とどの会社から来たのかをAIに判断させています。
AIは問い合わせ種別、たとえば「ミリタンイのサービスについて質問」なのか「Asanaの機能について質問」なのかを見分けてカスタムフィールドを埋め、あわせて適切な担当者を自動でアサインします。

入った瞬間に必ず誰かに割り当たるので、「担当が決まらないまま放置される」ことがなくなり、対応漏れが実質ゼロになりました。
しかも種別まで最初から分類されているので、後からさばくのも探すのもぐっと楽になります。

対応が終わったら、そのままナレッジに変える

弊社で気に入っている運用がもうひとつあります。

タスク名には、フォームから問い合わせが入ってきた時点では、会社名と問い合わせ者の名前が入力されています。
これを、AIに質問内容の要約へ書き換えさせているのです。
こうすると、タスク名を見るだけで「どんな質問か」が一覧で分かるようになります。

さらに、同じプロジェクトの中にナレッジ用のビューを用意しています。
このビューは、先ほどの問い合わせ種別でグループ分けしたボードビューになっていて、種別ごとに対応済みの問い合わせが積み上がっていきます。

似た質問が来たときは、同じ種別の列の中から、解決済みの似たタスクを探せばいい。
過去にどう答えたかがすぐ見つかるので、同じ問い合わせに即答できます。

問い合わせ対応が、こなして消える作業ではなく、答えるたびに蓄積されていく資産に変わります。

フォームを「入口」として設計するポイント

フォームは作れば終わりではありません。
受けた後にさばきやすいかどうかまで設計しておくと、効果が大きく変わります。

必須項目で聞き返しをなくす

対応に必要な情報を、あらかじめ必須項目にしておきます。

何についての依頼か、いつまでに必要か、背景は何か。
これらを入力してもらってからタスク化されるので、受けた時点で判断に必要な情報が揃っています。

「まず状況を教えてください」というやり取りが減ります。

カスタムフィールドに流し込んで振り分ける

フォームの回答をカスタムフィールドにマッピングしておくと、依頼種別や優先度がタスクに構造化された形で入ります。
後からフィルタや並べ替えで、優先度の高いものから順にさばく、といった運用がしやすくなります。

分岐で1つのフォームに複数の依頼をまとめる

条件分岐を使えば、最初に選んだ依頼種別によって、後に表示する質問を変えられます。
入口を増やしすぎずに、複数パターンの依頼をひとつのフォームで受けられるので、依頼する側も「どのフォームを使えばいいのか」で迷いません。

まとめ

  • 依頼の入口がバラバラだと、全体量が見えず、抜け漏れと属人化が起きる
  • Asanaフォームは回答が自動でタスク化され、外部からもアカウント不要で受けられるので、入口の一本化に向いている
  • 必須項目・カスタムフィールド・分岐まで設計すると、受けた後のさばきやすさも上がる
  • 自動アサインや対応後の要約と組み合わせると、対応漏れがなくなり、問い合わせ対応がそのままナレッジとして溜まっていく

まずは、いちばん散らかっている依頼経路をひとつだけフォームにしてみるのがおすすめです。「この依頼はここから」という入口がひとつできるだけで、受ける側の景色はずいぶん変わります。


株式会社ミリタンイは、日本初のAsana Services Partnerに認定されたAsana活用のプロフェッショナルです。
導入設計から定着支援・運用改善まで、業務改善を一貫して支援しています。
「Asanaを入れたけど定着しない」「もっと活用したい」という方は、お気軽にご相談ください。
お問合せはこちらまで

ミリタンイLogo.png

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?