はじめに
本記事は次の記事のシリーズの一部です。
【Raspberry Pi 5のセットアップからClaude Codeの動作検証まで完全解説】
(1)OS(labwc)のインストール
https://qiita.com/LatanKee/items/630e5899bd85e6a462e8
(2)RPi初回起動~VNC接続 ←今ここ
https://qiita.com/LatanKee/items/fc044e3562e5db0c332c
(3)Raspberry PiにClaude Codeのインストール・セキュリティ設定
https://qiita.com/LatanKee/items/5c05c0404bc6e12da0c5
(4)Raspberry PiでClaude Codeデモ
https://qiita.com/LatanKee/items/07f52329ec8ef4cca1a8
本記事ではRaspberry Pi 5でClaude Codeの動作検証するための準備として、Raspberry Piのセットアップの内、「初回起動~VNC接続」を中心に説明します。つまり、RaspberryPiへリモートアクセスするための接続方法についての解説です。
初回起動について
ステップ3.microSDカードをRaspberry Pi本体にセットアップ>電源を入れる
次の記事を参考に行なってください。
https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/getting-started.html#set-up-your-raspberry-pi
ステップ4.Raspberry Piの初回起動
次の記事を参考に行なってください。
本ステップで、ディスプレイとキーボード、マウスが必要になります。
初回起動が完了すると、次のようなRaspberry Piのデスクトップ画面が表示されます。

余談.2024年10月28日にOS「Bookworm」のアップデートした描画システム「Wayland (labwc)」について
余談ですが、Raspberry PiのOSについて重要なアップデートがあったことについて言及しておきますので、不要な方は「ステップ5.」へ進んでください。
Raspberry Piに関して調べものをする際に、旧バージョンでの記事の方が多く、新バージョンに対応した参考記事がなかなか見付からないと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Raspberry Pi 5の販売当初2023年10月リリースの初期版「Bookworm」の背景はこのようなデスクトップ画面でしたが、

2024年10月28日にOS「Bookworm」のアップデートがリリースされ、このようなデスクトップ画面が導入されています。

デフォルトのデスクトップ画面が変わった主な理由は、全てのRaspberry Piモデルで描画システムとなっていた「X11」や「Wayland (wayfire)」から「Wayland (labwc)」へと根本的に統一して切り替えをされたためです。
次のリンクはRaspberryPi公式の「Raspberry Pi OSの新リリース」に関する記事です。
Wayland(labwc)の変更のポイント
・パフォーマンスとセキュリティ: 描画の遅延が減り、高速化・セキュアになりました。
・新アイコン・テーマ: アイコンセットやフォント、壁紙も刷新され、よりクリーンな見た目になりました。
アップデート前と後では、「Raspberry Piの設定」の表記も変わっており、「Configuration Tool」の構成も変わっているため、labwcに適した参考記事はまだ多くありません。それが本記事を執筆することになった動機の1つです。余談終了です。
VNC接続設定
ステップ5.Raspberry PiでのVNC接続設定
次の記事を参考にさせて頂きました。
参考記事
https://techblog-ai.com/%E3%80%90raspberry-pi-5%E3%80%91%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E6%96%B9%E6%B3%95realvnc/
上記の記事では旧バージョンでの解説となっているため、本記事では新バージョンで解説します。
1)ターミナルをクリック>次のコマンドを入力>「Configuration Tool」が立ち上がる
sudo raspi-config
4)「W1 X11 Openbox window manager with x11 backend」を選択>「OK」を選択

※ここで「Labwc」を選択するとRealVNCで接続できないという報告があります。
5)「Configuration Tool」に戻り、「Finish」を選択>reboot(再起動)「Yes」を選択

6)再起動が完了>ターミナルをクリック>以下のコマンドでRaspberry PiのOSを最新化、アップデートを実行
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
※upgradeの途中、「Yes/No」を問われることがりますので、「Y+Enter」を押してupgradeを完了させてください。
Raspberry Piで何か作業する前には不具合を回避するために毎回update+upgradeを行なうと良いでしょう。
7)日本語入力の有効化
labwc環境で日本語入力を有効にするには、Fcitx5とMozcのインストールと設定が必要です。
sudo apt install fcitx5-mozc
continue?と確認された場合、Yを入力し、Enter
sudoなしで以下を実行
im-config -n fcitx5
設定を反映させるため、必ず再起動します。
sudo reboot
ログイン後にターミナルで
fcitx5 &
設定ツールを起動
fcitx5-configtool
・Input Method タブ
・+ Add Input Method
・Mozc を追加
・Applyし、configtoolを閉じる。
8)デスクトップ画面>ラズベリーパイアイコンをクリック>「Preferences」>「Control Center」をクリック>「Interfaces」タブで「VNC」を有効化
8)デスクトップ右上に表示された「VNC」アイコンをクリック>IPアドレスをメモ

Raspberry Pi上での設定は以上です。
ステップ6.クライアントPCでのVNC接続設定
1)次のリンクよりRealVNCをダウンロード
https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/?lai_vid=xARqREw43fGln&lai_sr=5-9&lai_sl=l&lai_na=722
2)インストールが完了>RealVNCを開く>File>New Connection

3)VNC Server[Raspberry Pi上で確認したIPアドレス]Nameは[適当でOK]を入力>「OK」

4)Raspberry Pi Imagerで設定した「Username」と「Password」を入力

「OK」を選択すると、クライアントPC上にRaspberry Piのデスクトップ画面が表示され、VNC接続が完了します。

初回起動からVNC接続についての解説は以上です。
まとめ
本記事では、Raspberry Pi 5でClaude Codeの動作検証するための準備として、Raspberry Piのセットアップの内「Raspberry Piの初回起動からVNC接続」について解説しました。
これで、手持ちのPCからRaspberry Piへリモートアクセスでき、作業の幅はぐんと広がります。ぜひご活用ください。
次の記事では、「Raspberry Pi上でClaude Codeをインストール・セキュリティ設定」について解説します。
https://qiita.com/LatanKee/items/5c05c0404bc6e12da0c5







