目次
- はじめに
- 対処法
- 最後に
はじめに
Irisでプロジェクトを開く際に、
Loading...のポップアップが表示されたり、エラーが出てプロジェクトが開かない場合があります。
プロジェクトが開かない時に、いくつか対処法があるので、
その方法についてご紹介していきます!
その他のよく遭遇するエラーについては、以下も併せてご確認ください。
- Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Kony Visualizer 起動〜開発編*
- Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Build編(共通)*
- Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Build編(iOS)*
対処法
まず対処法を見ていく前に以下のポイントをチェックしてみましょう👀
どれかが抜けている場合は、解消方法のリンク先をチェックしてみましょう。
チェックポイント | 解消方法 |
---|---|
プロジェクト名にハイフンやアンダーバーが含まれていないか | こちら |
modules配下にreadmeファイルが入っていないか | こちら |
userwidgets配下にjsonファイルのないコンポーネントファイルがないか | こちら |
Irisとプロジェクトのバージョンが一致しているか | こちら |
上記のチェックポイントも問題ない場合、強制終了→PC再起動→アプリ再起動以降の方法を試してみてください。
ハイフンやアンダーバーを削除してプロジェクトのクローンを行う
ハイフンやアンダーバーが含まれているプロジェクトの場合、
プロジェクトがうまく開けない場合があります。
(例:project_name , project-name 等)
GitからSource Treeでプロジェクトをクローンする際に、
該当の文字を削除することで解消することがあります。
下記の記事に手順が詳しく記載されているので、参考にしてみてください
Konyでよく遭遇するエラーまとめ *Kony Visualizer 起動〜開発編*
modules配下のreadmeファイルを削除する
プロジェクトフォルダのmodules配下にreadme.md
ファイルがある場合
Loadingから動かずプロジェクトが開けないことがあります。
この場合、readme.md
ファイルを削除することで正常に開くようになります。
modules配下にいくつかフォルダがある場合、全てのフォルダ内をチェックしてみてくださいね🙆♂️
/Users/ユーザ名/ワークスペース名/プロジェクト名/modules
UserWidget内の空のフォルダを削除する
プロジェクトを開こうとすると、以下のエラーが出てプロジェクトが開けない場合があります。
Open Project Failed! Cannot build graph dependencies: "TypeError. Cannot read properties of undefined (reading 'length')"
この場合、ブランチの切り替え等が原因でコンポーネントに不要なデータが入っていることが原因のエラーとなります。
UserWidgets配下に、jsonファイルが存在しないコンポーネントのフォルダがないか確認をしましょう。
もし以下のような状態のコンポーネントファイルがある場合、
そのコンポーネントファイル自体を削除してください。
例:/Users/ユーザ名/ワークスペース名/プロジェクト名/userwidgets/コンポーネント名
削除後、もう一度プロジェクトを開くとうまく開けるようになります!
正常にプロジェクトが開ける場合のフォルダ構成は以下のようになっています。
Irisのバージョンをプロジェクトのバージョンに合わせる
もしプロジェクトのIrisのバージョンが、
自分が使っているIrisのバージョンよりも低い場合、
バージョンに合わせて書き換えを行う際に、書き換えに失敗しプロジェクトを開けなくなっている可能性があります。
その場合は、プロジェクトのIrisバージョンに合わせることで
プロジェクトが開けるようになります。
プロジェクトのIrisバージョンを確認するには、
projectProperties.json
ファイルのkonyVizVersion
の値で確認することができます。
上記の場合は、 Iris version 9.5.8で作成されているので、
Irisのバージョンは9.5.8をダウンロードすると良いです🙆♂️
もしプロジェクトで指定されているバージョン以上を使っている場合は(今回の場合ver9.5など)、
Service Packバージョンが同じでないとダウングレードはできないため、
再度ダウンロードを行うようにしてください。
ダウングレードに関する記事は、以下に詳しく書いてあります。
👉 Konyのバージョンをダウングレード・アップグレードする方法
ダウンロードサイトで別バージョンをダウンロードする方法は、こちらを参考にしてください。
👉 Kony Visualizerの環境設定
<補足>
もし、現在使っているIrisのバージョンを残したまま別バージョンを使いたい場合、
ダウンロードサイトでダウンロード後、インストーラーが起動したら、
アプリケーションフォルダ直下に新規フォルダを作成しておきましょう。
インストール先を指定する画面で、「Choose..」ボタンを押して、
作成しておいたフォルダをインストール先に指定すると、
複数のIrisを共存させることができます!
Irisが起動したら、いつもと同じようにプロジェクトをクローンし、
開くとプロジェクトが開くようになるかと思います👍
強制終了→PC再起動→アプリ再起動
上記の方法でもうまくいかない場合、
一度Irisを強制終了→PC再起動→Irisを再起動してみましょう。
プロジェクト配下のフォルダを全削除後リフレッシュ
プロジェクトの中に不要なファイルが含まれている場合等プロジェクトが開けないことがあります。
プロジェクト配下のフォルダを全削除し、Irisを更新することで解消することがあります。
②プロジェクト管理ツール(今回はsourcetree)を開き、差分をリセット
プロジェクト管理ツールを開くと、削除した分の差分が表示されるため全て選択しリセットを行います。
③IrisでRefresh
差分を全てリセットできたら、Irisを開きProject->Refreshを押して更新しましょう。
別のワークスペースを作成
別のワークスペースを作成し、該当のプロジェクトを再度入れ直すことで解決することがあります。
①任意の場所にワークスペースを作成します。
例:/Users/ユーザー名/任意のフォルダ/ワークスペース名
②新しいワークスペースを作成できたら、その中にプロジェクトをクローンします。
(※この時必ず「保存先のパス」でプロジェクト名に、ハイフンやアンダーバーが入らないようにしてください。)
③クローンが完了したら、Irisを開き新しいワークスペースに移動します。
IrisのProject->Switch Workspaceをクリック。
ポップアップが表示されたら、Browseボタンを押して、
新しく作ったワークスペースを選択してください。
新しいワークスペースを指定できたら、OKボタンを押します。
④ワークスペースが開いたら、いつもプロジェクトを開く時と同じように、
Project -> Open をクリックし、クローンしてきたプロジェクトを選択します。
ログを見てエラーの原因を確認する
上記で紹介した方法でも、プロジェクトが開かなかったり、
プロジェクトが開いてもビルドが失敗してしまう・・という場合、
Irisのログを見ることで原因を知ることができます。
Irisのlogファイルを確認するためには下記フォルダを開きます。
/Users/ユーザ名/iris/irisdata/logs
フォルダを開いたら「iris.log」というファイルを開くことで、
logファイルの確認ができます。
logファイルを開いたら、Buildが完了した時間付近のログを確認します。
その後そのログ内でerrorなどの文字がある箇所を探すことで、
Buildが失敗した原因を特定することができます。
(上記画像の場合はResourceに画像がなかったため、Buildが失敗していました。)
ログを見れるようになると、
エラーの原因がわかったり不要なフォルダが入っていないか確認するのに役立ちます!
是非参考にしてみてくださいね。
最後に
プロジェクトが開けない場合の対処法について紹介しました!
よくはまるポイントなので、同じように困っている人がいたら
この方法を紹介してみてくださいね