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Delphi IDE の便利な機能 - コード補完

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Delphi のプログラムコードを書くとき、かなりこれに頼っているというのがコード補完

コード補完ってなーに?

コードエディタ上でプログラムコードを記述するときに助けてくれる便利な機能
「ヒント」として、コードに追加できる有効な選択肢を表示し、その選択肢内の選んだ内容をコード上に補完します
code01.png

実際の例で

言葉ですと分かりにくいので、実際の操作で説明します

  • たとえば VCL アプリケーションを作るじゃろ
  • ボタンを置くじゃろ
  • 置いたボタンをダブルクリックしてイベントを自動生成して、コードエディタが表示されるじゃろ
  • 生成されたイベント内で Ctrl + Space を押すじゃろ
  • コード補完が動くのじゃ
    code02.png

表示される「ヒント」には、ここに追加できる有効な選択肢が表示されます
今回はボタンのキャプションを変えたいから、Button1 を選び Enter キーを押すとコードに Button1 が挿入されます

次に . を入力すると、またまたコード補完が働いて、追加できる有効なプロパティやメソッドなどの選択肢が「ヒント」として表示されます
code03.png

Caption と書きたいので . の後に C と書くと「ヒント」の絞込みが行われ C から始まるものだけになり
code04.png

さらに a と書くと Ca で始まるものだけになる
code05.png

コーディングのスピードも上がるし、スペルミスなども防げて便利便利

設定

コード補完の設定をデフォルトから変えたい場合は、オプションダイアログの「ユーザーインターフェース\エディタ設定\支援機能」で行います

オプションダイアログの表示

オプションダイアログを表示するには、IDE のメニューから [ツール | オプション] を選択します
または IDE インサイトを Ctrl + . で呼び出し (10.3 Rioの場合は下の画面イメージのように IDEのタイトルバー上にある)「支援」で検索しても OK
code06.png

設定できる内容

コード補完に関する設定は、この画面内の

  • コード補完
  • 自動起動
  • かっこの自動補完
  • 履歴
  • 予約語を表示
  • 待ち時間

の箇所が該当します
それぞれの設定項目の内容は、ヘルプの支援機能 の箇所を参照してくださいませ (10.3 Rio)

code07.png

う...動かない

Ctrl + Space を押してもコード補完が動かない場合

  • その前のコードでエラーがある (たとえば ; が無かったり) かをまずは確認
  • 環境変数 PATH を確認して設定されている文字数が長すぎないか (2048文字以内) を確認

です

##参考 (docwiki - 10.3 Rio)

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