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IBM Cloudで始めるブラウザ版SPSS Modeler Flow ④ SPSS Modelerで作成したストリームをIBM CloudのSPSS Modeler Flowに取り込む

Last updated at Posted at 2025-08-31

皆さんこんにちは!これまであまり知られて来なかったブラウザ版のSPSS Modeler Flow をシリーズでご紹介したいと思います。

IBM Cloudで始めるブラウザ版SPSS Modeler Flow ④では、ローカルのSPSS Modelerで作成したストリームをIBM CloudのSPSS Modeler Flowに取り込む方法を紹介します。

シリーズ①サンプルプロジェクトを使ってみる
シリーズ②ファイルからデータを読み込んでみよう
シリーズ③データベースからデータを読み込んでみよう

シリーズ4回目のこの記事では、以下の流れでご説明します。

SPSS Modelerで作成したストリームをSPSS Modeler Flowへの取り込む

  1. ローカルPCで作成したストリームの準備、strファイルとして保存
  2. strファイルのアップロード
  3. ノードの置き換え
  4. モデルの表示
1. ローカルPCで作成したストリームの準備、strファイルとして保存

spss_modeler_flow_q4_001.png

ローカルのSPSS Modeler でストリームを作成します。この記事ではこちらのSPSS Modeler ノードリファレンス 5-3 CHAID(決定木)で紹介されている内容と同じストリームを作成しました。
作成せず、次のステップに進みたい場合はこちらにstrファイルをアップしていますのでご利用ください。

次に、このストリームを「名前を付けて保存」します。
spss_modeler_flow_q4_002.png

spss_modeler_flow_q4_003.png

2. strファイルのアップロード

IBM Cloudのwatsonxにログインし、watsonxのトップページで左上の 四本線のメニューアイコンから「プロジェクト」>「すべてのプロジェクトの表示」 をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_004.png

シリーズ①サンプルプロジェクトを使ってみるで作成したプロジェクト「SPSS Modeler Project」を開きます。
spss_modeler_flow_q4_005.png

「新規資産」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_006.png

「SPSS」で検索し、「ビジュアル・フローとしてのモデルの作成」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_007.png

「ローカル・ファイル」を選択し、「参照」をクリックし、ローカルからstrファイルを選択します。
spss_modeler_flow_q4_008.png

選択後、以下の画面になります。名前を設定し、「作成」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_009.png

3. ノードの置き換え

「ノードをマイグレーションしますか?」と聞かれますので「はい」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_011.png

Locationで「ファイルのアップロード」を選択して、「アップロード」で、ストリームの入力ノードで指定したcsvファイルをローカルからアップロードします。
spss_modeler_flow_q4_013.png

アップロードができたら、資産名にcsvファイル名が表示されます。「エクスポートに移動」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_014.png

この例ではエクスポートはありませんのでそのまま「マイグレーション」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_015.png

ストリームの可変長ファイルノードがスーパーノード(データ資産ノード→Filterノード→)にマイグレーションされました。SPSS Modeler Clientで作成したストリームの場合、可変長ファイル一つで設定されているところが複数のノードに分解されるようです。
spss_modeler_flow_q4_016.png

スーパーノードの中身
spss_modeler_flow_q4_017.png

データ資産(cars.csv)では以下の設定で取り込まれています。
spss_modeler_flow_q4_018.png
spss_modeler_flow_q4_019.png
spss_modeler_flow_q4_020.png
spss_modeler_flow_q4_021.png

Filterノードは以下の設定で取り込まれていました。
spss_modeler_flow_q4_022.png

Typeノードは以下の設定で取り込まれていました。
spss_modeler_flow_q4_023.png

4. モデルの表示

「生産国」モデル・ナゲットをダブルクリックします。右側にビューが表示されますので「モデルの表示」をクリックします。
spss_modeler_flow_q4_024.png

モデルビューアーが表示されます。
spss_modeler_flow_q4_025.png

スクリーンショット 2025-08-31 191355.png
スクリーンショット 2025-08-31 191408.png
スクリーンショット 2025-08-31 191419.png
スクリーンショット 2025-08-31 191526.png
スクリーンショット 2025-08-31 191536.png

いかがだったでしょうか。SPSS Modeler(Client版)で作成したストリームはstrファイルで保存し、簡単にIBM CloudのModeler Flowに取り込むことができました。モデルも実行の結果を確認することができます。一方、ノードの構成の方法や、決定木のツリー図のビジュアルが変わるところは慣れることが必要そうです。

次回は、作成したモデルをWatson Machine Learningにデプロイし、APIで呼び出す設定方法をご紹介します。

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