Delphi のプログラムコードを書くとき、かなりこれに頼っているというのがコード補完
コード補完ってなーに?
コードエディタ上でプログラムコードを記述するときに助けてくれる便利な機能
「ヒント」として、コードに追加できる有効な選択肢を表示し、その選択肢内の選んだ内容をコード上に補完します
実際の例で
言葉ですと分かりにくいので、実際の操作で説明します
- たとえば VCL アプリケーションを作るじゃろ
- ボタンを置くじゃろ
- 置いたボタンをダブルクリックしてイベントを自動生成して、コードエディタが表示されるじゃろ
- 生成されたイベント内で Ctrl + Space を押すじゃろ
- コード補完が動くのじゃ
表示される「ヒント」には、ここに追加できる有効な選択肢が表示されます
今回はボタンのキャプションを変えたいから、Button1 を選び Enter キーを押すとコードに Button1 が挿入されます
次に . を入力すると、またまたコード補完が働いて、追加できる有効なプロパティやメソッドなどの選択肢が「ヒント」として表示されます
Caption と書きたいので . の後に C と書くと「ヒント」の絞込みが行われ C から始まるものだけになり
コーディングのスピードも上がるし、スペルミスなども防げて便利便利
設定
コード補完の設定をデフォルトから変えたい場合は、オプションダイアログの「ユーザーインターフェース\エディタ設定\支援機能」で行います
オプションダイアログの表示
オプションダイアログを表示するには、IDE のメニューから [ツール | オプション] を選択します
または IDE インサイトを Ctrl + . で呼び出し (10.3 Rioの場合は下の画面イメージのように IDEのタイトルバー上にある)「支援」で検索しても OK
設定できる内容
コード補完に関する設定は、この画面内の
- コード補完
- 自動起動
- かっこの自動補完
- 履歴
- 予約語を表示
- 待ち時間
の箇所が該当します
それぞれの設定項目の内容は、ヘルプの支援機能 の箇所を参照してくださいませ (10.3 Rio)
う...動かない
Ctrl + Space を押してもコード補完が動かない場合
- その前のコードでエラーがある (たとえば ; が無かったり) かをまずは確認
- 環境変数 PATH を確認して設定されている文字数が長すぎないか (2048文字以内) を確認
です
##参考 (docwiki - 10.3 Rio)