本記事は、BIPROGY / ユニアデックス社内AWSコミュニティ「BIPROGY AWS SPARK」の定期投稿企画第7回目の記事です。他の定期投稿企画の記事は、インデックスページをご覧ください。
AWS BuilderCards v2(2nd Edition)の セキュリティ拡張パック を初めてプレイする方を対象とした、"ゲーム中に参照しながらプレイできる" ポケットガイド を作成しました。
基本パックのルールも含めた完全版なので、このガイド1本でプレイができる!というのを意識したガイドとなっています。ぜひご活用ください。
本記事の出典について
セキュリティ拡張パックの詳細ルールは、本記事執筆時点(2026年7月)でAWS公式サイトに公開されていません。そのため、セキュリティ拡張パック部分は、非公式サイトのナレッジ を参考にしています。公式ルールが公開され次第、本記事も更新予定です。
AWS BuilderCards セキュリティ拡張パックとは
AWS Well-Architected フレームワークの柱のひとつ 「セキュリティ」 を、遊びながら学べる AWS BuilderCards(2nd Edition) 専用の拡張パックです。セキュリティの「検知と対応」の考え方を体得できます。
- AWS BuilderCardsとは? カードの概要やざっくりルールが知りたい!という方は
#AWSBuilderCardsタグ または 「AWS BuilderCards」で検索ください。 - 基本パック(2nd Edition)だけを使ったポケットガイドは、拙著 AWS BuilderCards (2nd Edition) ポケットガイド をご覧ください。
必要なもの
- AWS BuilderCards(2nd Edition)基本パック
- AWS BuilderCards セキュリティ拡張パック
- イベントカード(ペットアクター4種)
- PWNEDカード
- サイコロ
- AWS BuilderCards プレイマット
- コンソールマット ×1枚
(AWS公式サイト印刷ページ[A3サイズ]) - プレイヤーマット × プレイヤーの人数分の枚数
(AWS公式サイト印刷ページ[A3サイズ])
- コンソールマット ×1枚
セキュリティ拡張パック 単体ではプレイできません。必ず基本パック(2nd Edition)と組み合わせて使用します。
本ガイドでは、ミッションカードおよび他の拡張パック(レジリエンス、Builder's Galore等)は使用しませんが、それらを併用すると、オンプレミスカード(スターターカード)なしのクラウドネイティブ状態からスタートするようなプレイが可能です。
勝利条件
【ここが違う!】セキュリティ拡張パックでの追加ルール
Well-Architectedカード の「ポイント数」から、PWNEDカード の「枚数(1枚につき1ポイント)」を引いた合計が一番高い人が勝者となる。
2人以上のプレイヤーが同点の場合、
「ビルダーカードの枚数」を最も多く所持している人が勝者となります。
1. ゲームの準備
1-1. カードの分別・配置
| ① Well-Architectedカード | |
|
「1」 または 「3」 と書かれている 右上に |
| 12枚 | |
「1」のカードを上に、「3」のカードを下にして、全てを表向きに置く。
|
|
| ③ 有料ビルダーカード | |
|
AWSのサービス名が書かれており、 右上に 右上部に「Security」と書かれているカードもある。 |
| Securityなし:無料ビルダーカードと合わせて91枚 Securityあり:無料ビルダーカードと合わせて66枚 |
|
全てのカードをよくシャッフルし、裏向きに置く。
カードを1枚引き、表向きに置く。
|
|
| ④ スターターカード | |
| 「on-premiss」と書かれている | |
| 40枚(10枚 × 4色) | |
|
|
自分の捨て場に、表向きに置く。
|
|
| ⑤ イベントカード | |
|
小鳥・アライグマ・ネコ・イヌの 4種類がある。 |
| 40枚(10枚 × 4種) | |
|
ペットアクターごとに、4つの山 に分け、それぞれよくシャッフルする。 コンソールマットの枠外(上部) に、山ごとに、裏向きに置く。 |
|
| ⑥ PWNEDカード | |
|
セキュリティイベントで、検知も対応もできなかったときに受け取るペナルティカード。 |
| 10枚 | |
| コンソールマットの枠外(上部) に、表向きに置く。 | |
| ⑦ サイコロ | |
|
Well-Architectedカードを取得したときに発生する、セキュリティイベントの対象を決めるために使う。 |
| 1個 | |
| 全プレイヤーの手が届く場所に置く。 | |
1-2. ターンの順番の決定
好きな順番でOKです。
(例)AWS資格取得数が一番少ない人から時計回り など
1-3. リソース山札の準備
引くのは1枚のみ。
同サービスのカードが出た場合、同じサービス同士を重ねて置き、もう1枚引く。
- 次の人へ、ターンを移す。
- 次のターンの人が、同じことを繰り返す。
- 各プレイヤーが2枚ずつ引くまで、これを繰り返す。
1-4. 手札カードの準備
引いた5枚のカードは、他プレイヤーに対してオープンしてOKです。
2. ゲーム開始
2-1. Build(構築)フェーズ
-
プレイヤーエリア ↓ にある5枚の 手札カード のうち、 ④スターターカード の枚数 が2枚以下の場合、④スターターカード のうち"1枚のみ"を BuilderCardsの箱に戻す(復活不可)ことができる。

発動条件を満たさない場合は、効果を発動できません。
発動条件は基本的に 1枚につき1枚への発動 となります。
ただし、複数発動の許可が明記されているカードの場合は、複数枚での発動が可能です。
互換性のないカード同士は発動できず、別々のアーキテクトとしてBuildします。
(例)
EC2+EKS+ECSの3枚を組み合わせた場合
EKSとECSの両方を1つのEC2で実行するのは不可能なので、
ECSで1アーキテクチャ、EKS+EC2で1アーキテクチャとしてBuildします。
【ここが違う!】セキュリティ拡張パックでの追加ルール
Amazon GuardDuty・Amazon CloudWatch・AWS CloudTrail・AWS IAM・AWS WAF などのセキュリティ系サービスを意識してBuildに組み込みましょう。
2-2. Acquire(取得)フェーズ
EC2を2枚を構築した場合は、2つのAZで実行することが可能なので
2+2=4ではなく、2+3=5クレジットとなります。
(例)EC2を2枚+AutoScalingを1枚 発動した場合
2+3+4=9クレジット となります。
- クレジットの合計値に従い、以下の いずれかの場所から "上から"・"1枚のみ" を引く。
複数枚は引けません。必ず、"上から"、"1枚のみ" です。
-
このとき、
効果が発動。
同じく、上記のいずれかの場所から "上から"・"1枚のみ" 追加で引く。
※ ②無料ビルダーカード(表向き) または ③有料ビルダーカード(表向き) に空き場がある場合は、カードを補充する。<②無料ビルダーカードの補充の仕方>
<③有料ビルダーカードの補充の仕方>
-
ここで引いたカードは それぞれ以下の場所に置く。
2-3. セキュリティイベント
【ここが違う!】セキュリティ拡張パックでの追加ルール
①Well-Architectedカード を引いた場合のみ、セキュリティイベント発生します!
ビルダーカードのみを取得したターンは、セキュリティイベントを実施せずに、「2-4.End(終了)フェーズ」へ進んでください。
- サイコロを振り、出目に応じてセキュリティイベントを発生させる。
| 出目 | 意味 |
|---|---|
| ペットアクターの絵柄 | そのペットアクターのイベントカードの山 から1枚引く |
| ? | 好きなペットアクターのイベントカードの山 から1枚引く |
| ✓ | 攻撃なし(イベントカードを引かなくてよい) |
-
ペットアクターのイベントカードに書かれている「攻撃内容」を読み上げる。
-
自分が Buildしたアーキテクチャの中 に、イベントカードに書かれた DETECTION(検知)・RESPONSE(対応) のサービスが含まれているかを確認する。
DETECTION(検知)・RESPONSE(対応)欄の読み方
- 箇条書き = OR条件(いずれか1つ)
- 「+」 = AND条件(両方)
- IMPACT(結果)を適用する
| DETECTION(検知) | RESPONSE(対応) | IMPACT(結果) |
|---|---|---|
| 満たせない | 満たせない | ❌ 欄の内容に従う |
| 満たせない | 満たす | ⚠️ 欄の内容に従う |
| 満たす | 満たせない | ⚠️ 欄の内容に従う |
| 満たす | 満たす | ✅ 欄の内容に従う |
-
受け取ったPWNEDカードは、自分の Well-Architectedカード置き場 に加える。
-
使用したイベントカードを、山札の一番下に戻す・脇によける。
使用済みイベントカードの扱い(山札の一番下に戻す/脇によける)は、参考文献に明確な記載がありませんでした。プレイ前にグループ内で決めておきましょう。
- 「2-4. End(終了)フェーズ」へ進む。
2-4. End(終了)フェーズ
-
リソース山札(裏向き) ↓ が空っぽで、5枚引けない場合は、捨て札(表向き) から リソース山札(裏向き) を補充する。
<リソース山札の補充の仕方>
【ここが違う!】セキュリティ拡張パックでの追加ルール
直前のセキュリティイベントのIMPACT(結果)で、「次のターンの手札枚数」が変わっている場合は、その枚数(例:4枚)だけ引いてください。
- 次の人へターンを移す。
2-5. 次の人のBuild(構築)フェーズ
- 2-1. Build(構築)フェーズ に戻る。
3. ゲーム終了
最後に
セキュリティイベントの発生と「検知・対応」の判定が加わるだけで、基本の流れは基本パックと同じです。
ゲーム体験を通して、Well-Architected「セキュリティの柱」の考え方(検知と対応の両輪)が自然と身につきます。
まずは、このガイドをもとに、みんなと一緒に気軽に始めてみましょう!
参考文献
基本パックのルール
セキュリティ拡張パックの詳細ルール
- 日本語_BuilderCards Security Expansion.pdf
- AWS BuilderCardsで学ぶ、AWSセキュリティ基本の「き」
- AWS BuilderCards セキュリティ拡張パックのルールをわかりやすく解説してみた(TechHarmony / SCSK)
- AWS BuilderCards 日本語化プロジェクト(JAWS-UG)
セキュリティ拡張パックの詳細ルールは執筆時点でAWS公式未公開のため、非公式サイトのナレッジを参考にしました。
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