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Windows11でのVLAN設定

Last updated at Posted at 2023-03-28

Windows 11用に変更後、IntelはProSetツールの配布を廃止しました。

ドライバーをインストールするだけでは、VLANインターフェイスに接続が行えないため、対応を手順にまとめました。
VLANインターフェイスに接続する必要があるコンピューターの運用を開始する方は参考いただければと存じます。
本記事は基本的に下記のサイトを参考にしたものになります。

参照元サイト
Multiple VLAN’s using Windows 10/11 Onboard Tools

初期環境

下記の図はVLANに接続前の「ネットワーク接続」画面になります。

当初はIntelのドライバーかRealtekのプログラムをダウンロードすればVLANの設定を行えるものだと思っていましたが、結果的にどちらのネットワークでもVLAN接続できなかったため、新たにHyper-Vのイーサネットを作成する運びとなりました。
加工.jpg

事前にWindows11 用のドライバーをインストールしておいてください。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/727998/intel-network-adapter-driver-for-microsoft-windows-11.html

Hyper-Vイーサネットの作成手順

(1)Windows コンポーネントのインストール

 1,デスクトップの検索窓で「Windows の機能の有効化または無効化」を検索する。

 2,Windowsの機能が表示されたら
   ①Hyper-V|Hyper-V プラットフォーム|Hyper-V サービス
   ②Hyper-V|Hyper-V 管理ツール|Windows PowerShell 用 Hyper-V モジュール
   の順番で2つのファイルに進みチェックボックスを埋めてOKをクリックする。
スクリーンショット 2023-03-23 170933.png
 3,OKを押すとそのまま再起動を促されるため、再起動を実施する。

(2)vSwitch のセットアップ

  VLANに対応するvSwitchを新たに作成します。Windows PowerShellを管理者として起動してください。
  ※ホストのネットワーク接続が切れてしまいますので、リモートまたはアプリケーションを起動したまま作業を行わないでください。

 1,ネットワークアダプターを一覧が表示する。
   仮想スイッチに使用するアダプター(ネットワーク)名を確認してください。

Windows PowerShell
  Get-NetAdapter

 
 2,新しい仮想スイッチを作成する。

コマンド オプション 機能
New-VMSwitch       - 仮想スイッチを作成するコマンド
   - -name 仮想NIC名。作成するネットワークの名称を指定してください。
名称は任意でよい。今回は、「VLAN-vSwitch」という名前で作成。
   - -NetAdapterName  前のコマンドで確認した仮想スイッチに使用するアダプター(ネットワーク)名を指定する。今回は「イーサネット」を指定
   - -AllowManagementOS $true ホストOSとネットワーク アダプターを共有します。
  New-VMSwitch -name {任意のネットワーク名} -NetAdapterName {接続先物理NICのネットワーク名} -AllowManagementOS $true
実行例
  New-VMSwitch -name VLAN-vSwitch -NetAdapterName イーサネット -AllowManagementOS $true

 
 3,作成したネットワークの仮想NICとホストOSを削除する。

コマンド 機能
Remove-VMNetworkAdapter 仮想NICを削除する

 Hyper-V はホストをオンラインに保つために、VLANタグのない仮想NICを自動的に作成します。

  Remove-VMNetworkAdapter -ManagementOS -name {任意のネットワーク名}
実行例
  Remove-VMNetworkAdapter -ManagementOS -name VLAN-vSwitch

(3)VLAN インターフェースのセットアップ

 1,新しい仮想スイッチを作成と接続先のVLAN IDを設定する。

コマンド 機能
Add-VMNetworkAdapter 仮想ネットワークアダプターを仮想マシンに追加する
  Add-VMNetworkAdapter -ManagementOS -name {"接続先物理NICのネットワーク名"} -SwitchName {"任意のネットワーク名"} -Passthru | Set-VMNetworkAdapterVlan -Access -VlanId {接続先のVLAN ID}
実行例
  Add-VMNetworkAdapter -ManagementOS -name "イーサネット" -SwitchName "VLAN-vSwitch" -Passthru | Set-VMNetworkAdapterVlan -Access -VlanId 30

 
 2,最後にネットワークアダプターの一覧を表示し、作成したネットワークがあるか確認する。
   Hyper-Vのネットワークが追加されているはずです。

  Get-NetAdapter

Hyper-Vイーサネット作成後環境

再び「ネットワーク接続」画面を確認します。
スクリーンショット_20230216_151613.png

新しくHyper-Vのネットワークが作成されていることが確認できました。
後は下記の手順でVLANの接続を行ってください。

【VLAN接続を行う】

 ・ LANケーブルを挿入して、回線がつながっているかを確認する。
 ・ 該当ネットワークのアイコンを右クリックしプロパティ(R)を選択する。
 ・ インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)をクリックして、プロパティを選択する。
 ・ 「次のIPアドレスを使う(S)」を選択し、任意のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを入力する

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