はじめに
Redmineを作業履歴のメモ代わりに使っていると、時々、思いがけないアイデアが湧いてくることがあります。しかし、いざWikiにまとめようとすると、思考が途絶えてしまう。ああ、あの時の閃きは何処へ?そんな経験、あなたにもありませんか?
考えてみれば、入力場所は広大な方が良い。そして、その思考をキャッチして、まるで優秀な秘書のように、後のタスク処理を代行してくれるAIがいたら最高じゃないですか?
ソフトバンクの孫正義さんのように、寝起きの閃きをすぐに特許出願できる体制を、AIで実現できるなら、それはもう「革命」と呼べるでしょう。
なぜRedmineの作業履歴が「思考の増幅器」になるのか?
私のRedmineは、完全に日記帳状態です。ここに書きなぐった思考の断片が、全てボタン一つで、隅々まで指示伝達できる。そんな夢みたいな日が来たら、どれほど気楽な毎日になるだろうか。
以前は「AIに指示されたい」なんて人間失格なことを言っていた私ですが、今は少し考えが変わりました。AIは指示されるべき存在ではなく、良きパートナーであるべきだと。
GUIベースのLLM開発ツールとの出会い
そんな中、GUIベースのLLM開発ツールに出会いました。Flowise、LangFlow、LlamaIndex UI… これらのツールは、ドラッグ&ドロップで高度なAIシステムを構築できるというのです。
特に私が注目したのは、Flowiseです。これはまさに、私が目指していた「思考から実行へのシームレスな橋渡し」を実現できる可能性を秘めています。
Flowiseがもたらす「思考の自由」と「実行の確実さ」
Flowiseを使えば、Redmineの作業履歴をチャットボットに流し込み、そこからアイデアを抽出して自動的にタスク化する。そんなフローを、プログラミングではなく、視覚的に組み立てられるのです。
これまで埋め込み技術の調査で培った知識と、これらのGUIツールを組み合わせれば、理想とする「思考の自由さ」と「実行の確実さ」を両立できるかもしれません。
作業履歴に書きなぐった文章から、AIが重要なポイントを拾い上げ、適切なタスクに分解し、必要に応じてwikiも更新してくれる。
これは単なる自動化ツールではなく、「思考の増幅器」とでも呼ぶべきものになるのではないでしょうか。
AIとの理想的な協働
アイデアが湧いたとき、それを捕まえて形にする。そして、実行可能な形に整理する。その過程を、AIが支援してくれる。
もしかしたら、これこそが私が求めていた「AIとの理想的な協働」なのかもしれません。AIに指示されるのではなく、AIを使いつぶすのでもなく。互いの得意分野を活かしながら、より良いものを作り上げていく。そんな関係性が見えてきた気がします。
次のステップ:Flowiseでプロトタイプ作成へ
次は、実際にFlowiseでプロトタイプを作ってみようと思います。まずは小さく、作業履歴からアイデアを抽出して整理するところから始めてみます。そこから徐々に、タスク生成や文書化の自動化へと発展させていければ。
まとめ:テクノロジーは人間の可能性を広げる
結局のところ、テクノロジーは人間の可能性を広げるためにある。今回の発見も、そんな可能性の一つを示してくれたように思います。
さて、この構想もRedmineの作業履歴に記録されたわけですが、これを読んだAIくん、さっそく整理してタスク化してくれないかな。(笑)