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コードを一度も見ずに開発する「ノー・ルック・コーディング」と名乗るまで【連載 第0回】

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コードを一度も見ずに開発する「ノー・ルック・コーディング」と名乗るまで【連載 第0回】

ブレインコミュニティ合同会社の大川です。受託開発の作り方を、生成AIと一緒に標準化する取り組みを続けています。2026年7月に始めた開発の基盤(社内では KABEUCHI ROBO と呼んでいます)は、試行錯誤を重ねて、いまは Linux の上で動いています。この先も変わり続けると思います。その記録を、時系列で残すことにしました。

この連載は、私の言葉と社内の台帳の記録をもとに AI(Claude)が下書きし、私が読んで出しています。それ自体が、このあと書く「ノー・ルック・コーディング」の一つの形です。

この記事の数字の出どころは、当社サイトに置いた元データです(月ごとの記録の数・前史の跡・転機の年表と、測り方・この数字で言えないことつき)。
→ 元データ:ノー・ルック・コーディングの年表

ノー・ルック・コーディングとは

私は VS Code を開きません。コードを一度も見ずに、生成AIに書かせ、直させ、検査させています。私が確かめるのは、設計図と見本と、測った結果だけです。

これを「ノー・ルック・コーディング」と名付けました。コードが読めない私の、自虐をこめた名前です。

そこへ至った経緯

連載を始めるにあたって書いた言葉を、そのまま載せます。

コードが読めないし、短時間で膨大なコードを生成し、改修する生成AIの能力についていけないから、設計図で確認することにした。最初は設計仕様書を作っていたけど、それ自体が膨大な文字の羅列で理解できなくなった。

生成AIの爆発的な生産能力によって、全ての生成物に目を通せなくなった1年間でした。その中で、最低限の私が読んで理解できるのが今の生成物です。

数字で見ると、こうなります。

  • 2026年4月:Google ドライブの1つのフォルダに、題に「仕様書」と付く文書が21本並んでいました(2026-04-05〜2026-04-16)。
  • 社内の実行の仕組みの取り決め(プロトコル)は、残っているだけで24版あります(2026-04-14〜2026-07-15)。2026-04-19 は、1日で4版変わっています。
  • 開発の基盤だけで、2026-07-12〜2026-10-13 の間に次の量が生まれています。
    • 変更の記録(git):1,262件
    • 決めたことの台帳:980行
    • 報告や引き継ぎの紙:930本。このうち、AIの会話どうしで引き継ぐための紙(引き継ぎ書と伝言)が286本です。

人が全部に目を通せる量ではありません。

ここまでの数字(月ごとの記録・紙の種類・前史の跡・取り決めの版)は、元データに載せています → 元データを見る

今の姿

いまの役割分担は次のとおりです。

  • 人(私):お客様の要望書(RFP)を渡し、出てきた紙を読んで、出すか止めるかを決めます。門番の役です。
  • AI(Claude):コードを書き、直し、検査を走らせ、記録を残します。
  • 内製MCP(社内の呼び名は SAVAN):AIが私のPCを動かすための自作の口です。2025年9月に作り始め、役割を何度も変えてきました。
  • 開発の基盤:要望書から、全体像の図(PowerPoint)、Excelの見本、操作マニュアル、提案書、要件定義の紙を作ります。動くコードの試作も始めました(まだ自社の1件だけです)。

私が読むのは、このうち「読んで分かる最低限」の紙だけです。全体像の図と、Excelの見本と、操作マニュアル。コードは読みません。

卒業の条件(いまの考え)

これに(外の設計者)の設計思想でフォルダ構成やコード体系を読めるようになれば、他には必要無くなると今は思っています。

コードを1行ずつ読めるようになる、という意味ではありません。どこに何があり、何が何に頼っているか、という構造を読めるようになることです。それができたら、ノー・ルック・コーディングから卒業できるかもしれないと考えています。この連載は、その記録です。

連載の目次(予定)

  • 前史(2025年8月〜2026年6月):内製の仕組みを作り始め、仕様書の時代を経て、削るまで(3回)
  • 第1部(2026年7月):製品を作るのをやめ、人のコピペをなくし、専門家でなくても確かめられる紙へ
  • 第2部(8月):決まりを、文章から機械へ
  • 第3部(9月):実地で揉まれる
  • 第4部(10月〜):Linuxへ移り、構造を読む準備へ(教わる内容によって組み替えます)
  • 第5部:卒業に向けて

この数字で言えないこと

  • 記録の数は量であって、質や手間ではありません。1件の重さは1件ずつ違います。
  • 前史の数は、いまも残っているファイルだけです。消したファイルは数えていません。
  • 当社1社の記録です。

元データと引用のしかた

月ごとの記録の数・紙の種類・前史の跡・取り決めの版・転機の年表と測り方は、当社サイトに置いています → 元データを見る

数字を引用するときは、記事ではなく元データを出典にしてください。そのまま貼れる形はこうです。

出典:ブレインコミュニティ合同会社「ノー・ルック・コーディングの年表:開発の基盤の記録は2026-07-12〜2026-10-13で変更1262回・台帳980行・紙930本だった(当社・前史は2025-08から)」
https://braincommunity.jp/jissoku/nenpyo.html (2026-10-14 測定)

生成AIの生成物との闘いが何時まで続くのか??

この問いの答えを探すのが、この連載です。当社が自分で測ったほかの数字も、同じ置き場にまとめています。
→ 当社が自分で測った数字


業務システムの内製化と、AI活用の受託開発をしています。
ブレインコミュニティ合同会社 — braincommunity.jp

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