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Claude Codeのプラグインcc-company拡張入門その2 Notionナレッジベースにして秘書をRAG化しよう

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Last updated at Posted at 2026-06-24

この記事は前回の記事を読んでいることを前提に作られています。
まだ読んでいない方は下のリンクからどうぞ。

まえがき

皆さんどうもこんにちは、ECN技術部所属、Fuseです。
本記事でも引き続き、Shin-sibainu氏によって開発されたClaude Code で仮想組織を構築・運営するプラグインcc-companyを拡張していきます。
今回はNotion公式MCP1を使って外部サービスと連携する「ナレッジ部署」を作ります。
作業中に得た知見をNotionに自動保存し、秘書がRAG2のように引き出してくれる仕組みです。
ナレッジ部署イメージ図
(イメージ図はChatGPTに生成してもらいました)

動作環境

  • Claude Code: 2.1.144
  • cc-company: 2.1.0

Notionと連携!知見を記憶・参照できる「ナレッジ部署」を作ろう

作業中に得た気づきや技術メモを、後から参照できる形で蓄積したい——そんなニーズに応えるのが「ナレッジ部署」です。
Notion公式MCPを使うことで、秘書がNotionに直接ページを作成・検索できるようになります。

Notion MCPを登録する

プロジェクトルート直下の .mcp.json に以下を追加します。OAuth認証を使うためAPIキーは不要です。

{
  "mcpServers": {
    "notion": {
      "type": "http",
      "url": "https://mcp.notion.com/mcp"
    }
  }
}

Claude Codeを再起動すると、初回のMCP利用時にブラウザが開いてOAuth認証が求められます。
Notionアカウントでログインし、アクセスを許可してください。
また、OAuth認証の際、接続するワークスペースを選択するステップがあります。
専用のワークスペースを作っておくと事故を防げます。

Notionにナレッジベースを作成する

Notion MCP の create-database ツールで直接作成できます。
秘書に「Notionにナレッジ部署用のDBを作って」と伝えるだけで自動生成されます。

今回作成したスキーマはこちらです。

プロパティ 種類 内容
タイトル タイトル 知見の名前
カテゴリ セレクト 技術 / ツール / 気づき / ビジネス / その他
タグ マルチセレクト MCP / Claude Code / OpenAI など
記録日 日付 記録した日
参照元 テキスト どこで知ったか

作成後、レスポンスに含まれる Data Source ID をメモしておきます。

<data-source url="collection://xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx">

collection:// 以降の文字列がData Source IDです。
後から調べたい場合は、DBのURLを秘書に渡して「このURLのData Source IDを教えて」と聞くと確認できます。

ディレクトリを作成する

mkdir -p .company/knowledge/local

でディレクトリを作成し、

touch .company/knowledge/CLAUDE.md

でCLAUDE.mdを作成します。

.company/
└── knowledge/
    ├── CLAUDE.md
    └── local/    ← Notion保存済みのローカルインデックス

.company/knowledge/CLAUDE.md を編集します。

# ナレッジ部署

## 役割
作業や会話の中で得た知見・気づき・技術メモをNotionに蓄積し、秘書が後から参照できるようにする。

## Notion連携
- Data Source ID: `(作成したDBのID)`

## ルール
- 知見を記録するときは必ずNotion DBにページを作成する
- 記録日は必ず今日の日付を設定する
- カテゴリ・タグを必ず設定する
- ローカルには `local/YYYY-MM-DD.md` にインデックスとして追記する
- 「〇〇について調べて」と言われたらまずNotionを検索して既存の知見があれば参照する

## 保存フォーマット(Notionページ本文)
## 概要
(一言でまとめた知見)

## 詳細
(具体的な内容・コード例・手順など)

## 参照元
(どこで知ったか・関連リンクなど)

.company/CLAUDE.md に追記する

## 部署一覧
| 部署 | フォルダ | 役割 |
|------|---------|------|
(中略)
| ナレッジ | knowledge | 知見・気づき・技術メモをNotionに蓄積。後から秘書が参照できる組織の記憶。 |
## 組織構成

```
.company/
├── CLAUDE.md
├── secretary/
│   ├── CLAUDE.md
│   ├── inbox/
│   ├── todos/
│   └── notes/
(中略)
└── knowledge/
    ├── CLAUDE.md
    └── local/
```

部署を追加したときは、忘れずに再起動してください。

実際に使ってみる

以下は著者が実際に行った会話です。
会話の内容は人によって変わります。

私:gpt-image-1はresponse_formatを受け付けないという知見をナレッジに残して

秘書(ナレッジ部):
Notionに保存しました。

タイトル: gpt-image-1はresponse_formatパラメータ非対応
カテゴリ: 技術
タグ: OpenAI, MCP

後から参照するときは、話しかけるだけです。

私:gpt-image-1について何か知見ある?

秘書(ナレッジ部):
Notionに記録があります。

「gpt-image-1はresponse_formatパラメータ非対応」(2026-06-22)
→ response_format を削除し、b64_jsonはデフォルトで返される。

蓄積するほど「組織の記憶」として機能し始めるのがナレッジ部署の面白いところです。

秘書をRAGのフロントエンドにする

ナレッジ部署の真価は、秘書と組み合わせることで発揮されます。
secretary/CLAUDE.md に以下を追記すると、秘書がツールや仕様について聞かれたとき自動でNotionを検索してから答えるようになります。

## ナレッジ参照(RAG)
knowledge部署が存在する場合、以下のタイミングでNotionナレッジベースを検索して回答に活用する。

**検索するタイミング:**
- ツール・APIの仕様や挙動について聞かれたとき
- 過去に調査・議論したことのありそうなトピックのとき
- 「この前〜した方法」「〜のときどうだったっけ」と聞かれたとき

**引用の形式:**
(回答本文)

📚 ナレッジより:「[タイトル]」([記録日])

こうすると、以前ハマったバグの解決策や調査結果が自動的に引き出されます。

私:gpt-image-1について何か注意することある?

秘書:
gpt-image-1を使うときの注意点はこちらです。

- `response_format` は指定不要 — 指定するとエラーになります。b64_jsonはデフォルトで返されます
- サイズは `1536x1024` / `1024x1536` / `1024x1024`
- パスには `resolve()` を使う — `Path(__file__).resolve().parents[2]` で安全にプロジェクトルートを取得できます

📚 ナレッジより:「gpt-image-1 API注意点まとめ」(2026-06-22)

蓄積→自動参照のループが回り始めると、組織が「学習」していく感覚が生まれます。


あとがき

今回はナレッジ部署を追加し、Notionと連携することで秘書をRAG化しました。
Notion MCPのおかげで、「秘書に話しかけるだけでNotionに保存される」という体験が驚くほど簡単に実現できました。
OAuthで繋ぐだけ、APIキー不要というのも地味にありがたいポイントです。

RAGの仕組みも secretary/CLAUDE.md に数行追加するだけで実現できました。
やはりcc-companyの強みは、CLAUDE.mdの書き換えだけで振る舞いが変わるシンプルさにあると感じます。

次回は、自作MCPサーバーを使ってOpenAI gpt-image-2と連携するデザイン部署を作ります。
それでは、また次回お会いしましょう。


株式会社ECN
株式会社ECNはPHP、JavaScriptを中心にお客様のご要望に合わせたwebサービス、システム開発を承っております。 ビジネスの最初から最後までサポートを行い、お客様のイメージに合わせたWebサービス、システム開発、デザインを行います。

  1. MCP: Model Context Protocol、外部サービスとAIを接続する仕組み ↩

  2. RAG: Retrieval-Augmented Generation、外部の知識ベースを検索して回答に活用する手法 ↩

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