More than 1 year has passed since last update.

PythonでPDFの上に文字とか乗っけるアプリを作った！-２.機能説明-

Last updated at 2022-06-15Posted at 2022-06-15

画面レイアウト

機能解説

【重要】
基本的に同一フォルダにて作業を行います。アクセス権限があるフォルダで作業を行ってください。

ファイル操作

1.PDFを開く

　ファイル選択ダイアログで、テンプレートとなるPDFファイルを選択してください。

2.PDF出力

　ファイル保存ダイアログで、出力先を指定します。
　保存後、自動的に出力したPDFファイルを開きます。

3.入力読込

　4で作成した図形情報(csv)を読み込みます。
　その場合、PDF名と同じファイルにしてください。
　PDF名）ゼロワンスクール入会書_サンプル.pdf
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル.csv

4.入力保存

　7で作成した図形情報をcsvへ保存します。
　特にダイアログ等は発生しません。同一フォルダへ作成されます。
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル.csv

5.クリア

　読み込んだ情報や、図形情報をクリアします。

ページ切り替え

6-1.prev

　前のページヘ遷移します。　

6-2.next

　次のページヘ遷移します。　

図形描画

ボタンを押すと、描画モードが固定され、canvasへ描画出来ます。
もう一度ボタンを押すと、描画モードが解除されます。
描画したオブジェクトの座標は、5ピクセル以下は切り捨てられます。

7-1.四角

　四角をcanvas上に描画できます。
　(9-1)描画色の設定が適用されます。

7-2.線

　線をcanvas上に描画できます。
　(9-1)描画色の設定が適用されます。

7-3.円

　四角をcanvas上に描画できます。
　(9-1)描画色の設定が適用されます。

7-4.文字

　文字をcanvas上に描画できます。
　(9-1)描画色の設定が適用されます。
　(9-2)フォントサイズの設定が適用されます。
　(9-3)PDF出力時に、フォントサイズ補正の設定が適用されます。

8.一つ戻す

　描画モードの一番最後の図形を削除します。

図形情報

9-1.描画色

　Pythonで使用できる色を入力してください。
　例）blue,red,yellow など

9-2.フォントサイズ

　入力するフォントサイズが変わります。

9-3.フォントサイズ補正

　全体的なフォントサイズが補正されます。
　canvas上のフォントサイズとPDF描画時にフォントサイズのズレを補正します。
　PDF上でのフォントの大きさが異なる場合に使用してください。

一括処理

10.バッチ処理csv

　入力読込→PDF出力を、csv分一括で実施します。
　全て読込PDFファイルと同じディレクトリで行います。
　同様に、PDF名と同じファイルにしてください。
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル%(ここに任意の情報)%.csv

例）
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M001.csv
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M002.csv
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M003.csv
　CSV名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M004.csv
　（一括処理）　↓
　PDF名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M001.pdf
　PDF名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M002.pdf
　PDF名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M003.pdf
　PDF名）ゼロワンスクール入会書_サンプル_M004.pdf　

その他

11.終了

　プログラムを終了します

12.ヘルプ

　このページヘ遷移します。

13.canvas

　読み込んだPDF、図形情報を描画します。

基本的な使い方（初回）

1.PDFを開く
　↓
7-4.文字
　↓
4.入力保存
　↓
2.PDF出力

基本的な使い方（２回目以降）

1.PDFを開く
　↓
3.入力読込
　↓　↑
（画面上微調整、またはcsvデータを編集）
　↓
4.入力保存
　↓
2.PDF出力

業務的な使い方

1.PDFを開く
　↓
7-4.文字
　↓
4.入力保存
　↓
（csvデータを複数作成 ※ネーミングルールあり）
　↓
10.バッチ処理csv

CSVレイアウト

CSVとは、カンマ区切りでデータが出来ているファイルです。
次の情報を含めたcsvファイルを使用してください。
・UTF-8
・BOM付き
・ダブルコーテーション無し

1行目は、ヘッダ行となります。
読み込み時に1行目はSkipします。
2行目から必要なデータを入力します。

列数	ヘッダ名	説明	データ例
1	page	ページ番号	1
2	obj	図形情報	Line,Rect,Arc,Text
3	x1	左上のx座標	50
4	y1	左上のy座標	50
5	x2	右下のx座標	200
6	y2	右下のy座標	100
7	text	文字列	ゼロワンスクール太郎
8	fsize	フォントサイズ	15
9	color	図形の色	black
10	font_core	フォント補正	2

ゼロワンスクール入会書_サンプル.csv

page,obj,x1,y1,x2,y2,text,fsize,color,font_core
1,Text,190.0,170.0,235.0,185.0,2022,12,black,2
1,Text,260.0,170.0,280.0,185.0,06,12,black,2
1,Text,310.0,170.0,330.0,190.0,13,12,black,2
1,Text,170.0,225.0,405.0,245.0,署名　太郎,12,black,2
1,Text,170.0,195.0,265.0,215.0,ショメイ　タロウ,12,black,2
1,Text,175.0,260.0,440.0,285.0,東京都台東区谷中１－２－３－４－５,12,black,2
1,Text,175.0,300.0,415.0,320.0,1234-4567-8910,12,black,2
1,Text,175.0,335.0,620.0,355.0,shomei_taro@shomei_shomei.mo.jp,12,black,2
1,Text,175.0,445.0,430.0,465.0,署名　二郎,12,black,2
1,Text,175.0,420.0,355.0,435.0,ショメイ　ジロウ,12,black,2
1,Text,175.0,505.0,465.0,530.0,署名第９小学校,12,black,2
1,Text,175.0,485.0,340.0,500.0,ショメイダイキューショウガッコウ,12,black,2
1,Text,180.0,545.0,230.0,565.0,2012,12,black,2
1,Text,260.0,545.0,280.0,560.0,09,12,black,2
1,Text,310.0,545.0,330.0,565.0,12,12,black,2
2,Text,495.0,850.0,535.0,865.0,2022,12,black,2
2,Text,565.0,850.0,585.0,865.0,06,12,black,2
2,Text,610.0,850.0,630.0,865.0,13,12,black,2
2,Text,495.0,885.0,630.0,905.0,署名　太郎,12,black,2
1,Line,475.0,625.0,475.0,650.0,,,black,
1,Line,475.0,650.0,535.0,650.0,,,black,
1,Line,505.0,625.0,595.0,625.0,,,black,
1,Line,475.0,715.0,475.0,740.0,,,black,
1,Line,475.0,740.0,595.0,740.0,,,black,
1,Line,600.0,620.0,600.0,710.0,,,black,
1,Line,600.0,705.0,510.0,705.0,,,black,
1,Line,510.0,705.0,510.0,680.0,,,black,
1,Line,510.0,675.0,475.0,675.0,,,black,
1,Line,565.0,645.0,565.0,680.0,,,black,
1,Line,565.0,680.0,540.0,680.0,,,black,
1,Rect,480.0,810.0,575.0,905.0,,,black,
1,Arc,495.0,540.0,530.0,565.0,,,black,

※フォントサイズ補正は、初回に読み込んだTextレコードから取得します。

ソースコード、ダウンロードはGitから

【重要】
画面ディスプレイの解像度をフルHD（1920x1080）を想定して作成しております。

ここからダウンロードできますが、環境設定が必要となります。
https://github.com/kinjoarata/PDFEditor2/tree/main/PDFEditor2