はじめに
Raspberry Pi 5でClaude Code(AnthropicのCLIベースのAIコード生成エージェント)を動かすことは、その強力なCPU性能と8GB RAMのモデルであれば非常に有効な開発手法です。24時間稼働のパーソナルAI開発環境として利用しているユーザーが多くいます。
結論から言うと Raspberry Pi 5でも問題なくClaude Codeは動きます。ただし、いくつか重要な前提(Node.jsのバージョン・RAM・OS・CLI環境)があり、順に解説します。
本記事は次の記事のシリーズの一部です。
【Raspberry Pi 5のセットアップからClaude Codeの動作検証まで完全解説】
(1)OS(labwc)のインストール ←今ここ
(2)RPi初回起動~VNC接続
https://qiita.com/LatanKee/items/fc044e3562e5db0c332c
(3)Raspberry PiにClaude Codeのインストール・セキュリティ設定
https://qiita.com/LatanKee/items/5c05c0404bc6e12da0c5
(4)Raspberry PiでClaude Codeデモ
https://qiita.com/LatanKee/items/07f52329ec8ef4cca1a8
本記事ではRaspberry Pi 5でClaude Codeの動作検証するための準備として、Raspberry PiのOS(オペレーティングシステム)のインストールを中心に説明します。
本記事で獲得できるスキル
エッジAI開発スキル
・Raspberry PiでのAI開発
・ARM環境構築
・推論実装
AI支援開発スキル
・Claude Code活用
・AIによるコード生成
・AIとの協働開発
Linux / CLIスキル
・Node.js
・npm
・環境変数
・Linux操作
API統合スキル
・Anthropic API
・APIキー管理
モダン開発スキル
・AI-Augmented Development
・開発効率化
これらは現在、
世界中の開発現場で必須スキルになりつつあります。
Raspberry Pi 5で動かすメリット
・費用:現在、Mac miniでClaude Code等のターミナルベースのAIエージェントを操作するトレンドがありますが、Raspberry Pi5なら安価に環境構築が可能です。
例)Mac mini M4 中古:最低約7万円 < Raspberry Pi5 一式:約3万3千円
・低消費電力・常時稼働:PCをつけっぱなしにせず、Raspberry Pi 5を「自律型AIエンジニア」として常駐させ、スマホや外出先からTermiusなどのSSHクライアント経由で開発指示を出せます。
・物理デバイス制御:Claude Codeが直接Raspberry Piのシェルを操作できるため、GPIO(Lチカなど)やIoTセンサーの制御コードをAIに書かせ、その場で実行・デバッグさせることが可能です。
Raspberry Pi 5 推奨スペック
最低:
・Raspberry Pi 5
・RAM:8GB以上推奨(4GBでも動作報告はあり)
・OS:Raspberry Pi OS 64bit(Bookworm)
・Node.js:18以上(20推奨)
・インターネット接続
なお、Bookwormは、世界的に有名なLinuxディストリビューションであるDebian 12のコードネームです。
必要なもの
・Raspberry Pi5 8GB
・電源ケーブル(5.1V/5A 27W USB-TypeC電源推奨)
・microSD カード(64GB推奨)
・ディスプレイ(モニターがあればベストですが、最悪テレビも使えます)
・Raspberry Piをディスプレイに接続するためのケーブル(Micro HDMIポート対応)
・冷却ファン
・キーボード(USB-TypeA)
・マウス(USB-TypeA)
・コンピューター(microSDカードにオペレーティングシステムをイメージ化するために使用します)
・コンピュータにmicroSDカードを挿入するための手段(下で紹介しているスターターキットにはmicroSDカードを挿入するためのSDカードとmicoSDカードを挿入するためのUSB-TypeA式のメモリカードリーダーが付属しています。コンピュータにmicroSDカードを直接挿入できる場合は不要です。)
上記の内、キーボードとマウス以外の丸っと一式をスターターキットとして色んな会社が販売しています。私はRaspberry Pi5が販売開始間もなくの時期に手に入れました。その当時に要件を満たす電源ケーブルは個別にはなかなか手に入らないと聞き、こちらのスターターキット(¥30,580 税込/2026年2月26日現在)を購入しました。

https://amzn.asia/d/03MHjU01
私は購入から約2年で最近電源ケーブルが消耗してしまい、現在は普通に流通しているこちらの電源ケーブルを追加購入しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D41J6QZ4?smid=A1OXLY8I5FAMQ9&ref_=chk_typ_imgToDp&th=1
各種インターフェースの接続
次の記事を参考に、次のインターフェースの接続を行ないましょう。
https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/getting-started.html#setting-up-your-raspberry-pi
・電源
・microSDカード
・キーボード
・マウス
・ディスプレイ
※冷却ファンは付属の説明書に沿って接続してください。
オペレーティングシステムのインストール
ステップ1. Imagerをインストールして起動する
Raspberry Pi Imager をコンピューター (Windows、Mac、または Linux) にダウンロードします。
※本記事ではWindowsでの操作を解説します。
Windows以外のインストール方法については次のRaspberrypi公式ドキュメントを参照ください。
https://www.raspberrypi.com/documentation/computers/getting-started.html#installing-the-operating-system
次の記事も参考になります。
https://logikara.blog/raspberry-pi5-inst/
https://www.switch-science.com/pages/rpi-os-setup
1)Imager をインストールします。
Windowsの場合は、 下のRaspberry Piのウェブサイトから最新バージョンをダウンロードし、インストーラーを実行します。
https://www.raspberrypi.com/software/
2)次のいずれかの方法で Raspberry Pi Imager アプリケーションを起動します。
Windowsボタン>「Raspberry Pi imager」で検索
Raspberry Pi Imager Setup Wizardが立ち上がります。
日本語の選択肢がないのでEnglishを選択し、"Next"で進み、"Finish"まで完了させましょう

ステップ2.基本設定を構成する
2026年2月26日現在の最新バージョンはRaspberry Pi Imager v2.0.6でした。
ハードウェアとオペレーティングシステム(以下OS)の組み合わせを設定します。
1)「Device」タブ>「Raspberry Pi 5」を選択>「次へ」
2)「OS」タブ>「Raspberry Pi OS(64-bit)」を選択>「次へ」
3)「ストレージ」タブ>お持ちのmicroSDカードを選択>「次へ」
4)「Customisation」タブ>デバイスのホスト名を入力>「次へ」
5)Localisationの設定は下記を選択>「次へ」
CapitalCity:「Tokyo(Japan)」
Time zone:「Asia/Tokyo」
キーボードレイアウト:「jp」

6)ユーザ名・パスワード(確認のためComfirm passwordに同じパスワード)を入力>「次へ」
7)WiFi情報(SSID/パスワード)を入力>「次へ」
※ステルスSSIDにチェックを入れると、スマホやパソコンのWi-Fi一覧に名前が出なくなり、不正アクセスや「ただ乗り」を難しくします。

8)【推奨】SSHを有効化する >「パスワード認証を使う」を選択 >「次へ」
SSHを有効化することにより、リモートでアクセス可能になります。
弊方は手持ちのPCでRaspberrypi5を操作するためSSHを有効化しています。
「パスワード認証を使用する」を選択した場合、「カスタマイズ > ユーザー」タブで指定したユーザー名とパスワードを使用して、ネットワーク経由で Raspberry Pi にログインします。
9)【任意】Raspberry Pi Connectを有効化>「OPEN RASPBERRY PI CONNECT」を選択
デフォルトブラウザでRaspberry Pi ConnectのWebサイトが開きます。
Raspberry Pi ID アカウントにサインインするか、まだアカウントをお持ちでない場合はサインアップしてください。
サインアップした場合はまたImagerに戻り、改めて「OPEN RASPBERRY PI CONNECT」を選択 >
「新しい認証キー」ページで、認証キーを作成します。「Create auth key and launch Raspberry Pi Imagr」を選択(Raspberry Pi Imager を開くことをサイトに許可を選択)>自動でImagerにauth keyが入力されます。「次へ」

10)Write image>「Write」を選択
microSDカード上のすべてのデータを上書きしようとしていることを警告するプロンプトが表示されます。「I UNDERSTAND,ERASE AND WRITE」を選択します。

11)書き込みが開始>完了まで5分程かかります。
12)書き込みが完了すると自動で検証されます。数十秒で完了します。
13)書き込みと検証が完了>「Finish」を選択し、Imagerを終了
OSのインストールは以上です。
まとめ
本記事では、Raspberry Pi 5でClaude Codeの動作検証するための準備として、Raspberry Piのセットアップの内「OSのインストール」について解説しました。
Imagerが優秀なので意外と簡単ですね。Raspberry Piが使えるようになるまであともう少しです。
次の記事では、「Raspberry Piの初回起動~VNC接続」について解説します。
https://qiita.com/LatanKee/items/fc044e3562e5db0c332c














