はじめに
日々、軽くて速いディストリビューションを探しています。前回は、コミュニティ版の「Manjaro Cinnamon 19.0.1 」を試しましたが、今回は、同じコミュニティ版の「Manjaro Awesome 18.1.3」をUSB メモリにインストールしてみました。
追記:
いろいろ見つけたことを追加していたら、長くなったので、操作編は別の投稿に分けました。
Manjaro Awesome について
Manjaro Awesome は、デスクトップ環境ではない、ウィンドウマネージャの「Awesome 」(オーサム)を使ったディストリビューションです。
デスクトップ環境ではないので、余計な機能がない分、軽快に動きます。
Xfce 版をベースにしているようで、使えるアプリは、Xfce のものでした。マウスでのGUI 操作もできて、通常のメニューによるアプリの起動とか、i3 風のランチャー も利用できます。「Xfce」に「i3」の良さを取り入れており、ウィンドウのタイリング機能をうまく使うことで、さらに使い勝手が向上します。
アプリを起動するたびにウィンドウがタイリング(ウィンドウのリサイズと並び替え)されていく機能があり、ウィンドウを配置する コツ(ウィンドウを3つ以上起動したときに、どう操作するか)を理解して、使うのがポイントです。
構成ファイルはLua 言語で記述されており、一部のカスタマイズはテキストエディタでの編集になります。GUI でできる設定もあります。
ベースになったXfce 版の設定ツール等が残っていますが、一部は使えません。
一度、自分向けにカスタマイズが終われば、快適な環境が手に入ると思います。
Manjaro Awesome 18.1.3 のインストール
コミュニティ版なので、サポート対象外です。同じコミュニティ版の Cinnamon は 19.0.1 ですが、Awesome は、18.1.3 となっています。大幅な変更はないけど、後ろの番号が増えているので着実に更新されています。
ウィンドウマネージャなので、それほど手を入れる必要はないだろうから、開発速度はそんなものだろうと思います。
ベースのArch Linux の部分はその都度、更新されています。今回は、インストール完了後に、664件も更新がありました。更新により、最新のシステムになります。
端末操作が増えそうなので、こちら も参考にどうぞ。
公式サイト
[Manjaro 公式サイト]
(https://manjaro.org/)
[Manjaro Forum]
(https://forum.manjaro.org/)
[Manjaro wiki]
(https://wiki.manjaro.org/index.php/Main_Page)
コミュニティ版
コミュニティ版の魅力は、好みのデスクトップ環境が選べることです。デスクトップ環境により、開発状況に差があって、バージョンに違いがあります。この辺りも選ぶポイントかも。
コミュニティ版のダウンロード:
Manjaro-Downloads にて、右上の「横三本」をクリック
→Editions→Community
2020-03-24 現在:
-
Awesome 18.1.3
-
Bspwm 19.0.2
-
Budgie 19.0.2
-
Cinnamon 19.0.2
-
i3 19.0.2
-
LXDE 19.0.2
-
LXQt 19.0.2
-
MATE 19.0
-
Openbox 19.0.2
Awesome をダウンロード
ローリングリリースなので、基本的にはどの段階でも更新すれば最新になりますが、更新が少なくて済む、最新の状態のイメージが公開されているかもしれません。
[manjaro-awesome-18.1.x Download]
(https://osdn.net/projects/manjaro-community/storage/awesome/) で最新の「.iso」ファイルと「.iso.sha256」ファイルをダウンロードできます。
[manjaro-awesome-18.1.3-191115-linux53.iso (1.99 GB)]
(https://osdn.net/projects/manjaro-community/storage/awesome/18.1.3/manjaro-awesome-18.1.3-191115-linux53.iso)
チェックサムの確認:
(うまくダウンロードできたかの確認)
$ sha256sum manjaro-awesome-18.1.3-191115-linux53.iso
3ddf2b52ad661e15d27efa39edc4d9a0420ab1e7953fe660a0d2e272b9fa36ea manjaro-awesome-18.1.3-191115-linux53.iso
インストール
インストーラーは、定番の Calamares です。インストールの途中で、「LibreOffice」または「FreeOffice」を選択できます。「FreeOffice 」が出たのは知りませんでした。ツールバー形式だけでなく、リボン形式が使えるみたい。
1. ライブUSB メモリでブートすると、すぐに、テキストベースの「Welcome to Manjaro」画面が表示されます。
- Keytable = jp
- lang = 日本語 → ja_JP
とした後に、
Boot: を選んで、Enter キー
2. デスクトップ画面が表示されます。
「Manjaro へようこそ!」画面が表示されます。
→ブート時の設定で日本語化されています。
もし、日本語の設定を忘れていたら、ウィンドウの左上で「Japanese」を設定すると日本語化されます。
3. インストール先となるUSB メモリ(fat32 で初期化済)を挿入。
メニュー →System Tools →Gparted →パスワード入力 (manjaro)
画面右上でデバイスを選択します。
→パーティション情報の画面が表示されます。
セットしたUSB メモリのデバイス名(例. /dev/sdc)を確認しておくと確実です。メーカー名とか容量で判断できます。
パーティション部分を右クリックして、アンマウントしておきます。
4. Manjaro Awesome 18.1.3 は、このままインストーラーを起動すると、日本語文字が豆腐文字になります。
5. メニュー→端末 で端末を起動。仮の日本語フォント(さざなみフォント)をインストールします。
~ >>> sudo pacman -Sy ttf-sazanami
(先頭の「~ >>>」はプロンプトなので、入力しません。)
→「S」は大文字です。
インストールすると、メニューや「Manjaro へようこそ!」で使われている日本語が細めのフォントに変化。きれいではありませんね。
6. 「Manjaro へようこそ!」画面にて、「インストーラーを起動」をクリック。日本語がちゃんと表示されています。
7. ようこそ:
「日本語」が自動セットされるまで待ちます。
→「次へ」
8. ロケーション:
地域: Asia、ゾーン: Tokyo
(地図で日本をクリックしても設定されます)
→「次へ」
9. キーボード:
キーボードモデル: Generic 105-key PC (intel.)
Japanese、デフォルト
「ここでタイプしてキーボードをテストしてください」→ @@ で確認。
10. パーティション:
ストレージデバイスを選択: (/dev/sdc) MBR
「パーティションの置換」にチェック
インストールするパーティションの選択
現在:「fat32 パーティション」の部分をクリック。
↓
後:「Manjaro 29.0 GiB ext4」が赤く表示。
ブートローダーの場所: (/dev/sdc) ←忘れずに設定。
11. ユーザ情報:
任意設定
管理者パスワードは入力するか、または、「管理者アカウントと同じ」にチェック。
→「次へ」
12. Office Suite:
-
No Office Suite(オフィス インストールせず)
-
Libre Office
-
Free Office
13. 要約:
今までに設定した内容を確認。
画面に入りきれてないメッセージがあります。スクロールさせます。
「/dev/sdc にブートローダーをインストール」になっていることを確認。
→「インストール」
→「今すぐインストール」
「すべて完了しました。」表示。
→「実行」
→「インストーラー」のウィンドウが閉じます。
14. シャットダウン
メニュー →終了 →シャットダウン
電源が落ちたら、ライブUSB メモリだけ抜きます。
インストールしたUSB メモリで起動
電源オン。
ログイン画面にて、パスワード入力。
デスクトップ画面表示:
→デスクトップには、何も表示されていません。
タイリングした様子をデモしたような壁紙が使われています。
端末: Terminal
端末は「LXTerminal」です。
Windows + Enter でも起動できます。
メニューバーの表示がありませんが、
ウィンドウの中央で、右クリック→設定→設定ダイアログが開きます。
ここで、フォントやフォントサイズの変更ができます。
デフォルト: Noto Sans Mono Regular 12
テキストエディタ
「mousepad」です。
なぜか、管理者権限で起動できません。
代わりに、「geany」や「gedit」、または、「nano」が使えます。
geany やgedit はインストールが必要です。
ファイルマネージャ
「thunar」です。
右クリックで、端末を開けます。便利。
検索機能は違うアプリ(Catfish) と連動していますが、すごく速いです。
ブラウザ
定番の「firefox」です。
ウィンドウのスタイルを変更
メニュー →setting →「設定マネージャ」 →外観
「スタイル」: 「Matcha-dark-sea」に変更。
「アイコン」: Papirus-Dark-Maia そのまま。
壁紙の変更
背景の壁紙を変更しようとしても、設定マネージャの外観に「壁紙の設定」がありません。そして、画像ファルを右クリックしての「壁紙に設定」も効きません。無効です。
以前はデフォルトの壁紙は下記にありましたが、変わっています。
/usr/share/awesome/themes/default/background.png
元になった画像ファイルは、GitHub にありました。
[Chrysostomus/awesome-wallpapers]
(https://github.com/Chrysostomus/awesome-wallpapers)
そして下記に置かれています。
/usr/share/backgrounds/
-
awesome-new5.png ←ログイン画面の壁紙
-
awesome-scrabble3.png (2018/03/05 88.1 KiB) ←デスクトップの壁紙
でも、使われているのは、コピーされたこちらです。
/usr/share/awesome/themes/cesious/awesome-scrabble.png
→テーマのフォルダにあるファイルが、直接使われていました。
実際の壁紙の変更:
好みの壁紙を準備: (~/画像/壁紙/Wood-1930x1287.png )
>>> cd /usr/share/awesome/themes/cesious/
>>> sudo cp awesome-scrabble.png awesome-scrabble-ORG.png
>>> sudo cp ~/画像/壁紙/Wood-1930x1287.png awesome-scrabble.png
→これで完了です。再起動で有効になります。
どうしても、jpg 画像を使いたい場合は、png に変換するか、/usr/share/awesome/themes/cesious/theme.lua に書かれている画像ファイル名を修正します。場所指定にも注意。
>>> sudo nano /share/awesome/themes/cesious/theme.lua
nano の操作:
範囲選択しての削除は、Ctrl+K
保存は、Ctrl+O
終了は、Ctrl+X
81行目を修正:
theme.wallpaper = themes_path .. "cesious/awesome-scrabble.png"
→再起動で有効になります。
壁紙を変更したデスクトップ画面:
→画面右上の「操作モード」アイコンは「floating」です。
壁紙の変更 2
壁紙の設定に「feh」を使ってみました。こちらのほうが、設定変更しやすいと思います。
「feh」は軽量で強力な画像ビューアですが、壁紙を管理する機能がないウィンドウマネージャの壁紙管理にも使えます。
参考: feh
feh をインストール:
>>> yay -S feh
最初の実行(設定ファイルを作成):
表示のしかたは選べます:
--bg-scale
--bg-tile
--bg-center
--bg-max
--bg-fill
画像を準備
~/画像/壁紙/background.png
>>> feh --bg-scale ~/画像/壁紙/background.png
:
zsh: correct 'feh' to '_feh' [nyae]? n
→「~/.fehbg」ファイルが作成されます。
>>> ls -la ~/.fehbg
-rwxr-xr-- 1 ooo ooo 78 3月 14 05:38 /home/USER_NAME/.fehbg
内容を確認:
>>> cat ~/.fehbg
#!/bin/sh
feh --no-fehbg --bg-scale '/home/USER_NAME/画像/壁紙/background.png'
→実行可能なスクリプトです。
「--no-fehbg」は「.fehbg」を作らせないオプションみたい。
スタートアップファイルを修正
>>> mousepad ~/.xinitrc
下記を追記:
sh ~/.fehbg &
壁紙を変えたいとき
「~/.fehbg」ファイル(スクリプト)を修正することで、壁紙を変更できます。
>>> mousepad ~/.fehbg
画像ファイル名を修正:
#!/bin/sh
feh --no-fehbg --bg-scale '/home/USER_NAME/画像/壁紙/Wood-1930x1287.png'
ログアウト→ログインにて、反映。
ミラーサーバの見直し
デフォルトだと、リポジトリの更新がやけに遅いです。
システム更新が来たので確認すると600件くらいあります。数が多いので、事前にミラーサーバの見直しをしました。早めにやっておくと、幸せになります。
参考:
[Manjaro Pacman-mirrorsコマンドによるミラーサーバーリストの更新]
(https://wiki.manjaro.org/index.php?title=Pacman-mirrors%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E6%9B%B4%E6%96%B0)
pacman はシステムの更新やソフトウェアをミラーサーバからダウンロードしますが、そのサーバの選択に Mirrorlist(/etc/pacman.d/mirrorlist)ファイルが使われます。
このコマンドは、自動的に利用可能な全てのミラーサーバをチェックして、「/etc/pacman.d/mirrorlist」を速いサーバから順に更新します。おそらく、住んでいる地域や時間帯によって結果は変わるので、よく利用する曜日と時間帯に実施すると効果が大きいと思います。
1. 現在のMirrorlist を確認:
>>> cat /etc/pacman.d/mirrorlist
##
## Manjaro Linux default mirrorlist
## Generated on 2020-03-09 23:34
##
## Please use 'pacman-mirrors -f [NUMBER] [NUMBER]' to modify mirrorlist
## (Use 0 for all mirrors)
##
## Country : Sweden
Server = https://mirror.zetup.net/manjaro/stable/$repo/$arch
## Country : United_Kingdom
Server = http://repo.manjaro.org.uk/stable/$repo/$arch
## Country : Costa_Rica
Server = https://mirrors.ucr.ac.cr/manjaro/stable/$repo/$arch
→設定されていたのは、遠〜い西欧の国々です。遅いわけです。これらがデフォルトとは決まっていないようで、違う日にインストールしたら、違う国でした。負荷分散しているのかな?
2. 保険として、作業前にMirrorlist を保存:
>>> sudo cp /etc/pacman.d/mirrorlist /etc/pacman.d/mirrorlist-ORG
>>> ls -1 /etc/pacman.d/
gnupg
mirrorlist
mirrorlist-ORG
- Mirrorlistの更新:
>>> sudo pacman-mirrors --fasttrack && sudo pacman -Syy
表示されるメッセージ(一部省略):
数字が小さい方が速いのかな?
::INFO Downloading mirrors from repo.manjaro.org
::INFO Using default mirror file
::INFO Querying mirrors - This may take some time
:
..... France : ftp://ftp.free.org/mirrors/repo.manjaro.org/repos/
1.445 Hong_Kong : http://ftp.cuhk.edu.hk/pub/Linux/manjaro/
1.717 Hong_Kong : ftp://ftp.cuhk.edu.hk/pub/Linux/manjaro/
3.852 Costa_Rica : https://mirrors.ucr.ac.cr/manjaro/
2.532 Chile : https://mirror.ufro.cl/manjaro/
:
1.511 United_States : https://repo.ialab.dsu.edu/manjaro/
..... United_States : http://repo.ialab.dsu.edu/manjaro/
1.735 Brazil : http://linorg.usp.br/manjaro/
2.497 France : https://manjaro.ynh.ovh/
0.265 Japan : http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/manjaro/
1.366 Indonesia : https://mirror.deace.id/manjaro/
0.999 Indonesia : http://mirror.deace.id/manjaro/
3.150 Brazil : https://www.caco.ic.unicamp.br/manjaro/
3.448 Greece : https://ftp.cc.uoc.gr/mirrors/linux/manjaro/
:
..... Netherlands : ftp://mirror.neostrada.nl/manjaro/
1.521 Taiwan : http://free.nchc.org.tw/manjaro/
0.950 Thailand : https://mirror.kku.ac.th/manjaro/
0.833 Thailand : http://mirror.kku.ac.th/manjaro/
1.742 Thailand : ftp://mirror.kku.ac.th/manjaro/
2.496 Russia : https://mirror.yandex.ru/mirrors/manjaro/
2.094 Switzerland : https://manjaro.osmir.ch/
:
2.751 Italy : https://manjaro.mirror.garr.it/mirrors/manjaro/
2.384 Germany : https://manjaro.moson.org/
1.792 Germany : http://manjaro.moson.org/
2.418 Germany : https://ftp.halifax.rwth-aachen.de/manjaro/
..... Germany : ftp://ftp.halifax.rwth-aachen.de/manjaro/
:
0.246 Japan : http://ftp.riken.jp/Linux/manjaro/
0.643 Japan : ftp://ftp.riken.jp/Linux/manjaro/
..... Brazil : https://manjaro.c3sl.ufpr.br/
1.659 France : http://kibo.remi.lu/
2.700 China : https://mirrors.tuna.tsinghua.edu.cn/manjaro/
1.182 Philippines : http://mirror.rise.ph/manjaro/
..... Philippines : ftp://mirror.rise.ph/manjaro/
..... Sweden : https://mirror.zetup.net/manjaro/
::INFO Writing mirror list
::Japan : http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/manjaro/stable ←一番速いミラー
::Japan : http://ftp.riken.jp/Linux/manjaro/stable
::South_Korea : https://mirror.d-tl.com/manjaro/stable
::India : https://mirrors.piconets.webwerks.in/manjaro-mirror/stable
::Indonesia : https://mirror.deace.id/manjaro/stable
::United_States : https://mirrors.gigenet.com/manjaro/stable
:
::Hungary : https://quantum-mirror.hu/mirrors/pub/manjaro/stable ←一番遅いミラー
::INFO Mirror list generated and saved to: /etc/pacman.d/mirrorlist
[sudo] USER_NAME のパスワード: ←入力必要
:: パッケージデータベースの同期中...
core 170.0 KiB 1382 KiB/s 00:00 [##############################] 100%
extra 1991.7 KiB 6.80 MiB/s 00:00 [##############################] 100%
community 5.8 MiB 6.57 MiB/s 00:01 [##############################] 100%
multilib 193.3 KiB 2.10 MiB/s 00:00 [##############################] 100%
→日曜日だと中国や香港は遅いです。でも、月曜日になるとベスト10 に入りました。人口が多いからかバラツキが大きいみたい。避けた方が良さそう。しかし、デフォルトの設定の国は遅すぎ。
3. Mirrorlist の修正:
リストが長すぎるので、速い 7件に収めました。
>>> sudo mousepad /etc/pacman.d/mirrorlist
[sudo] USER_NAME のパスワード:
Failed to initialize xfconf%
→なぜか、「mousepad」は、管理者権限で開けません。
nano を使用:
>>> sudo nano /etc/pacman.d/mirrorlist
nano の操作:
範囲選択しての削除は、Ctrl+K
保存は、Ctrl+O
終了は、Ctrl+X
修正後の内容:
##
## Manjaro Linux default mirrorlist
## Generated on 2020-03-10 00:04
##
## Please use 'pacman-mirrors -f [NUMBER] [NUMBER]' to modify mirrorlist
## (Use 0 for all mirrors)
##
## Country : Japan
Server = http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/manjaro/stable/$repo/$arch
## Country : Japan
Server = http://ftp.riken.jp/Linux/manjaro/stable/$repo/$arch
## Country : South_Korea
Server = https://mirror.d-tl.com/manjaro/stable/$repo/$arch
## Country : India
Server = https://mirrors.piconets.webwerks.in/manjaro-mirror/stable/$repo/$arch
## Country : Indonesia
Server = https://mirror.deace.id/manjaro/stable/$repo/$arch
## Country : United_States
Server = https://mirrors.gigenet.com/manjaro/stable/$repo/$arch
## Country : Singapore
Server = https://download.nus.edu.sg/mirror/manjaro/stable/$repo/$arch
→日本のミラーが全部速いわけではないみたい。
4. システムのデータベースとManjaro リポジトリ(Manjaro サーバ)を同期:
>>> sudo pacman -Syyu
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:: パッケージデータベースの同期中...
core 170.0 KiB 1453 KiB/s 00:00 [##############################] 100%
extra 1991.7 KiB 5.26 MiB/s 00:00 [##############################] 100%
community 5.8 MiB 4.32 MiB/s 00:01 [##############################] 100%
multilib 193.3 KiB 2.17 MiB/s 00:00 [##############################] 100%
:: Some packages should be upgraded first...
依存関係を解決しています...
衝突するパッケージがないか確認しています...
パッケージ (2) archlinux-keyring-20200108-1 manjaro-system-20191210-4
合計ダウンロード容量: 0.87 MiB
合計インストール容量: 1.19 MiB
最終的なアップグレード容量: -0.02 MiB
:: インストールを行いますか? [Y/n] Y
:
:: システム全体の更新を開始...
:: compton を community/picom に置き換えますか? [Y/n] Y
:: libdmx を extra/xorgproto-transfer に置き換えますか? [Y/n] Y
:: linux53 を community/linux-latest に置き換えますか? [Y/n] Y
:: pygobject2-devel を extra/python2-gobject2 に置き換えますか? [Y/n] Y
依存関係を解決しています...
衝突するパッケージがないか確認しています...
:: python-pyqt5 と pyqt5-common が衝突しています。pyqt5-common を削除しますか? [y/N] N ←(操作注意)
エラー: 解決できないパッケージの衝突が検出されました
エラー: 処理の準備に失敗しました (衝突する依存関係)
:: python-pyqt5 と pyqt5-common が衝突しています
→依存関係で衝突しています。ヘタに削除すると、今度は削除したパッケージに依存したパッケージがごっそり抜けます。依存関係は削除する順番があるので、コンピュータに任せたほうが無難です。
再起動。
pamac-manager に、任せました
「pacman」コマンドは、更新で衝突があったときは、削除するか聞いてくるだけです。人間がすべてのパッケージの依存を考えて更新するのは不可能だと思います。
pamac-manager は、どういうふうに衝突しているかを考えて、更新してくれます。最近、この機能に気づきました。ただのGUI だけではないみたい。
メニュー →System Tools →「ソフトウェアの追加と削除」(pamac-manager)
「Pamac」マネージャで、右上の「3つの点」アイコンをクリック→「データベースをアップデートする」→パスワード入力
リポジトリとデータベースが同期されます。
- core
- extra
- community
- multilib
更新があるかの確認に入り、ここで、「循環依存」が検出されました。問題の箇所です。自動で削除するパッケージの順番を考えて更新してくれます。手動ではまず無理。
無事に更新が完了しました。
Manjaro Hello でソフトウェアのインストール、削除
初回のログイン時、もしくは、メニュー →システム管理 →「Manjaro Hello」で「Manjaro へようこそ!」画面が起動できます。
→ライブ立ち上げだと、「インストーラーを起動」ボタンがあった位置が「Applications」ボタンになっています。ここから、定番のアプリのインストールができます。
カテゴリ分けされた、アプリの一覧から、オススメのアプリのインストールが可能です。左上の「advanced」をクリックすると、さらに扱えるアプリが増えます。
例えば、「Geany」をインストール
テキストエディタです。
メニュー →System Tools →「Manjaro Hello」→「Manjaro へようこそ!」画面
画面下の「Applications」をクリック→アプリの一覧画面が表示
左上の「advanced」をクリック
「Text Editors」の左の▶をクリック
表示された一覧から、「Geany」にチェックして、画面右上の「UPDATE SYSTEM」をクリック。
「geany のオプションとしてインストールするものを選択」画面
「geny-plugins: additional functionality」にチェック(任意)→「選択」
→パスワード入力
→インストールされる一覧が表示→「適用」
メニュー →開発 →「Geany」→Geany が起動されます。
ここで、メニューで「Geany」を右クリック→「お気に入りに追加」にするか、「パネルに追加」をクリック。
「gedit」をインストール
定番のテキストエディターです。
こちらは、mousepad と違い、管理者権限でも起動できます。
>>> yay -S gedit
:
パッケージ (4) gspell-1.8.3-1 gtksourceview4-4.4.0-1 libpeas-1.24.1-2 gedit-3.34.1-1
便利なプラグインが使えます。
~ >>> yay -Ss gedit
aur/gedit-plugin-markdown_preview-git r96.a931204-1 (+0 0.00%)
A gedit plugin previewing markdown (.md) documents
aur/gedit-markdownpreview-git r25.d30ccef-5 (+2 0.26%)
Show side by side preview of markdown files
aur/gedit-dark-variant 0.2.0-1 (+3 0.00%)
Gedit 3 plugin to enable the theme's dark variant
aur/adapta-gedit-theme 3.95.0.11-2 (+2 0.00%)
Material theme for Gedit editor from adapta-project
aur/tomorrow-theme-gedit-git r429.0e0d35a-3 (+4 0.00%)
Tomorrow Theme for gedit. Development version.
aur/gedit-solarized-git 20130409-1 (+10 0.00%)
Precision colors for machines and people.
extra/gedit-plugins 3.34.1-1 (647.5 KiB 4.3 MiB)
Collection of plugins for the gedit Text Editor
extra/gedit 3.34.1-1 (2.0 MiB 14.3 MiB) [gnome]
GNOME Text Editor
extra/evince 3.34.2-1 (2.2 MiB 13.3 MiB) [gnome]
Document viewer (PDF, Postscript, djvu, tiff, dvi, XPS, SyncTex support with gedit, comics books (cbr,cbz,cb7 and cbt))
→テーマのパッケージもあるみたい。
「gedit」のアイコンを変更
mousepad と同じアイコンが使われているので、変更しました。
>>> sudo gedit /usr/share/applications/org.gnome.gedit.desktop
変更内容:
Icon=org.gnome.gedit
↓
Icon=/usr/share/icons/hicolor/scalable/apps/org.gnome.gedit.svg
→ログアウト→ログインにて有効。
メインメニューのアイコンは変わりましたが、アプリウィンドウのアイコンは元のままです。svg だったのがまずかったかな。
便利な「System Tools」をインストール
メニュー →System Tools →「Manjaro Hello」→「Manjaro へようこそ!」画面
画面下の「Applications」をクリック→アプリの一覧画面が表示
左上の「advanced」をクリック
「System Tools」の左の▶をクリック
表示された一覧から、「IsoUSB」、「Mintstick」にチェックして、画面右上の「UPDATE SYSTEM」をクリック。
→パスワード入力→インストールされる一覧が表示→「適用」
- 「USB イメージライター」
メニュー→アクセサリ→「USB イメージライター」
もしくは、.ISO ファイルを右クリック →他のアプリケーションで開く →「USB イメージライター」
→ISO イメージをUSB メモリに展開できます。
- 「USB メモリフォーマッタ」
メニュー→アクセサリ→「USB メモリフォーマッタ」
→USB メモリをフォーマット(Fat32、NTFS、Ext4)できます。初期化: オンにすると、全面初期化指定も可能です。USB メモリ限定なので、「ディスク」や「gparted」よりも安全です。
一覧にないアプリを探すとき
[Pamac] マネージャでManjaro リポジトリに登録されているアプリのインストールが可能です。
画面右下のパネルの「盾」アイコンをクリックで、「Pamac」マネージャが開きます。
もしくは、メニュー →システム管理 →「ソフトウェアの追加と削除」
カテゴリでの検索だけでなく、左上の虫眼鏡にて、アプリ名を入力しての検索ができます。
「yay」をインストール
参考:
Arch Linux にはコミュニティで作られた(リポジトリに登録されるまでに至っていない?)ソフトのインストールを支援するツールがあります。ユーザが作ったスクリプト(PKGBUILD)に従い、インストールを行うツールで、「AUR ヘルパー」と呼ばれます。
以前は、「yaourt」(ヨーグルト) というヘルパーがよく使われていましたが、今はリポジトリから削除されています。
代わりの候補では「yay」が有力。使うにはインストールが必要です。
すでにインストール済ですが、もし「yay」のインストールするとしたら:
$ sudo pacman -S yay
→パスワード入力にて、インストールされます。
インストールの確認:
$ yay --version
yay v9.4.6 - libalpm v12.0.1
$ pacman -Ss yay
:
community/yay 9.4.6-1 [インストール済み]
Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go.
こちらでも確認できます:
$ yay -Ss yay
:
aur/yay 9.4.6-2 (+983 57.79%) (Installed: 9.4.6-1)
Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go.
:
community/yay 9.4.6-1 (2.2 MiB 6.3 MiB) (Installed)
Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go.
:
→余計なパッケージも表示されますが、yay の最新のバージョンがAUR でテストされていることがわかります。信用を得ると、community に昇進して、pacman コマンドでインストールできるようになります。どちらにも「Installed」が書かれているのが親切です。
日本語入力(fcitx-mozc)のインストール
~/.xprofile を作成:
$ sudo geany ~/.xprofile
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
fcitx -r -d
→ ~/.bashrc に書くのは良くないようです。Fcitx の警告を参照 。
fcitx-mozc のインストール
$ sudo pacman -Syy
$ sudo pacman -S fcitx-mozc
:
パッケージ (3) fcitx-4.2.9.7-1 zinnia-0.06-5 fcitx-mozc-2.23.2815.102-3
→依存で、fcitx、zinnia も一緒にインストールされます。手書き認識システムみたい。
$ sudo pacman -S fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt5 fcitx-configtool
:
パッケージ (4) fcitx-configtool-0.4.10-3 fcitx-gtk2-4.2.9.7-1 fcitx-gtk3-4.2.9.7-1 fcitx-qt5-1.2.4-3
→fcitx-qt4 はAUR にあり、Manjaro のリポジトリにはありません。
fcitx-qt5 、および、fcitx の GUI の設定ツールを入れました。
→再起動で、キーボードアイコンが表示され、半角/全角キー(または、Ctrl+スペース)で日本語オンになりました。
インストールした「Geany」の設定
テキストエディタ(本来はIDE )です。先ほど、インストールしました。
軽いだけでなく、開いていたタブ(ファイル)を起動時に開いてくれるのが利点。惜しいのは、使えるテーマが少ないこと。それも増やします。
メニュー →プログラミング →「Geany」→Geany が起動されます。
ここで、メニューで「Geany」を右クリック→「パネルに追加」をクリック。
デフォルトのGeany だと、余計なものが表示されているので設定を変更します。
表示→メッセージウィンドウを表示→チェックが外れます。
表示→サイドバーを表示→チェックが外れます。
編集→設定→エディタ」タブ→「表示」タブ→長い行のマーカー: 「有効」のチェックを外し、「適用」→水色の線が消えます。
編集 →日付を挿入 →一番下の「任意の日付書式を設定」
%Y-%m-%d %H:%M
表示→色の設定
標準→Alternate に変更
閉じる
(これで「~/.config/geany/colorschemes/」フォルダが作られます。テーマの追加の準備です。)
geany のテーマを増やすには「こちらの手順 」を行います。
表示→色の設定
→「Tinge」に設定しました。
日本語フォントのインストール
日本語の指定でインストールすると、ほとんどの部分が日本語化されます。何かしらの日本語フォントが入っていて使われているということです。
ところが、一部のアプリでは、必要なフォントが違うのか、日本語を表示できないものがあります。
1. システムのインストール前:
-
Budgie 18.1.0 および、Awesome 18.1.3 の「ライブ立ち上げ時のインストーラ」は、日本語が豆腐文字に化けます。
-
Cinnamon 19.1.0 の「ライブ立ち上げ時のインストーラ」は、日本語がまったく表示されません。
→インストーラの起動前に日本語フォントをインストールすることで、インストールを続行できます。
「noto-fonts-cjk」をインストールしたいところですが、AUR だし、ライブには大きすぎてきびしいです。
さざなみフォントのインストール
$ sudo pacman -Sy ttf-sazanami
→「S」は大文字です。公式リポジトリにあることと、コンパクトなのが利点。でも美しくありません。
2. システムのインストール後:
-
「Manjaro Settings Manager」にて、項目名が消えていてアイコンしか表示されません。
-
追加インストールした「notepadqq」では、メニューから日本語が消えてメニューが歯抜けです。また、入力した日本語のテキストが表示されません。
→「noto-fonts-cjk」のインストールで解消。サイズが大きいので一部のみインストールしました。ディストリビューションによっては、システムのインストールで自動で入ります。
noto-fonts-cjk のみのインストール:
$ sudo pacman -S noto-fonts-cjk
インストールされたか確認:
$ pacman -Ss noto-font
extra/noto-fonts 20190926-4
Google Noto TTF fonts
extra/noto-fonts-cjk 20190409-1 [インストール済み]
Google Noto CJK fonts
extra/noto-fonts-emoji 20191016-4
Google Noto emoji fonts
extra/noto-fonts-extra 20190926-4
Google Noto TTF fonts - additional variants
community/noto-fonts-compat 20151217-1
Google Noto TTF fonts (compat-package)
→必要なフォントだけ入れました。ちなみに、noto-fonts-extra を入れると、noto-fonts も入ります。
表示が改善された「Manjaro Settings Manager」:
→項目名が表示されました。これで日本語が消えたらアイコンだけになります。
migu フォントのインストール:
テキストエディタ用に文字間の狭いフォントもインストールしました。
>>> yay -S ttf-migu
:
[Aur: 1] ttf-migu-20150712-2
1 ttf-migu (Build Files Exist)
==> Packages to cleanBuild?
==> [N]one [A]ll [Ab]ort [I]nstalled [No]tInstalled or (1 2 3, 1-3, ^4)
==> I
:: PKGBUILD up to date, Skipping (1/1): ttf-migu
1 ttf-migu (Build Files Exist)
==> Diffs to show?
==> [N]one [A]ll [Ab]ort [I]nstalled [No]tInstalled or (1 2 3, 1-3, ^4)
==> I
インストールの確認:
>>> yay -Ss ttf-migu
aur/ttf-migu 20150712-2 (+18 0.00%) (Installed)
Good looking Japanese TrueType font by mixing M+ and IPA.
notepadqq のインストール
Ubuntu で個人的によく使うテキストエディタです。使えるテーマが多いことと、開いていたタブ(ファイル)を起動時に開いてくれるのが利点。
残念ながら、リポジトリにあるnotepadqq は古いバージョン(v1.4.8) でした。
マウスの中央ボタンで貼り付けができますが、範囲指定しても、Ctrl+C で取り込んだ文字列が優先され、意図しない文字列が貼り付けられます。範囲指定したら、そのたびにCtrl+C が必要なので面倒です。
また、ヘルプ「?」→About Notepadqq... の「閉じる」ボタンが文字化けです。
Arch Linx だと、依存関係とビルドの手続きがPKGBUILD スクリプトに書いてあり、自動でビルドしてくれるので楽です。
最新のnotepadqq を確認:
>>> yay -Ss notepadqq
aur/notepadqq-ote-git 0.52.1.r631.gbfbdf7c-1 (+1 0.04%)
Notepad++-like editor for the Linux desktop w/ OTE backend
aur/notepadqq-legacy 1.3.6-1 (+1 0.00%)
Notepad++-like text editor for Linux. Legacy version which doesnt ask for restoration at startup.
aur/notepadqq-git 2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1 (+35 0.88%)
A Linux clone of Notepad++
community/notepadqq 1.4.8-2 (2.7 MiB 10.3 MiB)
Notepad++-like text editor for Linux
→AUR の「notepadqq-git」が最新です。
元になっている、サイトを確認。
[AUR notepadqq-git 2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1]
(https://aur.archlinux.org/packages/notepadqq-git/)
下の方にある、コメントを見ていくと、
jakyote commented on 2019-09-25 05:22 のコメントに、
修正後のPKGBUILD スクリプトが書かれています。
→PKGBUILD に書かれるべき、依存関係に漏れがあるみたいです。
詳細表示より、依存関係を確認:
$ yay -Si notepadqq-git
:
Provides : notepadqq
Depends On : qt5-webengine>=5.6 qt5-svg>=5.6 hicolor-icon-theme desktop-file-utils
Make Deps : git qt5-tools>=5.6
現在のバージョンを確認:
メニュー →System Tools →「ソフトウェアの追加と削除」
下記を検索
qt5-webengine 5.14.1-1
qt5-svg 5.14.1-1
hicolor-icon-theme 0.17-1
desktop-file-utils 0.24-2
git 2.25.1-1
qt5-tools
(Qt Assistant) 5.14.1-1
(Qt Designer) 5.14.1-1
(Qt Linguist) 5.14.1-1
(Qt QDbusViewer) 5.14.1-1
→これらはなくても指定があるので、インストールしてくれますが、
記述が不足しているので、この状態でインストールを実行すると下記のエラーが発生します:
:
Project ERROR: uchardet development package not found
make: *** [Makefile:48: sub-src-ui-make_first] エラー 3
==> エラー: build() で問題が発生しました。
中止...
Error making: notepadqq-git
→「uchardet」開発パッケージがありません。
不足分を追加インストール:
メニュー →System Tools →「ソフトウェアの追加と削除」
下記を検索してインストール
- uchardet (0.0.6-2)
- qt5-websockets (5.14.1-1)
→これで依存関係はOK なはず。
notepadqq をインストール:
まずは、更新:
>>> yay
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:: パッケージデータベースの同期中...
core は最新です
extra は最新です
community は最新です
multilib は最新です
:: システム全体の更新を開始...
何も行うことがありません
:: Searching databases for updates...
:: Searching AUR for updates...
-> Missing AUR Packages: gksu-polkit mhwd-catalyst python-sip-pyqt5 xf86-input-keyboard xf86-input-mouse
there is nothing to do
→何もやることがない?という、変なメッセージが表示されました。
参考: [Missing AUR Packages]
(https://forum.manjaro.org/t/missing-aur-packages/118891)
インストールされたAUR パッケージですが、ほとんどの場合、それらは削除されたパッケージであり、リポジトリまたはAURで利用できないことを意味します。それらに依存するものが他にないことを確認して、アンインストールする必要があります。
gksu-polkit
mhwd-catalyst
python-sip-pyqt5
xf86-input-keyboard
xf86-input-mouse
→不要なら削除が必要みたい。
[依存関係から外れたパッケージを削除:]
(https://qiita.com/FuRuYa7/items/e727dc1ecff6163f79ac#%E4%BE%9D%E5%AD%98%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A4%96%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%92%E5%89%8A%E9%99%A4)
apt でいう autoremove です。
>>> yay -Yc
依存関係を確認しています...
パッケージ (9) libmp4v2-2.0.0-5 libxxf86dga-1.1.5-1.1 libxxf86misc-1.0.4-1.1
mhwd-catalyst-1:15.201.1151-2 python-importlib-metadata-1.5.0-1
python-more-itertools-8.2.0-1 python-sip-pyqt5-4.19.19-1
python-zipp-3.0.0-1 xorgproto-transfer-2019.12-1
合計削除容量: 2.16 MiB
:: 以上のパッケージを削除しますか? [Y/n] Y
:
確認:
>>> yay
:: パッケージデータベースの同期中...
core は最新です
extra は最新です
community は最新です
multilib は最新です
:: システム全体の更新を開始...
何も行うことがありません
:: Searching databases for updates...
:: Searching AUR for updates...
-> Missing AUR Packages: gksu-polkit xf86-input-keyboard xf86-input-mouse
there is nothing to do
ゴミが3つに減りました:
gksu-polkit
xf86-input-keyboard
xf86-input-mouse
notepadqq-git のインストール実施:
>>> yay -S notepadqq-git
:: Checking for conflicts...
:: Checking for inner conflicts...
[Repo: 6] qt5-webchannel-5.14.1-1 qt5-location-5.14.1-1 snappy-1.1.8-1 minizip-1:1.2.11-4 re2-20200101-1 qt5-webengine-5.14.1-1
[Repo Make: 1] qt5-tools-5.14.1-1
[Aur: 1] notepadqq-git-2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1
==> Remove make dependencies after install? [y/N]
→インストール後にmake の依存関係を削除しますか
再実行するかもしれないので、残すので「Enter」(つまり「N」)
:: Downloaded PKGBUILD (1/1): notepadqq-git
1 notepadqq-git (Build Files Exist)
==> Diffs to show?
==> [N]one [A]ll [Ab]ort [I]nstalled [No]tInstalled or (1 2 3, 1-3, ^4)
==> I
→「I」を入力
:: Parsing SRCINFO (1/1): notepadqq-git
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:
パッケージ (7) minizip-1:1.2.11-4 qt5-location-5.14.1-1 qt5-tools-5.14.1-1 qt5-webchannel-5.14.1-1
qt5-webengine-5.14.1-1 re2-20200101-1 snappy-1.1.8-1
:
:: インストールを行いますか? [Y/n] Y
:
多くのメッセージが流れ、時間がかかります。放おっておきました。
:
==> 作成完了: notepadqq-git 2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1 (2020年03月11日 22時05分36秒)
==> Cleaning up...
==> Found git repo: github.com/notepadqq/notepadqq.git
==> Found git repo: github.com/notepadqq/CodeMirror.git
[sudo] USER_NAME のパスワード:
sudo: パスワードの読み込みがタイムしました
>>>
→気がついたら、終わっていました。
パスワードの入力が必要だったのに、やってしまった。
インストールの確認:
>>> yay -Ss notepadqq-git
aur/notepadqq-git 2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1 (+35 0.88%)
A Linux clone of Notepad++
→やっぱり、インストールされてません。
インストールを再実行:
>>> yay -S notepadqq-git
:: Checking for conflicts...
:: Checking for inner conflicts...
[Aur: 1] notepadqq-git-2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1
1 notepadqq-git (Build Files Exist)
==> Packages to cleanBuild?
==> [N]one [A]ll [Ab]ort [I]nstalled [No]tInstalled or (1 2 3, 1-3, ^4)
==> N
→「N」と入力
:: PKGBUILD up to date, Skipping (1/1): notepadqq-git
1 notepadqq-git (Build Files Exist)
==> Diffs to show?
==> [N]one [A]ll [Ab]ort [I]nstalled [No]tInstalled or (1 2 3, 1-3, ^4)
==> N
→「N」と入力
:: Parsing SRCINFO (1/1): notepadqq-git
==> パッケージを作成: notepadqq-git 2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1 (2020年03月12日 02時59分45秒)
==> ソースを取得...
-> notepadqq git リポジトリを更新...
Fetching origin
-> CodeMirror git リポジトリを更新...
Fetching origin
:
==> ソースの準備ができました。
==> notepadqq-git-2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1 already made -- skipping build
==> Found git repo: github.com/notepadqq/CodeMirror.git
==> Found git repo: github.com/notepadqq/notepadqq.git
[sudo] USER_NAME のパスワード:
→あっという間に、ここまで来ました。続きをやってくれたみたい。
(ビルドには、2つのgit リポジトリを使うようです。)
パッケージをロード...
依存関係を解決しています...
衝突するパッケージがないか確認しています...
:
:: トランザクション後のフックを実行...
(1/3) Arming ConditionNeedsUpdate...
(2/3) Updating icon theme caches...
(3/3) Updating the desktop file MIME type cache...
→2回目はすぐに終わりました。
インストールされたかの確認:
>>> yay -Ss notepadqq-git
aur/notepadqq-git 2.0.0.beta.r5.g5553c0be-1 (+35 0.88%) (Installed)
A Linux clone of Notepad++
→インストールされています。
>>> notepadqq --version
qt5ct: using qt5ct plugin
Notepadqq 2.0.0-beta+git
→起動コマンドは「notepadqq」でOK です。
メニューには、まだ反映されてません。
ログアウト→ログイン
メニューに反映されました:
→メニューに「お気に入り」を追加したいけど…。
動作確認:
メニュー →Development →notepadqq
メニュー が日本語化されています。
「?」 →「Notepadqq について」→「v2.0.0-beta+git」と表示。
「閉じる」ボタンがちゃんと表示されてます。
フォントサイズとテーマを変更しました:
→テーマは「twilight」を選択。
マウスの中央ボタンが範囲指定した文字列の貼り付けになり、Ctrl+C とは、別に動作します。正常になりました。
KolourPaint のインストール
メニュー →System Tools →ソフトウェアの追加と削除 (Pamac)
左上の虫メガネで検索して→「インストール」→「適用」→パスワード入力→「適用」
サイトにスクリーンショットの画像をアップするときの加工に使っています。画像ファイルを右クリックして起動することが多いです。
ファイアウォールの設定
メニュー →設定 →ファイアウォール設定ツール →パスワード入力
Status: オン→「盾」アイコンがカラーになれば稼働。
パネルの時計のカスタマイズ
>>> mousepad ~/.config/awesome/rc.lua
138行目:
mytextclock = wibox.widget.textclock("%H:%M ")
↓
mytextclock = wibox.widget.textclock("%m/%d %H:%M ")
ファイル圧縮、解凍ツールを確認
>>> pacman -Ss unzip | grep インストール済み
extra/unzip 6.0-13 [インストール済み]
>>> pacman -Ss archiver | grep インストール済み
extra/p7zip 16.02-5 [インストール済み]
extra/zip 3.0-8 [インストール済み]
GUI で圧縮、解凍する「xarchiver」をインストール
>>> sudo pacman -S xarchiver
メニュー →アクセサリ →アーカイブマネージャー
で「xarchiver」起動。
「mousepad」が管理者権限で開けない件を調べました
なぜか、管理者権限でmousepad が起動できません。
>>> sudo mousepad
[sudo] USER_NAME のパスワード:
Failed to initialize xfconf%
→「xfconf% の初期化に失敗しました」
ちなみに、「nano」、「geany」、「gedit」などの他のエディタだと管理者権限で起動できます。
参考:
[Failed to initialize xfconf]
(https://forum.manjaro.org/t/solved-failed-to-initialize-xfconf/98028)
→「dbus-x11」をインストールすると解決できそう。
調べた内容
「dbus-x11」の確認:
>>> yay -Ss dbus-x11
:
aur/dbus-x11 1.12.16-1 (+10 0.00%)
Freedesktop.org message bus system (with x11 autolaunch)
core/dbus-x11 1.12.16-4.1 (305.1 KiB 928.9 KiB)
Freedesktop.org message bus system
dbus-x11 のインストール:
>>> yay -S dbus-x11
[sudo] USER_NAME のパスワード:
依存関係を解決しています...
衝突するパッケージがないか確認しています...
:: dbus-x11 と dbus が衝突しています (libdbus)。dbus を削除しますか? [y/N]
エラー: 解決できないパッケージの衝突が検出されました
エラー: 処理の準備に失敗しました (衝突する依存関係)
:: dbus-x11 と dbus が衝突しています
Error installing repo packages
→dbus-x11 と dbus が衝突してます。
dbus-x11 の依存の確認:
>>> yay -Si dbus-x11 [1]
リポジトリ : core
名前 : dbus-x11
バージョン : 1.12.16-4.1
説明 : Freedesktop.org message bus system
アーキテクチャ : x86_64
URL : https://wiki.freedesktop.org/www/Software/dbus/
ライセンス : GPL custom
グループ : なし
提供 : libdbus libdbus-1.so=3-64 dbus=1.12.16
依存パッケージ : systemd-libs expat audit libsystemd.so=0-64 libaudit.so=1-64
提案パッケージ : なし
衝突パッケージ : libdbus dbus
置換パッケージ : なし
ダウンロード容量 : 305.13 KiB
インストール容量 : 928.94 KiB
パッケージ作成者 : Philip Müller <philm@manjaro.org>
ビルド日時 : 2020年01月23日 18時55分49秒
検証方法 : MD5 Sum SHA-256 Sum 署名
dbus の依存の確認:
>>> yay -Si dbus
リポジトリ : core
名前 : dbus
バージョン : 1.12.16-5
説明 : Freedesktop.org message bus system
アーキテクチャ : x86_64
URL : https://wiki.freedesktop.org/www/Software/dbus/
ライセンス : GPL custom
グループ : なし
提供 : libdbus libdbus-1.so=3-64
依存パッケージ : systemd-libs expat audit libsystemd.so=0-64 libaudit.so=1-64
提案パッケージ : なし
衝突パッケージ : libdbus
置換パッケージ : libdbus
ダウンロード容量 : 298.32 KiB
インストール容量 : 920.95 KiB
パッケージ作成者 : Jan Alexander Steffens (heftig) <jan.steffens@gmail.com>
ビルド日時 : 2020年01月23日 08時09分06秒
検証方法 : MD5 Sum SHA-256 Sum 署名
libdbus の確認:
>>> yay -Si libdbus
:: Querying AUR...
-> Missing AUR Packages: libdbus
→依存では、libdbus が関係しているけど、実際は libdbus のパッケージ名は存在しません。共有ライブラリみたい。
/usr/lib/libdbus-1.so
/usr/lib/libdbus-1.so.3
/usr/lib/libdbus-1.so.3.19.11
/usr/lib32/libdbus-1.so
/usr/lib32/libdbus-1.so.3
/usr/lib32/libdbus-1.so.3.19.11
→入っているけど、古いみたい。「提供」libdbus-1.so=3-64 になっているので、これが更新されるのかな。
Pacman-manager で「dbus-x11」を検索すると、
競合するもの:
libdbus
dbus
と表示されます。このまま実行するかは悩ましいところ。
dbus の削除で、どのような影響が出るのかわかりません。
もし、「dbus-x11」をインストール(dbus を削除)するなら、Pacman-manager で行うのが安全です。
「mousepad」が管理者権限で使えないだけだし、他のエディタを使えばよいので、リスクを避けて「gedit」をインストールしました。
気になること
1. 壁紙を内蔵している(/usr/share/backgrounds/manjaro-wallpapers-18.0/) のに、自由に壁紙を変更できません。
→壁紙の表示に「feh」を使うことで、変更はやりやすくなりました。
2. システムトレイのアイコンが大きすぎます。(64x64)
→バランスがイマイチ。アイコンサイズをいじるしかないのかな?
3. 「設定マネージャー」にて、パネルの設定画面が開きません。
「設定マネージャー」→「パネル」とすると、エラー表示。
「設定ダイアログの表示に失敗しました」
GDBus.Error:org.freedesktop.DBus.Error.ServiceUnknown:
The name org.xfce.Panel was not provided by any .service files
→和訳: org.xfce.Panelという名前は、.serviceファイルによって提供されませんでした
→「パネル」の設定が使えないのが正常かは、その他にも使えない機能はいくつかあるので、わかりません。パネルの設定は今のところ、GUI ツールではできないみたい。定義ファイルをいじるのかな?
あとがき
軽いのはいいですね。
使っているうちに、ウィンドウのタイリングのしかたも慣れてきました。
Xfce ベースにしたことによるゴミ?(必要な機能?)は見受けられますが、動作に支障はありません。そのうちきれいになるのかな?
([次の投稿に続く]
(https://qiita.com/FuRuYa7/items/de3de49e4e2d500b07a5))
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