目次
- はじめに
- 方法の説明
3. ダウングレードするとき
4. アップグレードするとき - まとめ
はじめに
Konyのバージョンを最新のものにアップグレードしたら、
既存のアプリをBuildする時にエラーが発生するようになってしまった。。などの経験はないですか?
前のバージョンに戻したい場合の方法と、
特定のバージョンにアップデートする方法を説明したいと思います。
方法
ダウングレードするとき
私の場合、Konyの8.4.75でアプリをBuildをしていたときは、正常に動いていたのですが
8.4.105に更新したところ、Code generation failed
と表示されアプリのBuildができなくなってしまいました。
そんなとき、元の8.4.75バージョンに戻したいですよね。
V8とV9でバージョンアップ・ダウンの方法が異なります。
お持ちのバージョンに応じて、下記の手順を進めてください。
Version8の場合
Kony VisualizerのKony Visualizerについてをクリックし、
この画面が表示されたら、左下のInstallation Detailsをクリックします。
このような画面が表示されるので、左から2番目のInstallation Historyを選択します。
このタブでは、これまでインストールしたことのあるバージョンが一覧表示されているため、
戻したいバージョンを選択し、Revert
をクリックすると前のバージョンに戻すことができます。
ここにないバージョンにダウングレードしたい場合は、
一度一番古いバージョンのものを選択し(※ここでは、8.4.20)、Revertしてください。
一番古いバージョンまで戻ったら、
そのバージョンからアップグレードを行い特定のバージョンをダウンロードすることが可能です。
Version9の場合
V9の場合、ダウングレードできるバージョンは、
現在のService Packバージョンで使用可能なFix Packのみです。
すでに上位のService Packバージョンにアップグレードしている場合、このオプションは使用できません。
例:V9 SP5をダウンロード済みの場合、V9 SP4にダウングレードは不可。
V9 SP4 FP6を持っている場合、同じSPバージョンであるV9 SP4 FP4へダウングレード可能。
(※V=Version、SP=Service Pack、FP= Fix Packの略)
Visualizerの「Visualizer」メニューから、
「Available Fix Packs」をクリックします。
使用可能なFix PackとService Packのリストから、
ダウングレードするバージョンを選択し、[ダウンロード]をクリックします。
「Available Fix Packs」には、
現在のバージョンで使用可能なFix Packのみが表示されます。
ダウンロードしたいバージョンを選択し「Download」ボタンを押下します。
「You have chosen to roll back to an older version.」
のポップアップが表示されるので、「Confirm」をクリックします。
右上のアイコンをクリックすると、
ダウンロードの進行状況が確認できます。
Visualizerが再起動し、ダウングレードは完了となります。
アップグレードする方法
V8,V9のバージョンによってアップグレードの方法が異なります。
バージョンに沿って、以下の手順を進めてください。
Version8の場合
- Help->Install New Software..を選択します。
- Work Withのプルダウンで欲しいバージョンを選択します。
※一覧にないバージョンにアップグレードしたい場合、手順3に進んでください。
欲しいバージョンが一覧にある場合は、手順4に進んでください。 - 一覧にないバージョンにアップグレードしたい場合
プルダウン下の青文字リンクをクリックします。
このような画面が開くので、「Add」をクリックして、欲しいバージョンを追加します。
Add Siteのポップアップが表示されるので、以下の例のように
macsite-
以下の値をインストールしたいバージョン数に書き換えてOKをクリックしてください。
※Location情報は必須ですが、Nameは空でも登録できます。
今回欲しいのは、8.4.75だったので以下のように数字を変えました。
(例)
Name: update site: http://download.kony.com/visualizer_enterprise/80/macsite-8.4.75.xml
Location: http://download.kony.com/visualizer_enterprise/80/macsite-8.4.75.xml
正常に追加されると、一覧に表示されるようになるので、
NameとLocationが問題ないことを確認したら、この画面はOKで閉じましょう。
もう一度Work withのプルダウンを選択してみると、
追加したバージョンが表示されるようになります。
欲しいバージョンが一覧に表示されるようになったら、
以下の手順に沿ってアップグレードを実施します。
5.バージョンを選択後"Nameからインストールするバージョンにチェックをつけて、「Next」をクリックします。
以上で、V8の場合のアップグレードは完了です!
Version9の場合
V9でバージョンアップをする場合、2つの方法があります。
バージョンダウン時と同様、Visualizerの「Visualizer」メニューから、「Available Fix Packs」をクリックするか、
ビジュアライザーの右上隅にあるダウンロードのアイコンをクリックすると、ダウンロードが可能です。
ビジュアライザーの右上隅にあるダウンロードアイコンをクリックすると、
ダウンロード可能なバージョンが一覧で表示されます。
(補足:一覧には、更新バージョンに関する情報と、それぞれのリリースノートへのリンクも含まれています。アップデート内容の詳細を確認したい場合は、リリースノートを確認してください。)
一覧から、ダウンロードしたいバージョンの「Download」ボタンをクリックします。
ダウンロードが開始されると、通知バーにダウンロード状況が表示されます。
ダウンロードが完了したら、「install」をクリックします。
インストールされると、Quantum Visualizerが再起動し、アップグレードが完了します。
これで、ダウングレード・アップグレードの方法の説明は以上です!
まとめ
実際に私がアプリを開発していて、バージョンアップしたことでアプリが全くBuildできなくなり、
バグを仕込んでしまったのかと一時は焦りましたが、前のバージョンに戻すだけで問題なく動くようになりました!
今回紹介した方法は特に時間もかからずすぐに終わるので、
前のバージョン問題で同じように不具合が発生するようになった方などは、
是非このやり方を試してみてくださいね
参考
https://basecamp.temenos.com/s/article-detail/a046A000001lakxQAA/how-to-downgrade-the-plugins-in-visualizer-enterprise-7
https://docs.kony.com/konylibrary/visualizer/viz_starter_install_win/Content/Upgrade.htm