概要
応用情報技術者試験にでてくる「チェネル」とつくワードを纏めました。
チャネルは「経路」「手段」という意味です。
目次
オムニチャネル
企業と顧客の販売経路を統合して、総合的に顧客へアプローチする方法。
「マルチチャネル」という言葉があり、これは「オムニチャネル」の手前の段階のイメージ。例えば実店舗の他にECサイトでも商品を購入できるようにするといった状態を指す。他にも、SNSやテレビのCM等、色々なチャネルから消費者にアプローチする。ただこの段階では、それぞれのチャネルは独立していて、統合や連携はされていない。
「オムニチャネル」は「マルチチャネル」の状態から、例えば店舗で得たポイントをECサイトでも利用できたり、スマホアプリのクーポンを店舗で使用出来たりと、色々なチャネルを結び付けることを目的としている。
「オムニチャネル戦略」は小売業を中心に大きく広がっている販売戦略のひとつ。
サイドチェネル攻撃
暗号化された情報を解読する手法のひとつ。
ICカードや半導体等から周囲に漏れている電磁波や処理によって異なる消費電力の差、発生する熱や音を観測して内部の情報を得る。
非破壊型の物理的攻撃のことを総称してサイドチャネル攻撃と呼ぶ。
チャネル制御方式
入出力装置と主記憶装置の間のデータ転送を行う方式。
チャネルといわれる装置を使用する。
DMA制御方式よりも複雑な処理ができる。また、チャネルプログラムを記述することもでき、プログラム内で条件分岐等も行える。
マーケティングチャネル
製品が生産者から消費者に届くまでに関わる全ての経路や組織・媒体のことを指す。
近年は店舗に赴かなくてもECサイトで商品を購入したり、ネットの情報で競合する商品を比較して店舗に足を運んだりと、購入までのプロセスが多様化している。そのため、生産者はこれまでの販売方法にとらわれず、どのようにして効率よく消費者に商品を届けるかを検討する「マーケティングチャネル戦略」が重要になっている。