環境
Windows11 24H2,25H2で症状を確認
CodeMeter Runtime Serverがインストールされている
(オートチューンに付属している)
CPU, GPUはAMD
症状
Windows Updateが必ずインストールに失敗する.
ダウンロードは成功し,インストールの進捗が100%に達するところで失敗する.
解決策
win + Rからmsconfigを開き,「サービス」内のCodeMeter Runtime ServerとCmWebAdminを停止する.
(おそらくはRuntime Serverのみ停止すればよい)

発覚の経緯
2年ほど前からWindows Updateが正常に動作しない状況が続いていたのですが,Windows Updateの自動更新が動かない状態はある意味好ましかったので放置していました.
少し前に重い腰を上げて対策にあたったところ,とりあえずすべてのサービスを停止すればインストールが可能になることが発覚.その後,二分探索を行ってCodeMeterというソフトが原因であることを特定.
地道な二分探索,これが結局一番確実.
CodeMeterとは
WIBU-SYSTEMSが開発するライセンス管理とコピーガードを行うソフトウェア.
主に商業ソフトウェアで利用されているっぽいです.
特にCADソフトと音楽系ソフトに多いそう.
筆者の場合はどちらもインストールされており,最初はCADソフトを疑ったのですがこれはハズレ.
redditなどをあたってAuto-TuneがCodeMeterを使用していることを突き止めることに成功.
「プログラムと機能」からインストール日を確認すると,確かにAuto-TuneとCodeMeterが同じ日にインストールされていることがわかります.
(本当に2年放置していたこともわかります)
感想など
さて,これで「オートチューンを入れたらWindows Updateができなくなった」ということが分かったわけですが,正直こんな話は聞いたことがなく,環境依存性や相性問題が大きい気がします.同様の問題が生じた方や原因に心当たりがある方がいればぜひコメントいただきたい.
もう6年以上使っているPCなので何が悪さしているか分かったものではないのですが,何かの役に立つ記事になれば幸いです.
こういう謎のセキュリティソフトは本当になにしでかすかわかりませんね.
