Dify v1.10.1 の変更点が想像以上に大きかったのでまとめてみた

Dify、ついに v1.10.1 が来ました。
正直、「小さなマイナーバージョンアップかな？」と思っていましたが、
触ってみたら 想像以上に大きなアップデート だったので、
ポイントだけ分かりやすくまとめます。

個人的には 「ワークフロー高速化」と「non-root 化」が本番運用レベルで効く」
と感じています。

1. MySQL を公式サポート（インフラ選択が一気に広がる）

ついに来ました。
Dify が PostgreSQL だけじゃなく MySQL でも動くようになりました。

これ、地味に革命です。

さらに、JSON 型や UUID 周りの差異を埋める実装など
かなり 本気度の高い対応 が入っています。

これは実際に触ってみるとすぐ分かります。
体感で明らかに速い。

ノードが増えるほど違いが分かるタイプの改善です。

ワークフロー構築が多いユーザーほど恩恵が大きいアップデートです。

実務的に非常に大きな変更です。

API イメージが
root → non-root（UID 1001）
で動作するようになりました。

背景としては：

という、今どきのクラウドネイティブな設計に寄せた意図があります。

ホスト側ストレージの所有権が root のままだと
コンテナが書き込めないため エラーで起動しません。

必ず以下を実行：

sudo chown -R 1001:1001 ./volumes/app/storage

ここでハマる人は絶対出るので、注意ポイントです。

以下のような「土台の品質改善」も多く入っています。

これらは派手ではありませんが、
長期運用で効く改善 です。

振り返ると、

というように、
“小さなバージョン番号とは裏腹に” 実質大型アップデート でした。

セルフホスト勢は
ストレージ権限変更だけは必ずチェックしてください。

以上