この記事は、以下の記事のサブカテゴリです。
前のステップ:(2)DBのインストールと設定
#(3)CRのインストール
いよいよCRのインストールに入っていきます。
バージョンによって手順に微差もありますが、おおよその流れは同じです。
##インストール
###1) CRのインストーラーを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
→ バージョンによってインストーラーの名称も若干違いますが、ClientでもIQ Botでもないやつです。
###2) 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが出てきたら、「はい」を選択します。
###3) スペックが足りていない場合は警告のメッセージが出てきますが、いたしかたない場合はそのまま「continue」を選択します。
※推奨要件については下記リンク参照。
【リンク】IQ Botインストール手順(1)インストールに必要な環境を揃える>必要スペックのマシンを調達する
本番運用時は必ず推奨を満たす環境にインストールするべきですが、上記のような警告が出ていても動くことは動くので、検証用であればいたしかたなしでしょう。
###7) カスタムモードを選択し「Next」
→ Expressにすると、下記8)~11)の設定が飛ばされるようです。
→ 筆者の環境では8)~11)はいずれもデフォルトのままにしているので、Expressでもいい気はするのですが検証したことがありません。
###8) インストール先およびログの出力先を選択して「Next」
###9) 暗号化キーを選択して「Next」
A360.20から指定が必要になりました。(それより前のバージョンでは、この画面は表示されません)
外部指定をする必要がある場合は指定、必要なければ一番上を選択して「Next」
###10) TLSの設定
###11) サービス・クレデンシャルの設定
このあと、旧バージョンではデータベースの選択画面が出てきましたが、最新版はこのまま12)に飛びます。
###12) データベースとの接続設定
こちらが最大のポイントです。当ブログで案内している手順どおりに実施している場合は、下記のとおり入力して「Next」
※SQL Server 認証のログインとパスワードは、以下の手順で設定したものを使います
【リンク】IQ Botインストール手順(2)DBのインストールと設定 ③SSMSのインストールとログインの作成>ログインの作成
※(V11.3.4)以下のようなエラー(●●●の中は"CRDB"や"Bot Insight"など)が出る場合は、下記リンクの対応を実施。
【リンク】(V11.3.4のみ)IQ Botインストール手順(2)DBのインストールと設定 ④必要なテーブルの手作成
###13) Elastic Searchのパスワード(任意のパスワード)を入力し「Next」
このあと、旧バージョンではデータベースの選択画面が出てきましたが、最新版はこのまま14)に飛びます。
旧バージョン画面キャプチャバックアップ
さらに以下のような画面も出てきますが、クラスタ設定が不要であればデフォルトのまま「Next」
###14) 「Install」をクリック → インストールが完了するまでしばらく待ちます。
###15) 画面の2つ目のチェック(インストールサマリーの表示)をチェックして「Finish」を選択します
###16)インストールサマリー上に表示されているCRのURL情報をメモする。
初回ログイン時およびIQ Botインストール時に使います
これでCRのインストールは完了です。
##稼働確認と初期設定
###1) CRの起動
インストールが完了すると、デスクトップにこのようなControl Roomのアイコンが存在しているはずです。ダブルクリックして起動します。
どのアプリを使いますか? と聞かれたら、常にGoogleを使う設定にして「OK」
(CRの推奨ブラウザはChromeのため)
###2) レポジトリパスとCRへのアクセスURLを入力します
# | 項目 | 入力内容 |
---|---|---|
① | レポジトリパス | 特にこだわりがなければ、入力欄の下に表示されているサンプルのPathをコピペでOKです |
② | CRへのアクセスURL | インストールサマリーにCRのURL情報が記載されているので、その情報をコピペします。ポートを示す:80を末尾につけておくのがベストプラクティス |
③ | Save and Continue | ①②を入力したらここをクリック |
###3) Credential Vaultへのアクセス情報を指定して次へ
# | 項目 | 入力内容 |
---|---|---|
① | Credential Vaultへのアクセスモード | Expressを選択します |
② | マスターキー | コピーしてメモ帳などに貼り付け、保管しておきます |
③ | Save and Continue | ①②を実施したらここをクリック |
###4) 認証モードの選択
「Control Room Database」を選択して次へ
###5) ControlRoom管理者のユーザー名やパスワードを設定し、「Next」
###6) 秘密の質問と答えを3セット入力し「Next」
以下はPoC用ということで適当な文字列にしています。
###7) ライセンスファイルの読み込み(画面が起動した場合)
以下の画面が起動した場合は、ベンダーより配布されたライセンスファイルを読み込みます。
###8) 設定完了
以上でCRのインストールと初期設定が完了し、以下ようなホーム画面が表示されます。
#次のステップ
次のステップは「(4)必要なユーザーを作る」です。