こんばんは。10分で生産的なミーティングができるWebサービス「minmeeting」を開発している伊勢川です。
3月に突入し、もうすぐ新人エンジニアの皆さんも二年目の先輩エンジニアになることでしょう。そこで、余計なお世話ですが、二年目エンジニアが陥りがちな症状と予防法を何回かの連載で紹介しています。
昨日は少し意識が高い人の症例を紹介しましたが、本日は気が効く頑張りやさんがなりやすい症状をご紹介します。
雑用ホイホイ症候群
二年目ともなるとそれなりに仕事に慣れて、雑用も素早くこなせるようになります。しかし、素早くても雑用ばかりやっていると生産性はあがりません。雑用をホイホイ受けてしまって、自分の生産性も上がらないし、後輩の教育にもならない症状を「雑用ホイホイ症候群」と呼ぶことにします。
症例
仕事を頼まれたら、これまでやっていたことを放ったらかして、すぐそちらに着手してしまう。後勝ちで、ところてん式に以前のタスクが遅延していく。
あまり意味はないと思いつつも、先輩から引き継いだ雑用を、そのまま意味も分からずに後輩に引き継いでしまう。
逆に、新人にはもってこいの比較的簡単でちょっと勉強になる雑用も、これまでの流れで自分でこなしてしまう。
予防法
「この仕事、オレがやる必要ある?」という視点は大事ですが、だいたい1〜3年目くらいが振られる仕事は先輩たちが若手のためにちょうどいいだろうと思ってわざわざ段取りしてくれたような仕事が多いです。そのため、偉そうなことを言って突き返されるとがっかりします。ありがたく頂戴して自動化をしたり、誰でもできるようにドキュメントを整理したりするとよいでしょう。
小さな業務の自動化は勉強になるので、最初のうちは多少コスパが悪くても積極的に取り組むとよいでしょう。
自動化とドキュメンテーションをきちんとやっておけば、さらに上のレベルの仕事が来た際に、すぐに他の人に引き継ぐことができ、次のステージにスムーズに移行できるでしょう。
そして将来的には、そいういった雑用が本当にやる必要があるのかを判断し、辞める決断が下せる立場になってください。