はじめに
- 本記事は、UiPath Maestro の一括処理のべスプラ考察を扱います。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は2025年10月21日時点(※先行環境)のもので構成しています。
一括処理とは?
字の如く、1件1件処理するのではなく、束で纏めて処理する方が効率がよい処理を指します。
たとえば、支払依頼の請求書データが届いて、それを管理表に転記したり、稟議決裁と突合したりしますよね。
実際の業務では、連絡が届いた都度1件1件転記や突合はおこなわず、ある程度まとまってから処理するとおもいます。
これは単純に、参照するドキュメントや管理表を都度開くのも手間ですし、同じ様な作業はまとめてやった方が正確性も上がるために自然なことだとおもいます。
Maestro * 一括処理
Maestro の場合、Start Event のアクションの選択肢がコネクタイベントのため、メール受信をトリガーとした『問い合わせ』単位の処理を標準ケースに設計されていると想像します。
先に述べた転記処理や稟議決裁との突合チェックなどは、”人”がやる場合には纏めておこないますが、本来はリアルタイム性をもって登録され、各処理の詳細が『問い合わせ』単位でトレースできるのが望ましいとおもいます。
ですが、”人”がやった方がよい、また”人”のために纏めて作成した方がよいものもあります。
たとえば、読み取り結果やチェック結果については、”人”が確認した方がよいのですが、問い合わせ全件をアプリタスクでActionsに飛ばすのが適当でしょうか?
当然Noですが、要確認データだけをActionsに飛ばすのもおそらく違います。
経理の確認者は過去データも載っている管理Excelに今回分を追記、問題のあるセルをハイライト、要確認コメントを載せたものを定時でメール通知してくれるのを望むでしょう。
(他の申請に欲しい明細があったり、過去どの科目を設定していたかなどを一覧でみたいはずなので)
支払依頼データを会計システム登録する場合、画面入力しか手段がなければ1件1件でも構いませんが、IFデータ連携で取り込んでいる場合、当然、現行の処理単位(バッチ毎)に登録レコードを纏めて一括で処理したいはずです。
昨日の連携データ(CSV)を取得して調査したいってときに、何万件の取り込みログを検索するなんて超ナンセンスですから。
処方箋
「キューアイテムを作成して待機」のアクションを利用します!
たとえば、請求書の読み取りであれば、「請求書番号」または「決裁番号」などを
Reference(参照)プロパティにセットします。
そして、次の様なロボットをつくってタイムトリガーで定期実行します。
- 請求書の読み取り結果一覧(仮称).xlsx のステータス欄が「確認済み」となっている「請求書番号」または「決裁番号」を取得する
- 「トランザクションアイテムを取得」アクティビティを配置し、上記で取得した処理対象番号をReference(参照)プロパティに指定する
- 「トランザクションのステータスを設定」を配置し、ステータスを「成功」に更新する
このようにすれば、読み取り結果の確認業務(外部)が完了するまで待機し、確認済みとなったものから支払連携にまわす等の運用がMaestroで実現できます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
上記はMaestro * 一括処理の一例に過ぎませんが、実装・導入が容易なので
もし一括処理をどうやろうかお悩みの方がいればお試しください。
最後までお読みいただきありがとうございます(・ω・)ノ




