前回の記事について
AWS内で完結するウェブアプリケーションの作成 (仮想環境の構築編)
AWS内で完結するウェブアプリケーションの作成 (仮想環境へのサンプルアプリケーションの搭載編)
の続きです。先ずはこちらを参照いただければ幸いです。
作成条件
- 基本的にAWS内で完結させる。ローカルへのアプリダウンロード等は行わない。
- できる限り無料枠を利用する。
- AWSアカウントを所持していることを前提条件とする。
-
AWS内での仮想環境の構築及び
サンプルアプリケーションの搭載が完了していることを前提条件とする。
構築手順
作成したプロジェクトへのアクセス
AWSにログインし、AWS マネジメントコンソールに移動する。
AWS内で完結するウェブアプリケーションの作成 (仮想環境へのサンプルアプリケーションの搭載編)
で作成したプロジェクトを選択する。
サンプルアプリケーションの確認
Amazonが用意したサンプルアプリケーション(ムービー)が再生される。
ソースコード改変
AWS内で完結するウェブアプリケーションの作成 (仮想環境へのサンプルアプリケーションの搭載編)で作成したAWS Cloud9環境のIDEを開くを選択する。
しばらくするとIDEが表示されるので、任意のソースコードを改変し、保存する。
今回は、ムービーの表示文字を**「Congratulations!」から「Hello! World.」**に変更する。
ターミナルからのGit操作
IDE下部の+ボタンをクリック、New Terminalを選択する。
ターミナルからgitで変更箇所をpushする。
New Terminalに以下の文字を打ち込む。
※最初の2行は初回のみ
※git add xxx はmodified の横に表示された文字列(改変したソースコードファイルの場所)を入力。
複数のファイルを改変した場合はその分だけ入力する。
例
git add xxx(enter)
git add yyy(enter)
・・・
ec2-user:~/environment $ git config --global user.name "(自分の名前)"
ec2-user:~/environment $ git config --global user.email "(自分のメールアドレス)"
ec2-user:~/environment $ pwd
/home/ec2-user/environment
ec2-user:~/environment $ ls
firstproject1 README.md
ec2-user:~/environment $ cd (プロジェクトID)
ec2-user:~/environment/firstproject1 (master) $ ls
appspec.yml buildspec.yml pom.xml README.md scripts src template.yml
ec2-user:~/environment/firstproject1 (master) $ git commit
On branch master
Your branch is up-to-date with 'origin/master'.
Changes not staged for commit:
modified: src/main/webapp/WEB-INF/views/index.jsp
no changes added to commit
ec2-user:~/environment/firstproject1 (master) $ git add src/main/webapp/WEB-INF/views/index.jsp
ec2-user:~/environment/firstproject1 (master) $ git commit -m "(好きなコミット名)"
[master 203f265] commit1
1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-)
ec2-user:~/environment/firstproject1 (master) $ git push
Counting objects: 8, done.
Compressing objects: 100% (6/6), done.
Writing objects: 100% (8/8), 593 bytes | 296.00 KiB/s, done.
Total 8 (delta 3), reused 0 (delta 0)
To https://git-codecommit.us-east-2.amazonaws.com/v1/repos/firstProject1
a4c9ed7..203f265 master -> master
ec2-user:~/environment/firstproject1 (master) $
デプロイとテスト再生
ダッシュボードを開く。画面右側のDeployが「成功」になるまで待つ。
再びエンドポイントをクリックすると、ソースコード改変後のアプリケーションが再生される。
以上のように、ソースコード改変とデプロイを繰り返していくことで、サンプルアプリケーションを元に任意のウェブアプリケーションを構築できる。
最後に
以上で「AWS内で完結するウェブアプリケーションの作成」は終了となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。