テクサポ 日本 4月14日 15:10 より
説明
メール-to-ケースのこれまでの動作では、Salesforce が受信したメールの件名または本文の Ref-ID(ref:XXXXX)という文字でどのケースに紐づくかを判定しておりました。そのため Ref-ID を消してしまうと既存のケースに紐付きませんでした。
その後、メールヘッダーベースのスレッド機能が利用できるようになり、In-Reply-To および References ヘッダーに含まれる Message-ID を使用してケースと照合できるようなりました。
- Message-ID、In-Reply-To、References はメールのメッセージヘッダー上に存在します。
- メール送受信のスタンダードである RFC に則ったメールの規則では、通常、これらの値がメッセージヘッダー上に存在します。
新たに Spring ‘23 から Lightning スレッド 機能が利用できるようになり、トークンベースのスレッドとメールヘッダーベースのスレッドを組み合わせてケースと照合できるようになりました。
- 受信メールは、メールの件名または本文のトークンを使用してケースと照合されます。一致するトークンがケース上で存在しない場合、メールヘッダーベース( Message-ID、In-Reply-To、References )のスレッド機能が使用されます。
メール-to-ケースの現在の設定の確認方法
参照 ID スレッド
- [設定] の [メール-to-ケース] ページに移動します。[メール件名にスレッド ID を挿入] と [メール本文にスレッド ID を挿入] という設定が表示されている
メールヘッダーベースのスレッド
- [設定] の [メール-to-ケース] ページに移動します。[メール件名にメールスレッドトークンを挿入] と [メール本文にメールスレッドトークンを挿入] という設定が表示がされていて、有効にしていない
Lightning スレッド
-
[設定] の [メール-to-ケース] ページに移動します。[メール件名にメールスレッドトークンを挿入] と [メール本文にメールスレッドトークンを挿入] という設定が表示がされていて、有効にしている