はじめに
最近Macを買い換えたので、色々と環境構築の手順をメモメモ
内容としては、先人の方々の手順を参考にしております。
前提
- 購入時点で、macOSCatalina(10.15.5)
- デフォルトシェルも最初からzsh
- 既存のシェル設定などは一切なし -> つまり、設定の引継ぎなどの手順は一切なし
- Homebrewは導入済み
- 手順はこちらを参考に「Homebrew導入」
macOSのアップグレードをしていないので、他の記事に記載があるようなbashからzshへの切替などの手順はありません。
prezto設定
基本的にpreztoのInstallationの手順になってます。
zsh起動
~ % zsh
別記事ではセットアップ画面が出るみたいでしたが、出ませんでした。
preztoのインストール(=リポジトリのクローン)
~ % git clone --recursive https://github.com/sorin-ionescu/prezto.git "${ZDOTDIR:-$HOME}/.zprezto"
上記のコマンドに関しては、preztoのgithubからコピーするようにしてください。
zsh構成ファイル生成
~ % setopt EXTENDED_GLOB
for rcfile in "${ZDOTDIR:-$HOME}"/.zprezto/runcoms/^README.md(.N); do
ln -s "$rcfile" "${ZDOTDIR:-$HOME}/.${rcfile:t}"
done
上記のコマンドを実行後、ユーザディレクトリ配下のファイル構成が以下のようになっているハズ。
~ % ls -al
lrwxr-xr-x 1 hoge staff 42 7 11 22:48 .zlogin -> /Users/hoge/.zprezto/runcoms/zlogin
lrwxr-xr-x 1 hoge staff 43 7 11 22:48 .zlogout -> /Users/hoge/.zprezto/runcoms/zlogout
drwxr-xr-x 13 hoge staff 416 7 11 22:42 .zprezto
lrwxr-xr-x 1 hoge staff 45 7 11 22:48 .zpreztorc -> /Users/hoge/.zprezto/runcoms/zpreztorc
lrwxr-xr-x 1 hoge staff 44 7 11 22:48 .zprofile -> /Users/hoge/.zprezto/runcoms/zprofile
-rw------- 1 hoge staff 517 7 7 08:36 .zsh_history
lrwxr-xr-x 1 hoge staff 42 7 11 22:48 .zshenv -> /Users/hoge/.zprezto/runcoms/zshenv
lrwxr-xr-x 1 hoge staff 41 7 11 22:48 .zshrc -> /Users/hoge/.zprezto/runcoms/zshrc
zshをデフォルトシェルに設定
~ % chsh -s /bin/zsh
再起動
最後にターミナルを再起動して完了
Last login: Tue Jul 7 08:37:35 on ttys001
~ ❯❯❯
上記のような感じでターミナルが起動する。
なんかおしゃれーな感じに表示が変わってる。
おしゃれなテーマに変更する
preztoには色々とおしゃれなテーマが準備されてる
基本的なコマンド紹介
// preztoで利用できるテーマ一覧のプレビューを表示
~% prompt -p
// 気に入ったテーマ1つをプレビュー
// parametersがない場合
~% prompt -p [name]
// parametersがある場合
~% prompt -p [name] [parameters]
// 気に入ったテーマを適用(一時的)
~% prompt [name] [parameters]
上記のコマンドだけだと、ターミナルを再起動するたびにテーマが初期化される。
なので、起動時のテーマの設定値を変更して、再起動後も自動的に好きなテーマで起動するように設定ファイルを更新。
viとかで.zpreztorc
を開いて、以下の設定箇所を変更
// viで設定ファイルを開く
~% vi .zpreztorc
設定の変更箇所は以下のzstyle ':prezto:module:prompt' theme 'sorin'
部分。
デフォルトがsorin
となっている部分を変更すると、起動時のテーマを設定できる。
#
# Prompt
#
# Set the prompt theme to load.
# Setting it to 'random' loads a random theme.
# Auto set to 'off' on dumb terminals.
zstyle ':prezto:module:prompt' theme 'sorin'
変更する場合は、以下のように修正する。
# parameterがない場合
zstyle ':prezto:module:prompt' theme '[name]'
# parameterがある場合(シングルクォーテーションが不要となるので注意)
zstyle ':prezto:module:prompt' theme [name] [parameters]
※ parameterを含むテーマ設定の方法に関しては、preztoのissuesHow to include a theme with parameters ? #1250を参照
私の好み的に以下のテーマを設定しました。
parameter付きテーマの設定の記載方法を見つけるのは地味に苦労しました。
zstyle ':prezto:module:prompt' theme bigfade red white grey white
その他の設定変更
デフォルトエディタの変更
色々と調べてると、デフォルトエディタがnanoとなっている記事を見つけたので、ついでに変更
// viで設定ファイルを開く
~% vi .zprofile
.zprofile
の以下の記載部分を変更
#
# Editors
#
# export EDITOR='nano'
export EDITOR='vim' # vimに変更
# export VISUAL='nano'
export VISUAL='vim' # vimに変更
export PAGER='less'
最後に
ひとまず、最低限やっておきたいところまでMemo
今後使ってみて、気になる設定があれば、随時更新する予定
参考記事
以下の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
Macにzshとpreztoのインストール&アンインストール、諸々の設定 @s_s_satoc
Macでbashからzshへお引越しする方法 @AirBeans5956
Zsh + Prezto で快適コマンド環境を構築する
Zsh環境をPreztoで構築したらエディタがnanoになってたからvimにした @naru0504